旅行記



2022/01 青森空港・酸ヶ湯温泉(八甲田山)

八甲田山は青森県にある1,585mの山である。100名山選定。
山麓には有名な酸ヶ湯温泉がある。
日本一の積雪量を誇るアメダス観測所があることで有名だ。
積雪量そのものは、谷川岳などと同じくらいだが、
ここに道路が通っていて冬も交通機関で行けるというのはすごい。

今回のプランは、
羽田空港から青森空港まで行き、そこから空港連絡バスで青森駅まで。
そこから無料送迎バスで酸ヶ湯に行く作戦だ。帰りは逆である。

飛行機は結構前に予約したので往復12k円と結構安く予約できた。
これなら天気が悪いときに乗ってもそんなに悪くないし、
冬なら基本的に晴れるので問題ない(太平洋側が悪天候になると日本海側は晴れる)。
このため冬に行くのが良さそうだ。
青森は非常に遠いが、1年に1回くらいは行っても面白いかも。

無料バスの活用もあり、交通費はそれほどでもなく、むしろ北アルプスよりも安い。
酸ヶ湯温泉の宿泊費は2食付き9,610円である。
総計3.5万円ほどで楽しめる。

羽田0740→青森0905
青森1200→羽田1320


1日目


羽田空港が早い時間なので、東京(京急蒲田)に前泊である。
当日の夕方に予約して4,000円とGOTO並みに安く泊まれた。
GOTOのあった時期は都内のホテルは人気が高騰し、6,000円以上していた記憶がある。


2日目



翌日は羽田空港へ。



もちろん関東は冬型なので晴れている。



雪で引き返す恐れありとのこと。



国際線機材なので快適。
クラスJに乗ればビジネスクラスに乗れるということになる。
しかし、クラスJはほぼ満席、後方の普通席はガラガラで使用率10%ほどなので、
どうみても普通席のほうが快適。


C滑走路から離陸。



久々に逆側(東側)に座ったので新鮮な景色。



北上。



三郷方面が見える。



かっこいい。



やや逆光だな。



茨城県のあたりは、地理感がなく、よく分からない。



反対側の席に移る。
那須の山々が見えているが、冬型なので雲に包まれている。


福島県の吾妻山が見える。



山形空港周辺だけなぜが晴れている。すごい雪だ。



速度は対地850km/hほどとそこそこだな。



青森空港に向けて降下していく。基本的に雲の中だが、時折、景色が見える。



青森空港の24滑走路へのILS進入ルートは、青森の市街地がよく見える。
青森空港では、ILS-CAT3bが装備され、視程100mでも着陸が可能なので、
このくらいの雪なら視界は問題ないが、除雪が追い付かず、遅延したりがよくあるそうだ。


まもなく着陸。これで飛べるのだからすごい。



CAの方が、「このくらいの雪では、何回か着陸をやり直すかと思った」
みたいなことを言っていた。
視程は300mくらいありそうだが、高速道路での運転も危険なレベルで、
実際、青森道は50km/h規制になっていた。


青森空港から青森駅へは、空港連絡バスで移動する。所要35分。
毎時1本程度出ていて、結構便利な印象。
青森駅からは、酸ヶ湯温泉の無料送迎バスに乗る。1015発。
あさイチの羽田空港からの飛行機でも間に合うし、
あさイチの東京発の新幹線でも間に合う時間設定だ。


酸ヶ湯温泉についた。
まだ11時半でチェックインできない。公式には15時からだが、14時過ぎくらいから順次可能なようだ。
つまりあと3時間あるので、しばらく散策に行こう。


では、行けるところまで行こう。



地獄沼が見える。酸ヶ湯温泉からは徒歩15分ほど。
国道の3mの雪壁を登らないと見えない。


普通の装備なら国道を歩くだけで遭難しそうなレベル。
途中、大岳登山口は、雪壁を登るかすかなトレースがあった。
しかし雪が多く、かなり難しいだろう。


八甲田ホテルもやっている。すごい。



この状況で自家用車でここまで来れるんだからすごい。
積雪は3.5mほど。その後は、酸ヶ湯温泉に戻る。
それでもまだ12時半で、あと2時間ほどあるので、温泉に入る。


14時半にチェックインし、部屋に通される。
6畳の部屋で、昭和初期に建てたと思われる古い建物だが、
ガスファンヒーターはあるし、冷蔵庫はあるし、結構快適。
しかし、隣の部屋や廊下の話し声が筒抜けなので、要注意。
1人で6畳なら超快適というほかない。
ガスファンヒーターは、寝るときには最弱運転で使っておくと快適かもしれないが、
酸欠の危険があり、ヒーターOFFで布団をいっぱいかけて寝るのが正解だろう。


建物は増築を繰り返してきた経緯から複雑で巨大だ。公式には139部屋。定員400〜500人くらいか。
しかし、防火区画に分かれていないのが少し気になる。
火災が最も怖いので、例えば連絡通路を鉄製にし、防火扉をつけたい。


夕飯。
前日に電話して依頼した、塩分調整メニューだ。具体的には鍋が薄味になっている。


館内はパブリックスペースも多くて快適。



とはいえ、パブリックスペースは飲食禁止のため、ほとんど利用されていなかった。
自炊で長期滞在の人は、自炊部屋で調理した後、部屋に持ち込んで食べていたようだ。


外を覗くとすごい積雪。これで冬季営業しているのだからすごい。
むしろ冬季営業していないと積雪で建物に損壊がでそう。


今回は山頂に行っていないので館内で自撮りだな。

千人風呂は、1,000人入れるほど広いというのが有名だが、
脱衣所の棚が130人分しかなく、おそらく男女合計でも300人弱くらいが限界だろう。
なお、このときは10人ほどと非常にすいていたので快適だった。

21時就寝。


3日目

6時起床。



朝食を食べる。



再び国道散策へ。
昨日よりも暴風雪がやばく、普通の街中装備なら国道上で遭難しそう。


国道をスキー滑走できそうだ。



すごい。



では、0850発の帰りの無料送迎バスに乗る。青森駅までは65分ほど。



青森駅。
青森駅からは空港連絡バスで青森空港へ。


空港の展望デッキもエライことになっている。
しかし、新千歳だと展望デッキは冬は閉鎖れるのだが、開いているだけすごい。


無事に飛行機がやってきた。
視程300mほどだが、ILS-CAT3bなら余裕だな。(このB738が対応しているかは知らないが)


乗る。



こちらは通常の国内線用機材。
このほうが機内WiFiもあるしで、国際線機材よりも快適かも。
普通席後方の搭乗率は10%くらいで超ガラガラ。クラスJはそこそこ乗っていた。


離陸。



冬型の雲に覆われている。



秋田県の大曲付近と思われるが、不明。



福島駅。信夫山が見えるので判別可能。



関東に入ると乾いた大地が広がる。



北関東道。



圏央道。



成田スカイアクセス線。



千葉。



木更津でC滑走路へ正対。



東京の摩天楼の手前に空港が見えてかっこいい。



木更津飛行場を越える。



まもなく着陸。



着陸。
JR線などを乗り継いで自宅へ。


以上、無事に帰還。総費用35k。