旅行記



2024/08 奥穂高岳

奥穂高岳は、長野県/岐阜県にある3,190mの山で、
日本3位の高峰、北アルプス最高峰である。
穂高岳は17回目、穂高岳山荘は22泊目だ。
(2008/10、2010/10、2011/07、2012/08、2016/08、2017/08、2018/07、2019/08、
 2020/08,09、2021/07,09、2022/07、2023/07*2,08,09)

作戦概要は以下のとおり。
 1日目:CT6:10 上高地1120→1614涸沢
 2日目:CT2:50+1:20 涸沢0743→0936穂高岳山荘→奥穂往復
 3日目:CT1:20+7:20 奥穂往復→穂高岳山荘0905→1001涸沢1015→1203横尾1210→1428上高地
安全を重視してザイテンを往復するコースだ。

装備は、一部の食事を小屋に頼ることで火器を省き、軽量化した。
小屋が多く、クオリティも高い、北アならではの方法だ。
食料は足りなくなると大変なのでいつも多めに持参してしまうが、
北アならば足りなければ買えばいい。
ご飯は、徳沢、涸沢ヒュッテ、穂高岳山荘で買える。
涸沢小屋・穂高岳山荘ではお湯だけ貰うことも可能でアルファ米を作成できる。
また、野菜ジュースを横尾山荘で調達可能だ(今回はなかった)。

山中に2連泊するので、マットは2枚持参した。
これで快適に眠れる。
自宅出発時の重量は12.8kgで、水分2.8L、食料0.5kgだ。
歩き始めで体に装備するので、重量は11.9kg(水分2.3L)、
2日目で、重量は10.4kg(水分1.2L)
帰りは、穂高岳山荘でほぼ消費したので、下りは9.5kgくらいだろう。
10kg以下だとテント泊経験者だとスキップできるくらいの軽さになる。
このくらいまで軽くなると、何とかコースタイム通りかやや速いくらいで歩ける。

穂高岳山荘のテント場は今年は予約制が解除され先着順のため、
早めに到着したい。
登山道上の残雪はもう無く、アイゼンは不要だ。

穂高岳山荘は何度来ても最高だ。1年に2回くらいは行きたい。

" ようこそ、信じられない世界へ "


1日目



高崎から北陸新幹線で長野へ。



長野からは上高地直行バスに乗る。バスは15名ほどの乗車。隣席なし。
ほぼ満席だったのに空席が結構ある。
また、1列目・10列目・11列目は調整席となっていて基本的に空席である。
値段は、以前は往復5000円だったのが、片道5200円に大幅アップしているが、
隣席が空席であればこの値段でも納得ではある。


上高地に到着。1110。やや遅れた。
上高地インフォメーションセンターでシャワーを借りて汗を流そうと思ったが、
500円にアップしたのでやめる。
以前は3分で100円だったのだが、燃料費が上がっており値上げはやむを得ない。
1120に歩き始める。バスの中で準備をすると出発までが早い。
上高地〜横尾間は、頑張れば2時間ジャストで歩ける。


上高地〜明神間は、左岸道路が通行止めのため、右岸に迂回する。
このため1.2km遠回りになっていて歩くのがしんどい。


横尾。
横尾から涸沢方面は、横尾の橋が14時に通行禁止になるので、
14時までに急いで通過しないと涸沢まで行けず、横尾宿泊となってしまう。
横尾宿泊だと前泊感が強いが、涸沢宿泊なら山中泊感がある。
ぜひ涸沢まで入りたい。
しかし、何に基づく通行禁止なんだろう。
横尾山荘で涸沢方面が抑止されたら、
予定を変更して槍ヶ岳方面という作戦もある。
横尾から槍ヶ岳方面は特に時間制限が求められていない。


