旅行記
2024/02 谷川岳(肩避難小屋泊)
谷川岳は群馬県と新潟県の上越国境にある1,977mの山である。
冬になっていい感じに雪が降るようになってきた。
そこで谷川岳である。
まだ谷川岳の積雪は110cmほどと例年よりだいぶ少ない。
100cmくらいまでなら途中の熊穴沢避難小屋が利用可能で、
貴重な中継ポイント・避難ポイントになるので、谷川岳にチャレンジできる。
積雪量の判断については、2019年11月からサービス開始になった、
気象庁の「今後の雪」が便利。
これまでの傾向では、
ロープウェイの報告よりやや少なめになる(5kmメッシュのためだろう)が、
多い少ないの参考にはなる。
山行での参考にしたい。
今回は4人のみの宿泊で、快適に宿泊できた。
なお、今回で109回目の谷川岳だ。
1日目

今回は始発から2番目の乗り継ぎで、在来線で谷川岳ロープウェイを目指す。
始発乗り継ぎだと、0850ロープウェイ駅着だが、実際には混雑して10分くらい遅れることが多く、
チケット購入待ち10分、ロープウェイ乗車待ち10分くらいかかり、
実際に乗れるのは0910〜0920ごろになることが多い。
一方、始発から2番目の乗り継ぎだと、登山者はほぼいないためすいており、0920着で、
すぐに購入・乗車できるので、あまり変わらない時間で乗れる。
日帰りだと始発以外ありえないが、泊まりなら、1本遅らせるのが快適だな。
ちなみに、今回は始発のバスは上毛高原駅で満車で、水上からは乗車できなかったようだ。
乗車できなかった人たちはこの2番目のバスになったようだ。
2番目のバスは、座席を1人で2席使える程度の混雑。

ロープウェイに乗り天神平へ。
天神平では積雪110cmほど。

天神平から歩き始める。
ロープウェイの値段は、2,100円→3,000円に大幅アップ。世間の物価上昇を追従している。
さらに手荷物料金が必要になる(往復740円)。
雪がちらついているが、問題なくトレースがある。

アイスバーン要注意。

熊穴沢避難小屋手前の岩場は通常だと大渋滞だが、7分待ちで通過。
時間が遅いと問題ない。

熊穴沢避難小屋は、何とか掘り出して利用可能なレベル。
ブロック2段分40cm高くなっているので、多少の積雪なら問題なく利用できる。

小屋は頼りになる。泊まることは少ない(これまで3回)が、貴重な中継点だ。

群馬県の防災ヘリが飛来。
どうも、昨日、行方不明者が出たのを捜索しているようだ。
天狗の留場付近から滑落したようで、
雪が硬く、風も強かったため、非常に危険なコンディションだった。

ピックアップして飛んで行った。
飛んでる飛行機を上から撮るのはなかなか絵になるな。

ここから先は強風でつらい。

肩の小屋に逃げ込む。
小屋は先客の3人パーティ(ベトナムから来日して働いているとか)がいた。
小屋で昼飯を食べる。
前日は、ここで下山できずに、今朝、警察とともに下山した人がいたようだ。
緊急用物資の棚が開けられていたので、警察の指示のもと開けたのだろう。

今回搬入食料。
水は、飲料水2L。
火気を持参しているのでいくらでも雪を溶かして水を調達できる。

13時半ごろになるとガスが晴れてきた。

せっかくなので頂上に行こう。

いい感じ。

マチガ沢がすごい。

トマオキ間は森林限界オーバーのアルパイン的な感じ。

尾瀬方面。

関東は晴れている。

越後側は雲海。

東尾根はトレースがある。すごい。

記念撮影だな。

頂上も意外と斜度があり、要注意。


頂上でしばらくゆっくりしていると、アメリカ海兵隊のF-35Bが2機飛来。
意外と静かである。あまりパワーを入れていないのかもしれない。
では、小屋に戻ろう。

夜は関東の夜景がきれいだ。
夜は-13℃と冷え込んできた。
小屋の中でも結構寒い。
水は凍ってしまうので、火器がないと水も飲めない。
照明は4WのLEDでそこそこ明るく、快適である。
4WのLEDは、40型電球と同じなので、自宅のトイレ・玄関・廊下くらいの明るさという感じ。
もし1人が寂しいなら、LED照明(1W)を点灯したまま寝るのがいい。
では、寝る。20時就寝。
2日目
モンベル0#(-7℃まで)+メスナー(15℃まで)+ホッカイロ4枚+ダウン上下でぬくぬく熟睡。
スマホ温度が0℃だったので、気温は‐2℃くらいか。
室内で水は凍った。

気温は‐13℃だ。

夜は晴れていたが、朝は暴風雪。

先に出発するベトナム人パーティ3人組とここで分かれる。
お互いに写真を撮り合う。ありがとうございました。
お互いの無事下山を誓い合う。

視界もなく、雪も硬く、結構危険だ。
ピッケルがあったほうがいい。今回はダブルストックで行ったが、それなりに危険である。
視界は、沼田山岳会の赤旗を追いかければ大丈夫である。

ここで先に出発した3人PTを追い抜く。

避難小屋は掘り出されている。助かる。
このあたりまで来ると風も弱くなり、一安心。

天神平に戻ってきた。

ロープウェイ駅から水上駅まではバス。
ロープウェイ駅9時発の始発バスに乗る。
水上駅からは在来線で戻る。
上牧駅付近では、雲に包まれた上越国境の山々が見える。
今日はこれでは無理だな。
以上、無事に帰還。総費用 20k。