旅行記
2024/03 両神山
両神山は埼玉県にある1,723mの山である。百名山選定。
今回もメインとなる日向大谷(ひなたおおや)ルートだ。
自宅からも近く、お手軽に行ける山である。
今日は1泊2日の行程でテント泊で行くことにしたものだ。
途中には清滝小屋という快適な県営の小屋がある。
営業休止から10年経っているが、小鹿野町が管理をしていて、
小屋やトイレはもちろん、布団もちゃんと綺麗だし、よく管理されている。
広くて明るいテント場もあり、ゆるキャンに最適な立地だ。
冬の両神山は人も少なく、静かな宿泊が楽しめる。
今回は清滝小屋に2人の宿泊だった。
土日のためどこの宿も満室で困っていたところ、
テント泊で行ける谷川岳などは冬型が強くて無理、
そこで両神山くらいまでなら何とか可能だろうということで両神山にしたものだ。
1日目
今回は電車で両神山を目指す。
先日の冷たい雨で、秩父はアメダス秩父で2cmを記録したが、
今でも三峰口駅(標高310m)でも積雪になっている。
三峰口駅からバスに乗る。
バスで日向大谷口。標高630m。
登山口の駐車場は4つあるが、上から2つ目は2019年台風19号の豪雨で大崩落。
バスだと上から2つ目の駐車場まで行ける。
日向大谷からスタート。
トラバースが多いので要注意。
落ちると大破か死亡するような斜面が多く、気が抜けない。
小屋までには、途中、1か所、ベンチなどがある休憩ポイントがある。
会所から上は、落ちると落ちた先が崖になっているところがあり、
死者が多数出ているポイントがある。要注意。
ヘルメット装着で慎重に。
会所から上は、落ちると落ちた先が崖になっているところがあり、
死者が多数出ているポイントがある。要注意。
沢沿いを登る。
井戸手前の崩落部分は少し歩きやすく改善されていた。
弘法井戸は水が出ている。しかし、小屋の水場のほうがよさそうだ。
ここの上がテント場になっていることもある。
清滝小屋。標高1,280m。
小屋に宿泊荷物をデポし、頂上へ向かう。
積雪は10cm程度。6本アイゼンを使用。チェーンスパイクでもいいかも。
両神神社。
まもなく頂上。
頂上。
宝登山が見える。左下のゴルフ場がある山だ。
右には新幹線熊谷駅。
武甲山の奥には東京スカイツリーが見える。
こちらは大宮駅が見える。
三角点。
奥秩父方面。
八ヶ岳は冬型が強く、美ケ原の奥で雲に包まれている。
西上州だな。
かっこいい。
ここからは本庄早稲田駅が見える。
早稲田の森の山に隠れ、駅舎自体は見えない。
つまり、大宮〜熊谷〜本庄早稲田の新幹線が見えるわけだ。
では、山頂で1時間ほど休憩したので下ろう。
清滝小屋に戻ってきた。
小屋の冬用水場は利用可能。
水がしんしんと湧き出していて、とてもありがたい。水は命。
今回搬入食糧。
小屋の中は火気厳禁だったが、
いつのまにか「必要最小限度の火器の利用は可能」と掲示があった。
このためアルファ米のお湯を沸かす程度であれば、おそらく必要最小限度の範囲内だろう。
記念撮影だな。頂上で撮影しなかったため。
暗くなってきた。
2年前のシーズンは、小屋の中をコウモリが飛び回っていて気味が悪いという報告があったが、
コウモリは見かけなかった。
いまのご時勢では、コウモリは山であまり見たくない動物だ。
東京の夜景が見える。携帯電話の電波も通じる。
以前は頂上でも3Gの電波が通じたが、3G非対応のahamoとなり、頂上では圏外になった。
18時過ぎに1人到着し、小屋では2人になった。
では、寝る。
2日目
6時起床。
スマホ温度が0℃だったので、今日はなかなか暖かかった。
小屋内の温度が0℃以上になると、虫が出てくるのが難点。今回は見かけず。
やはり0℃までなら大丈夫だ。
4℃では見たことがある。
明るくなってきた。
小屋内で朝飯を食べる。
では、下ろう。
落ちたら大破〜死亡だ。慎重に下る。
積雪が凍っていて要注意。アイゼン必携。
慎重に。
日向大谷に戻ってきた。
気温は6℃と暖かい。
バス待ちの間、補給する。
日向大谷口からバスで三峰口まで行く。
三峰口駅からは秩父鉄道。
かっこいい。
以上、無事に帰還。総費用 9k。