旅行記
2022/07 奥穂高岳
奥穂高岳は、長野県/岐阜県にある3,190mの山で、
日本3位の高峰、北アルプス最高峰である。
穂高岳は13回目、穂高岳山荘は16泊目だ。
(2008/10、2010/10、2011/07、2012/08、2016/08、2017/08、
2018/07、2019/08、2020/08、2020/09、2021/07、2021/09)
作戦概要は以下のとおり。
1日目:CT6:10 上高地1135→1645涸沢
2日目:CT4:10 涸沢0555→0805穂高岳山荘→奥穂往復→穂高岳山荘
3日目:CT6:40 穂高岳山荘0600→0720涸沢→0920横尾0930→1145上高地
安全を重視してザイテンを往復するコースだ。
装備は、一部の食事を小屋に頼ることで火器を省き、軽量化した。
小屋が多く、クオリティも高い、北アならではの方法だ。
食料は足りなくなると大変なのでいつも多めに持参してしまうが、
北アならば足りなければ買えばいい。
ご飯は、徳沢、涸沢ヒュッテ、穂高岳山荘で買える。
涸沢小屋ではお湯だけ貰うことも可能でアルファ米を作成できる。
山中に2連泊するので、マットは2枚持参した。
これで快適に眠れる。
歩き始めの重量は13.8kgで、水分2.8L、食料1kgだ。
穂高岳山荘でほぼ消費したので、下りは10.0kgくらいだろう。
10kgくらいだとテント泊経験者だとスキップできるくらいの軽さになる。
穂高岳山荘のテント場は今年から予約制が解除され先着順のため、
早めに到着したい。
登山道上の残雪は、ザイテンの最上部で20mくらい残っているのみで、
ステップも切られているため、穂高岳山荘に来るような人ならアイゼン不要だ。
穂高岳山荘は何度来ても最高だ。1年に2回くらいは行きたい。
" ようこそ、信じられない世界へ "
1日目

高崎から北陸新幹線で長野へ。

長野からは上高地直行バスに乗る。
バスは15名ほどの乗車ですいている。

横尾から涸沢方面は、横尾の橋が14時に通行禁止になるので、
14時までに急いで通過しないと涸沢まで行けず、横尾宿泊となってしまう。
横尾宿泊だと前泊感が強いが、涸沢宿泊なら山中泊感がある。
ぜひ涸沢まで入りたい。

上高地に到着。1110。
上高地インフォメーションセンターでシャワーを借りて汗を流そうと思ったが、
コロナ対策でやっていない。
1135に歩き始める。バスの中で準備をすると出発までが早い。
上高地〜横尾間は、頑張れば2時間ジャストで歩ける。

徳沢。

横尾からはいよいよ登山道。ここから穂高岳への入り口だ。
門限14時で、このときは1355に通過できた。
やはり上高地直行バスに乗れると余裕がある。

本谷橋はオアシス感がすごい。

登る。

だいぶ上がってきた。

涸沢ヒュッテに到着。標高2,310m。
テントを設営。コロナ対策で値段は2,000円にアップ。

今回搬入食料。
水2L、野菜ジュース800ml、その他固形物が約1kgほど。

土曜日とあって大混雑。

気温は16℃と涼しい。

警察詰め所前や、ヒュッテのデッキなど、東方面が見通せる場所ではギリギリ電波が入る。
どうも常念岳を超えてきた電波を拾っているっぽい。

氷河湖がまだ残る。
暗くなってきたので寝る。
2日目
6時起床。
モンベル#3(6℃まで)マット2枚でぬくぬく。
気温はスマホ温度で13℃、テント内で12℃、外気温で11℃くらいだろう。
このくらいの温度だと、寝るときには寝袋のジッパーを閉めずに寝てちょうどいい。
朝は寝袋を閉めてちょうどいいくらいになる。

朝起きると気温は13℃と上がってきた。

準備して山頂に向かおう。

今日はよく晴れている。
ヒュッテでヘルメットをレンタルする。1000円。重量を考えるとレンタルが効率がいい。
心配なら消毒すれば良さそうだ。
では、行こう。

ザイテン取りつきまでは地震が起こると非常に危険かも。

雪はほとんどない。数歩という感じ。しかし、穂高岳山荘の手前に20mくらいある。

このあたりは落石に注意だな。大規模に崩落があればひとたまりもない。
落石の流れを見極め、左右に回避することができるかもしれないが、
通常なら砂煙が上がるため、これに巻き込まれると視界を失い、回避もできなくなる。

あと少し。
穂高岳山荘への水供給施設が見える。水は命。
涸沢岳の雪渓の下を流れる僅かな雪解け水を90トン貯留しているとか。
ということは、雪が消える8月以降は結構大変なはず。
90トンあれば10月後半の雪が降るまで何とかなるか。
このため、稜線上の小屋としては、比較的水が豊富である。これはありがたい。

