旅行記



2023/07 奥穂高岳

奥穂高岳は、長野県/岐阜県にある3,190mの山で、
日本3位の高峰、北アルプス最高峰である。
穂高岳は14回目、穂高岳山荘は18泊目だ。
(2008/10、2010/10、2011/07、2012/08、2016/08、2017/08、
 2018/07、2019/08、2020/08、2020/09、2021/07、2021/09、2022/07)

作戦概要は以下のとおり。
 1日目:CT6:10 上高地1130→1630涸沢
 2日目:CT4:10 涸沢0815→1035穂高岳山荘
 3日目:CT1:20 奥穂往復
 4日目:CT6:40 穂高岳山荘0755→0900涸沢→1050横尾1055→1300上高地
安全を重視してザイテンを往復するコースだ。

装備は、一部の食事を小屋に頼ることで火器を省き、軽量化した。
小屋が多く、クオリティも高い、北アならではの方法だ。
食料は足りなくなると大変なのでいつも多めに持参してしまうが、
北アならば足りなければ買えばいい。
ご飯は、徳沢、涸沢ヒュッテ、穂高岳山荘で買える。
涸沢小屋ではお湯だけ貰うことも可能でアルファ米を作成できる。
穂高岳山荘でもお湯だけ貰えるかも。
山中に3連泊するので、マットは2枚持参した。
これで快適に眠れる。
歩き始めの重量は12.3kgで、水分2.8L、食料0.5kgだ。
穂高岳山荘でほぼ消費したので、下りは9.0kgくらいだろう。
10kg以下だとテント泊経験者だとスキップできるくらいの軽さになる。

穂高岳山荘のテント場は今年は予約制が解除され先着順のため、
早めに到着したい。
登山道上の残雪は、ザイテンの最上部で20mくらい、涸沢手前で残っているのみで、
ステップも切られているため、穂高岳山荘に来るような人ならアイゼン不要だ。

穂高岳山荘は何度来ても最高だ。1年に2回くらいは行きたい。

" ようこそ、信じられない世界へ "


1日目



高崎から北陸新幹線で長野へ。



長野からは上高地直行バスに乗る。
バスは30名ほどの乗車でほぼ満員、だが、途中から隣席なしの席をゲットできた。


上高地に到着。1110。
上高地インフォメーションセンターでシャワーを借りて汗を流そうと思ったが、
500円にアップしたのでやめる。
以前は3分で100円だったのだが、燃料費が上がっており値上げはやむを得ない。
1130に歩き始める。バスの中で準備をすると出発までが早い。
上高地〜横尾間は、頑張れば2時間ジャストで歩ける。


横尾から涸沢方面は、横尾の橋が14時に通行禁止になるので、
14時までに急いで通過しないと涸沢まで行けず、横尾宿泊となってしまう。
横尾宿泊だと前泊感が強いが、涸沢宿泊なら山中泊感がある。
ぜひ涸沢まで入りたい。


行こう。



徳沢では卵かけご飯400円を食べる。



横尾からはいよいよ登山道。ここから穂高岳への入り口だ。
門限14時で、このときは1345に通過できた。
やはり上高地直行バスに乗れると余裕がある。


14時まで。



本谷橋はオアシス感がすごい。



登る。



だいぶ上がってきた。
雪渓が残る。


涸沢ヒュッテに到着。標高2,310m。
テントを設営。コロナ対策で値段は2,000円にアップ。


設営。
260張だったとか。結局もう少し増えたので300張くらいだったらしい。


今回搬入食料。
水2L、野菜ジュース800ml、その他固形物が500gほど。


ご飯を食べることが可能。300円。
6時半〜17時半くらいまでやっている。


警察詰め所前や、ヒュッテのデッキなど、東方面が見通せる場所ではギリギリ電波が入るようだ。
どうも常念岳を超えてきた電波を拾っているっぽい。
しかし今日は電波が通じない。天気が悪いからだろう。
暗くなってきたので寝る。


2日目

6時起床。
モンベル#3(6℃まで)マット2枚でぬくぬく。
気温はスマホ温度で14℃、テント内で13℃、外気温で12℃くらいだろう。
このくらいの温度だと、寝るときには寝袋のジッパーを閉めずに寝てちょうどいい。
朝は寝袋を閉めてちょうどいいくらいになる。


朝起きると気温は15℃と上がってきた。



準備して山頂に向かおう。
ヒュッテでヘルメットをレンタルする。1000円。重量を考えるとレンタルが効率がいい。
心配なら消毒すれば良さそうだ。
では、行こう。


テントが多い。



涸沢小屋では、ペットボトルの水も補給可能。



ザイテン取りつきまでは地震が起こると非常に危険かも。
このあたりは落石に注意だな。大規模に崩落があればひとたまりもない。
落石の流れを見極め、左右に回避することができるかもしれないが、
通常なら砂煙が上がるため、これに巻き込まれると視界を失い、回避もできなくなる。


雪はほとんどない。しかし、穂高岳山荘の手前に20mくらいある。



あと少し。
穂高岳山荘への水供給施設が見える。水は命。
涸沢岳の雪渓の下を流れる僅かな雪解け水を90トン貯留しているとか。
ということは、雪が消える8月以降は結構大変なはず。8月中旬くらまでは採水可能という。
90トンあれば10月後半の雪が降るまで何とかなるか。
このため、稜線上の小屋としては、比較的水が豊富である。これはありがたい。
穂高岳山荘手前には残雪が20mほど。
しかし、ステップやロープもあるので、アイゼン無しでも何とかなる。


