旅行記
2022/03 谷川岳(肩避難小屋泊)
谷川岳は群馬県と新潟県の上越国境にある1,977mの山である。
冬になっていい感じに雪が降るようになってきた。
そこで谷川岳である。
まだ谷川岳の積雪は、ロープウェイ駅で420cmと例年になく多い。
多いときは680cmまでいったとか。
100cmくらいまでなら途中の熊穴沢避難小屋が利用可能で、
貴重な中継ポイント・避難ポイントになるので、谷川岳にチャレンジできる。
積雪量の判断については、2019年11月からサービス開始になった、
気象庁の「今後の雪」が便利。
これまでの傾向では、
ロープウェイの報告よりやや少なめになる(5kmメッシュのためだろう)が、
多い少ないの参考にはなる。
山行での参考にしたい。
装備は、土日なのでワカンは不要だが、
途中でもテント泊できるようにスコップは必要。
雪が硬く、フルアイゼンが必要だ。
天神尾根往復で日中の行動ならピッケルは使わなかった。
好天の土日なので、1日目は、始発を避け2番目の乗り継ぎで行き、
2日目は早めに下山すると、混雑を回避できる。
なお、今回で94回目の谷川岳だ。
1日目

朝発で急ぐため、新幹線を利用。
2021年3月ダイヤ改正で大宮以南で1分短縮した関係で出発時間が1分繰り上がっている。
始発ではなく、始発から2番目の乗継である。
と思ったら在来線遅れのために乗れず、始発から3番目の乗り継ぎになってしまった。

上毛高原駅からバス。
始発ではないため空いでいる。混雑回避が可能。

ロープウェイに乗り天神平へ。
天神平では+4℃。積雪430cm。

天神平から歩き始める。
荷物は17kgと、積雪期のテント泊装備としては軽い。
厳冬期はこれに、ワカン等が追加され、+2kgだ。
このためロープウェイも手荷物料金が必要になる。往復520円。

谷川岳が見える。
天神峠では雪洞泊のグループが。

熊穴沢避難小屋は利用可能。

内部に入ると結構デポ品が多い。本日宿泊する人たちものだろう。

ここから本格的な登りだ。

上部になってくると雪が風で飛んで締まっている。

BCヤーも多い。

ピッケルは使わなかった。

肩ノ小屋についた。気温は-2℃と暖かい。

トマの耳。

トマの耳。

トマオキ間はまさに雪山という感じ。
クレバスが開いていて注意。深さは深くても4mくらいだが、落ちたら大破するかも。

山頂標識。

かっこいい。

万太郎まではトレースが伸びていたようだ。

越後側に落ちないように注意。

一ノ倉方面へはトレースあり。雪が硬く、滑落に注意。
奥の院へ。日本酒谷川岳が奉納されている。ラベルがはがれてしまうのが難点。

いい感じ。

一ノ倉まではトレースがあったようだ。

深い山々。

小屋に戻る。今回搬入食料。
チョコは以前に貰ったもの。

日が暮れてきた。

記念撮影だな。

日が沈んだ後の空の模様の変化が美しい。

美しい。

夜は-6℃。
夕方になったら、「日帰りの予定だったが時間が遅くなったのでここに泊まる」という人が現れた。
下山予定日に下山できない、いうことは、もうこれは遭難である。
食料はあるようだが、燃料や寝袋はないということで、ホッカイロ2枚を提供する。
小屋内は0℃程度であり、まあ、着こんでいれば死にはしないだろう。
なお、小屋には非常用の食料・燃料・シュラフがあるようだが、
ダイヤル錠で施錠されているので、おそらく警察に遭難した旨の110番通報をし、
指示にしたがって開けるのだろう。
では、寝る。19時就寝。
2日目
6時起床。
モンベル0#(-6℃まで)+メスナー寝袋(15℃まで)+ホッカイロ5枚+ダウン上下でぬくぬく熟睡。
スマホ温度が1℃だったので、小屋内は0℃くらいだろう。

朝は-3℃まで温度が上がっている。

朝食を食べるとすっかり明るくなった。

再び頂上へ。
クレバスが開いている。トレース以外を踏んではいけない。

尾瀬方面。

南方面。よく見えない。

北アルプスは隠れている。

巨大なクレバスが。

戻る。

肩ノ小屋がかっこいい。天空の小屋だ。

小屋に戻り、デポ品を回収し、簡単に清掃をして撤収。

では、下ろう。
雪がやや硬いので、ピッケルがあると安心かも。ストックで登っている人も多い。

避難小屋も通過。大賑わい。

天神平に戻ってきた。
ロープウェイで降りる。田尻沢コースは営業していない。

気温は5℃。積雪が減って420cmに。
ロープウェイ駅から上毛高原駅まではバス。
ところが、このバス内で山岳会と思われる大パーティが、
缶ビール・缶チューハイ片手に顎マスクでしゃべっていて極めて危険。
バスなので別車両に移動するなどができず、次のバスは2時間後なので回避不能、
ひたすら我慢するしかない。極めて危険だ。

上毛高原駅から新幹線で高崎へ。+1,100円で40分早く帰れる。
41.8kmを16分ほどと、150km/h以上で一気に移動できる。
中山トンネルの前後では240km/hまで加速しているようだ。
以上、無事に帰還。総費用 14k。