横尾からはいよいよ登山道。ここから穂高岳への入り口だ。
門限14時で、このときは1348に通過できた。
やはり上高地直行バスに乗れると余裕がある。


本谷橋はオアシス感がすごい。



涸沢ヒュッテに到着。標高2,310m。1614到着。
雨が降っていないので天気は十分だな。
上高地→涸沢では、4時間54分と、コースタイム6:10(左岸経由)より若干短縮した。
荷物が12kgと軽いと、やはり速い。
1日の行動時間は5〜6時間くらいまでにしておくと疲労が残らなくていい。


ご飯を食べることが可能。1杯300円。
6時〜16時半くらいまでやっている。
営業時間が長いので、補給で頼りになる。軽量化が可能。
涸沢小屋でも御飯がある。


今回搬入食料。
水2L、野菜ジュース800ml、その他固形物が500gほど。


テントを設営。コロナ対策で値段は2,000円にアップ。
さらに今回はコンパネがあったので借りた。これで平坦な床に寝れる。500円。


近くに雪渓がある。今年最後の雪を踏む。



警察詰め所前や、ヒュッテのデッキなど、
東方面が見通せる場所ではギリギリ電波が入るようだ。
どうも常念岳を超えてきた電波を拾っているっぽい。
しかし、ahamo4G化してほぼ通信できず。
電波増幅装置がある、ヒュッテ内か警察小屋前が良さそうである。


水不足の影響で、ペットボトルの水を500ml200円と安値で販売している。
以前は穂高岳山荘で300円だったが、今のご時世で、安くなるのはすごい。
では、暗くなってきたので寝る。19時就寝。
18時台には、槍ヶ岳山荘では時間122mmという猛烈な雨が降ったようだ。
いつものように槍ヶ岳方面で殺生ヒュッテまで行っていたら完全に喰らっていた。
危ないところだった。



2日目



6時起床。
モンベル#3(6℃まで)+マット2枚でぬくぬく。
南岳小屋気象データ(標高2,970m)では、9.9℃だった。
涸沢では11℃くらいだろう。スマホ温度は12.5℃。


撤収。



準備して山頂に向かおう。
ヒュッテでヘルメットをレンタルする。1000円。
重量を考えるとレンタルが効率がいい。
心配なら消毒すれば良さそうだ。では、行こう。


ザイテン取りつきまでは地震が起こると非常に危険かも。
このあたりは落石に注意だな。大規模に崩落があればひとたまりもない。
落石の流れを見極め、左右に回避することができるかもしれないが、
通常なら砂煙が上がるため、これに巻き込まれると視界を失い、回避もできなくなる。
ここからザイテンにとりつく。


穂高岳山荘についた。
穂高岳山荘への水供給施設が見える。水は命。
涸沢岳の雪渓の下を流れる僅かな雪解け水を90トン貯留しているとか。
ということは、雪が消える8月以降は結構大変なはず。
8月中旬くらまでは採水可能という。
採水できなくなると、水のパイプがなくなるので、判別できる。
90トンあれば10月後半の雪が降るまで何とかなるか。
このため、稜線上の小屋としては、比較的水が豊富である。これはありがたい。


小屋で補給する。
ご飯400円で、概ね朝5時から19時までやっている。


頂上に行こう。



頂上。



頂上の祠。



何も見えない。



ガスが多い。
雨がぱらついてきたので戻る。


山頂で1時間以上過ごした。いい感じに高所順応。
戻ろう。帰りも慎重に。


山荘では補給できていい感じ。



ご飯400円を2杯食べて補給する。
ご飯は以前は200円だった記憶があるが400円になっていた。
ペットボトルの水(500ml)は以前は300円だった記憶があるが400円になっていた。


超絶壁のテント場、寝相が悪かったら落っこちそう。
しかし、それよりも落石が心配だ。
例年だと、テント場がいっぱいになるとテント泊を断れるため、
奥穂山頂等でビバークになってしまったという話も聞く(奥穂山頂は5張程度)。
今年から67張の限定となり、場所も指定なので、早めに到着する必要がある。
コロナ対策で張数制限+値段も2,000円にアップしている。
張り切れなかったら、適当に設営すれば、受付はしてもらえる。
今日は平日のため余裕があった。