穂高岳山荘。



設営。



設営。



ご飯400円を2杯食べて補給する。
ご飯は以前は200円だった記憶があるが400円になっていた。
ペットボトルの水(500ml)は以前は300円だった記憶があるが400円になっていた。


超絶壁のテント場、寝相が悪かったら落っこちそう。
しかし、それよりも落石が心配だ。
例年だと、テント場がいっぱいになるとテント泊を断れるため、
奥穂山頂等でビバークになってしまったという話も聞く(奥穂山頂は5張程度)。
今年から67張の限定となり、場所も指定なので、早めに到着する必要がある。
コロナ対策で張数制限+値段も2,000円にアップしている。
張り切れなかったら、適当に設営すれば、受付はしてもらえる。


気温は11℃。



増えてきた。



絶壁。
こんな感じ。涸沢では今日は400張だったそうだ。


ご飯は400円。



涸沢にはヘリが飛来。



日が暮れる。



寝よう。
もう19時には寝静まっているテントが多い。朝は2時くらいから動き出す人が出てくる。
おそらく西穂方面へだろう。



3日目



4時起床。
モンベル#3(6℃まで)+マット2枚+ホッカイロ1枚でやや寒い。
気温は6.5℃くらいだろう。
槍ヶ岳山荘気象データでは、最低気温7.6℃だったが、それよりもやや低い理由は不明。


もう動き出している。



暁の地平線。



朝日。



朝日にてらされる。



いい感じに赤くなっている。



日が上がるとすっかり普通に。



ご飯400円を2杯食べて補給する。



奥穂高岳へ。
サブザック10Lに必要物資を入れる。


山頂。
ジャンダルムがよく見える。人によっては奥穂よりも人気があるかも。


笠ヶ岳。



黒部方面。
槍ヶ岳もばっちり。


東方面は雲が多い。



前穂方面。



立山・剣が見える。



いい感じ。



上高地。



1週した。



日が上がるとまた景色が違うな。



記念撮影。



少し離れた場所が落ち着いてていい。
影はキジ場になっている。


山頂展望版。



ジャンダルムにはりつく人が見える。



前穂の滑落の救助に来たヘリが。



祠。



奥穂高岳ダイレクトルンゼの起点である。1歩だけ踏み入れることも可能。それ以上は危険。



戻ろう。



山荘に戻ってきた。



ヘルメット+10Lサブザックの構成だ。10Lサブザックは120gくらいでいい感じ。



山荘で補給。



気温は16℃と高い。



山荘は誰もいない。平日なので空いている。



今日は最下段のいい場所に設営できた。風もない。テラスの宴会がややうるさいか。



絶壁テント場だ。



記念撮影。



横80cmでちょうどいいくらいだな。
軽量化と耐風性向上のため、もう少し天井が低くてもいい。
寝ようとすると、小屋前のテラスで若者が大騒ぎでヨガをやっていて楽しそうな声が聞こえてくる。
が、20時40分になると静かになったので寝る。
小屋の消灯時間で終わりにしたということだろう。

寝よう。


4日目



4時起床。
モンベル#3(6℃まで)+マット2枚+ホッカイロ4枚でぬくぬく。
気温は外気温で7℃。
槍ヶ岳山荘の気温測定データでは、最低気温8.6℃とのことだったが、
それよりもやや低いのは謎。


今日はテントを張ったまま、とりあえず山頂往復し、テントが乾いたあと、撤収する。



もうほぼ全てのテントが撤収済みだ。



山頂。



再び山頂標識。



戻ってきた。



帰りは、40Lザックに、マット1枚内蔵+1枚外付けまで荷物が減った。
おそらく9.0kgくらい。これなら非常に軽い。冬山の小屋泊より軽いかも。
盛夏なら40Lで3000mテント泊3泊が可能。


では、下山しよう。



最初は雪渓があり注意。



注意。



ザイテングラートを降りる。ヘルメット装着率は8割ほど。
ザイテンは滑落に注意。
ハイマツがあり一見大丈夫そうに見えるが、実は崖なので、落ちると死亡。
このため、崖際を歩かないようにする必要がある。厳重に注意。
ザイテン経由のルートは、このザイテンと穂高岳山荘直上だけ気を付ければOKなので、
奥穂高岳に登りたいなら最も安全なルートだ。


だいぶ降りてきた。



下りも慎重に。



涸沢まで降りてきた。



テント場。
ヒュッテでヘルメットの返却。


涸沢から見る穂高岳山荘は天界の小屋といった趣。



涸沢のすぐ下にある雪渓は注意。アイゼンがなくても通過可能。



横尾まで降りてきた。ここまでくればほぼ下界。救急車も来れる(2時間以上かかるが)。
徳沢では、毎度、卵かけごはんを食べるのだが、時間がないため通過する。


上高地まで戻ってきた。暑い。
水は、涸沢500ml・400円+横尾500ml300円+徳沢540ml220円+新島々540ml130円の計2L。
穂高岳山荘からは5時間ちょっとで戻ってこれる。
横尾〜上高地は2時間ジャストだ。


バスに乗る。予約制なので列に並ぶ必要はない。便利。



上高地から新島々駅へ。



新島々駅からは電車。



松本駅からはWVしなのに乗り、長野駅へ。



長野からは新幹線に乗れば一気に高崎だ。ノンストップの「はくたか」なら僅か40分。
新幹線は速くて快適、ただし高いのが難点。

以上、無事に帰還、総費用40k。