旅行記



2022/05 尾瀬(至仏山・燧ヶ岳)

5月連休なので山開きした尾瀬である。
今回は3泊4日で尾瀬の至仏山・燧ヶ岳に登る作戦だ。

1日目 鳩待峠→至仏山→鳩待峠→山ノ鼻
2日目 山ノ鼻→見晴→燧ヶ岳→見晴
3日目 見晴→尾瀬ヶ原→見晴
4日目 見晴→山ノ鼻→鳩待峠

ザックは60Lに満載だ。
寝袋は、モンベル0#(-7℃まで)+メスナー(15℃まで)である。
マットは2枚持参。雪上キャンプなので断熱はしっかりしたい。
行き帰りとも2枚外付けである。

アイゼンは10本アイゼンを持参、燧ケ岳で使用した。
フルアイゼンでなければ撤退していた。ピッケルもあったほうがよい。


1日目



沼田からバスで戸倉へ。
戸倉からバスに乗り鳩待峠へ。
鳩待峠からスタート。
出発前に補給していく。ご飯2杯、600円だ。


今年は雪が少ないようだ。2016年のときよりやや多い程度か。
それでも平ヶ岳には行った記録があるが、かなりの藪漕ぎということだった。


トラバース気味に登っていく。



登ると見晴らしが良くなる。
小至仏山のトラバースは注意。とはいえ、雪崩たり落ちるほどではない。


頂上が見えてきた。



頂上到着。



三角点。



上越国境。



平ヶ岳。



燧ケ岳が見える。



日光白根山。



武尊山。



記念撮影だな。
ダウンを着るほどでもない。


では、頂上で2時間過ごしたので下ろう。
下りではルート取りに注意。トレースがない場合、赤リボンを見落とさないように。


鳩待峠についた。



再び補給。
16時までということになっているが、早期終了していたので、早めに注文が重要。


山ノ鼻に下る。



山ノ鼻。
別荘を建設。ロープで区切られているのでかなり混んでいる。
時間に余裕があれば、見晴らしまで行ってしまうのが快適だろう。


今回搬入食料。



日が傾いてきた。
テント代は1000円に上がっている。
日帰り入浴は基本的にできない(閑散期なら可能な場合もある)。

陽が沈んだ。19時就寝。


2日目



翌朝。
気温は0℃だが、夜はもう少し冷え込んだかも。
暖気が来ているので、雪があるのに非常に暖かい。


明るくなってきた。



いい天気。



この池塘だけ雪が残っている。謎。



竜宮小屋。



見晴らしが近づいてきた。



見晴についた。



では、燧ケ岳を目指す。
見晴からは樹林帯をゆるやかに登っていく。
途中、燧ケ岳方面への分岐は、上水道施設から登り1分ほどの場所にあり、
「高山植物」と書かれたA3くらいの鉄看板と、
ヒウチと木の幹にスプレーで書かれているのですぐに分かる。
例年だと分岐点に標識はない(雪で埋まっている)から、うっかりして直進する人多し。


そこからは旧見晴新道を登っていく。
沢沿いの旧見晴新道のほうが傾斜が緩く、安全だ。


ただし、携帯電話の電波はなく、人も通らないため、怪我すると終わる。



滑落に要注意。
落ちると死にはしないが、大破しそう。アイゼン必須。ピッケルもあったほうがいい。


登る。



夏道と合流。



稜線に上がるところは2mくらいの雪壁になっていて、例年難しいところだ。
今回はステップがあり、何とか通過できた。


県警ヘリが通過。



登る。



燧ケ岳の頂上だ。



上越国境方面。



三角点ピークへは、急勾配になっていて非常に危険。
落ちる方向によっては崖になっているので非常に危険。


日光が見える。



尾瀬沼がかっこいい。



尾瀬ヶ原。



記念撮影だな。



では、頂上で3時間過ごしたので、下ろう。



雪壁は慎重に降りる。
ここからトレースがない旧見晴新道に降りる。


ここまでくれば一安心。



見晴まで戻ってきた。
広々していて、宿泊環境は山ノ鼻よりよい。
トイレ裏の浄化槽ではコンクリート面が出ているのでここに寝れば水平で快適だが、
見晴休憩所が宴会基地になっていて非常にうるさいため、休憩所に近い場所はNG。
ちなみに見晴休憩所は火気厳禁だが、ひとたび宴会になればそんなことお構いなし。
浄化槽のところにはフキノトウが自生しているので、回収して食べている人もいた。
食料を現地調達すれば荷物を大幅に減らせるが、
国立公園特別保護地区なので大臣の許可が必要になるため、素人には難しいだろう。


桧枝岐小屋で焼肉定食、+100円払ってごはん大盛りにしてもらう。
以前は1,300円だったが、1,500円にアップしたうえ、小鉢2つがなくなって少し寂しい。
定食感が減った感じがする。
なお、尾瀬小屋では、2,200円で夕食、1,800円で朝食も食べられる。
そちらはおそらくご飯お替り自由のはずである(2021年9月時点の記憶)。


テントを張る。
小屋も6件のうち2件が営業している。
桧枝岐小屋の食堂は、6時~19時くらいまで営業していて補給に便利。


風呂も入れる。
入浴時間1740~1830、繁忙期は早めに行って並んでおくのがいい。定員3人に絞っている。


暗くなってきた。

20時就寝。


3日目

7時起床。



気温12度。
モンベル0#(-7℃まで)+マット2枚+毛布2枚+ホッカイロでぬくぬく熟睡。
毛布があるので氷点下でもぜんぜんいけるはず。
毛布2枚もあるので、かなり寝やすい。


今日は尾瀬ヶ原へ。



橋は整備中。



東電小屋。



人が少ない。



ヨッピ橋はまだ床版がかかってない。要注意。
河は雪解け水でほぼ0℃であり、落ちたら手足が動かなくなり、おそらく死亡する。


竜宮小屋方面に周回。



浮島が。


見晴らしに戻ってきた。



再び焼肉定食。



暗くなってきた。
21時就寝。


4日目



休憩所があるので非常に便利。なお、火気厳禁である。
バーナーを展開しているのは、別の場所で火気を使ってここに持ってきただけである。
ここでは使っていない。


気温15℃と暖かい。



撤収しよう。



ドコモの電波が入る。すごい。
鳩待峠からの電波を増幅しているとのこと。
おそらく鳩待峠から見晴方面に指向性のビームを発射している。


戻る。



山ノ鼻はテントが少ない。悪天候予報なのでこんなもんだな。



鳩待峠に戻る。



戸倉まで連絡バス、戸倉~沼田駅までは関越交通バス。
沼田駅からはJR線等を乗り継いで帰宅する。

尾瀬内での金銭使用は以下の通り。
ご飯 300x4
焼肉定食ご飯大盛り 1,600
焼肉定食ご 1,500
水500mlペットボトル 400
入浴 1,000x2
テント場(毛布2枚込み) 1,400x2
計9,500+トイレチップ(金額不明)

以上、無事に帰還、総費用29k(うち減価償却費7k)。