いつもの6番サイトに設営する。
ここは落石を受けにくくて安全っぽい。


記念撮影だな。夕方は長袖1枚では寒い。長袖3枚だ。



電波が通じる。
小屋ではおおむね問題なく電波が通じる。
高速通信はできないが、LINEのテキストやりとりくらいなら問題なし。
テント場のヘリポート上が、特に電波がいい。
暗くなってきた。


3日目



5時起床。
気温は13℃。実際には、もう少し下がっている。
モンベル#3(6℃まで)+マット2枚+ホッカイロ2枚でぬくぬく。
南岳小屋気象データ(標高2,970m)では、最低気温10.7℃だった。
こちらは標高2.980mのため、ほぼ同じである。
スマホ温度は13.2℃だったので10.7℃は妥当なところだ。


今日も頂上に行こう。



頂上。



笠ヶ岳・奥黒部方面。



上高地。



槍ヶ岳が見える。



涸沢。



前穂高。



ジャンダルム。



1時間ほど過ごしたので戻ろう。



小屋は補給が充実していて頼もしい。
営業時間も長く、テント泊でも頼りになる。これがなければ、12sまで軽量化できなかった。
帰りは、40Lザックに、マット1枚内蔵+1枚外付けまで荷物が減った。
おそらく9.5kgくらい。これなら非常に軽い。冬山の小屋泊より軽いかも。
盛夏なら40Lで3000mテント泊2〜3泊が可能。


ヘリが来ている。



降りよう。また来年、くればいい。



ザイテングラートを降りる。ヘルメット装着率は9割ほど。
ザイテンは滑落に注意。
ハイマツがあり一見大丈夫そうに見えるが、実は崖なので、落ちると死亡。
このため、崖際を歩かないようにする必要がある。厳重に注意。
ザイテン経由のルートは、このザイテンと穂高岳山荘直上だけ気を付ければOKなので、
奥穂高岳に登りたいなら最も安全なルートだ。


涸沢まで降りてきた。
テントも少ない。


ヒュッテでヘルメットの返却。



横尾まで降りてきた。ここまでくればほぼ下界。
救急車も来れる(2時間以上かかるが)。


徳沢では卵かけご飯を補給する。400円。



上高地まで戻ってきた。暑い。
インフォメーションセンターのシャワーを借りる。500円。
風呂セット(替えTシャツ・替え下着・タオル)が役に立つ。
風呂セットは重いが、預けるにも大変なので、穂高岳山荘まで往復している。
水は、穂高岳山荘500ml・400円+涸沢500ml・200円+徳沢500ml250円の計1.5L。
穂高岳山荘からは5時間ちょっとで戻ってこれる。今回は5時間20分くらいだ。
新島々方面へのバスはネットで予約制なので、横尾で予約しておけば待たずに乗れる。
今回は長野直行バスに乗る。
1500→1755だが、やや遅れる。
2203年より30分早くなり、いい感じに便利になった。
行きも帰りもこれに乗りたい。
値段もやや高いが、乗換なしだったり、上高地行き便は東京からの最速ルートだし、
空席になる確率が結構あることを考慮すると妥当な価格。


長野で新幹線に乗る。
1825の「はくたか」に乗る。
篠ノ井〜五里ヶ峰トンネルでは、いつも謎の210km/h制限が解除された。なんだろう。
長野からは新幹線に乗れば一気に高崎だ。ノンストップの「はくたか」なら僅か40分。
新幹線は速くて快適、ただし高いのが難点。

諸費用は、
・テント2泊 4500円
・レンタルヘルメット 1000円
・ご飯5杯 1800円
・水500ml7本 2050円
・徳沢の食事 400円
・シャワー 500円
・トイレ 回数不詳
などなど。

以上、無事に帰還、総費用39k。