見晴らしがいい。

穂高岳山荘手前には残雪が20mほど。
しかし、ステップやロープもあるので、アイゼン無しでも何とかなる。

穂高岳山荘。

ご飯400円を2杯食べて補給する。
ご飯は以前は200円だった記憶があるが400円になっていた。
ペットボトルの水(500ml)は以前は300円だった記憶があるが400円になっていた。

奥穂高岳へ。
レインウェアだけ着て空身で向かおう。
空身とはいえ、財布・スマホ・モバイルバッテリー・ココヘリ・デジカメはポケットに入れている。
ザックの天蓋を分離できればいい感じかも。

手前の残雪は注意。これがなくなれば完全無雪期か。2021-2022シーズンの最後の雪上歩行かも。

もうちょっと。

山頂。
ジャンダルムがよく見える。人によっては奥穂よりも人気があるかも。

笠ヶ岳。

黒部方面。

槍ヶ岳もばっちり。

東方面は雲が多い。

前穂方面。

上高地。

上高地。

山頂標識だ。

ザイテンが見える。

ジャンダルム方面も行っている人多し。

山頂の神社。ここが最高地点。

ここで大阪伊丹発新潟行きのボンバルディア機が通過。
高度17,000ft、相対高度差は2,000mほど。かなり良く見えてそう。

記念撮影だ。

次は警察ヘリが来た。
右上は長野県警のヘリで、どうも涸沢ヒュッテで新型コロナウイルス感染症の陽性者が出たそうで、
その搬送のためと思われる。
それ以外の3枚は、岐阜県警ヘリで、天狗岳のあたりで滑落、死者が出たため。

いったん穂高岳山荘のテント場の様子を見に行く。
1030から受付なので、受付せずに山頂に行ったが、その間に一杯になったら困る。

12時ではまだ余裕があるようだ。再び山頂に戻る。

次は個人所有の飛行機が通過。

山頂のお供え物の日本酒がすごい。

戻ろう。

かっこいい。

設営。

いい感じ。

超絶壁のテント場、寝相が悪かったら落っこちそう。
しかし、それよりも落石が心配だ。
例年だと、テント場がいっぱいになるとテント泊を断れるため、
奥穂山頂等でビバークになってしまったという話も聞く(奥穂山頂は5張程度)。
今年から67張の限定となり、場所も指定なので、早めに到着する必要がある。
コロナ対策で張数制限+値段も2,000円にアップしている。

こんな感じ。

電波も通じる。
普通にサクサクと通信が可能。

日が暮れる。

夕陽。

暗くなってきた。

もう19時には寝静まっているテントが多い。朝は2時くらいから動き出す人が出てくる。
おそらく西穂方面へだろう。
20時就寝。
3日目
4時起床。
モンベル#3(6℃まで)+マット2枚+ホッカイロ4枚でぬくぬく。
気温はスマホ温度で11℃、テント内で10℃、外気温で9℃くらいだろう。
槍ヶ岳山荘の気温測定データでは、最低気温8.1℃とのことだったが、
槍ヶ岳山荘はここよりも100m高いことから、気温差が0.7℃くらいある。妥当なところだ。

明るくなってきた。

もう降りる人が出てくる。

ガスが多いので、今日は山頂に行かずに下山しよう。

ザイテングラートを降りる。ヘルメット装着率は8割ほど。
ザイテンは滑落に注意。
ハイマツがあり一見大丈夫そうに見えるが、実は崖なので、落ちると死亡。
このため、崖際を歩かないようにする必要がある。厳重に注意。
ザイテン経由のルートは、このザイテンと穂高岳山荘直上だけ気を付ければOKなので、
奥穂高岳に登りたいなら最も安全なルートだ。

上部はガス。

下りも慎重に。

涸沢ヒュッテまで降りてきた。

テント場は平日とあって閑散としている。

涸沢ヒュッテでは、新型コロナウイルス感染症の陽性者が出たため、営業していない。
ヘルメットの返却は可能だった。

涸沢から見る穂高岳山荘は天界の小屋といった趣。
(見えない)

横尾まで降りてきた。ここまでくればほぼ下界。救急車も来れる(2時間以上かかるが)。

徳沢。
ここで卵かけご飯(360円)を食べる

上高地まで戻ってきた。暑い。

上高地から新島々駅へ。
新島々駅からは電車。

松本駅からはWVしなのに乗り、長野駅へ。

長野からは新幹線に乗れば一気に高崎だ。ノンストップの「はくたか」なら僅か40分。
新幹線は速くて快適、ただし高いのが難点。
以上、無事に帰還、総費用34k。