旅行記



2021/10 神津島空港

天気がよさそうだったので、新中央航空のプロペラ機に乗ってきたものである。
行きは大型客船、帰りが飛行機である。

行き 2200東京竹芝桟橋→1000神津島港 6,560円
帰り 1210神津島空港→1255調布飛行場 15,600円

大型客船は運賃も安く、東京に前泊とあまり変わらない値段で移動もできる。


1日目


夜22時のフェリーに乗り、神津島を目指す。
竹芝桟橋までは新橋駅からゆりかもめで2駅。


東海汽船の特2等だ。
インターネット割引だと20%引きだが、今回は株主優待で35%引きである。
乗船人数が少なければ2等でも十分快適かも。空席が多ければ詰め込まれることはなく、均等に配置される。
ただし朝5時半に点灯することから、神津島までゆっくり寝たいなら特2等がよいか。
株主優待があれば35%引きのため、特等でも12,000円程度となり、
この金額で豪華なクルーズ船気分が味わえて面白いかも。
これでも飛行機よりも安い。


なお、床面積あたりの専有面積は2段ベッドの特2等が最も少ない。
このためすべて特2等という構成でもいいのでは。
山小屋と違って定員以上詰め込むことは法令上できないので、
「詰め込みが可能」というカーペット敷きのメリットも船では無い。
特1等では、4名部屋だが、ほかの人が居なければ船内でカードキーが支給される。
乗ってみるまで分からないため、個室重視なら特等、もしくは特2等が良さそう。
この特2等のベッドは、船の動揺で頭が下がる場合もあり、少し枕を高めにしておくと寝やすい。
本来、船の動揺(ピッチング)で頭が下がることを防止するために、
ベッドの頭側を数cm高く設定してもらえると助かる。
キャンプでも、足側が高いよりも頭側が高いほうが明らかに快適で、10cmくらいまでなら特に支障ない。


こちらは2等。
レストランは東京行きの土日のみの営業とのことだ。

2330消灯のため、船内のシャワーを浴び、速やかに寝る。


2日目



翌朝。
新島のあたりで起きるので、飯を食べる。
給湯器があるのでアルファ米を作ることが可能。


新島だ。



神津島の直前では、なんと臨時(貸し切り)の高速船に追い抜かれる。
30人くらいの東京都の職員が出てきた。
こちらは20ノット、あちらの高速船は43ノットでどんどん詰められて追い抜かれる。速い。
ちなみに距離あたりの燃料消費量は高速船のほうが多いらしい。


高速船は通常の船と違い、旋回時に内側に傾くことから、船内で遠心力を感じない。
猛烈な水煙を上げて爆走していてなかなかかっこいい。


まもなく到着。



神津島に到着。
歩いて港から出ようとすると、
歩いて行く人が珍しいため(宿泊者は宿の送迎車に乗るし、地元住民は車で出る)、
村役場の職員がやってきて、宿の予約はありますか?などと聞いてくる。
これは、感染症対策のため、
野宿、キャンプや宿の予約なしでの来島を禁止しているためだ。
しかし、日帰りなら宿の予約がないのは当然なので、問題なかった。


神津島空港までは歩いて行く。神津島港からは徒歩40分だった。
標高差が130mあるため地味にしんどい。
タクシーなら2000円くらいで行けそうだ。
神津島港10時発のバスがあるが、フェリーが10時着なので乗れない。
なんというタッチの差で乗れないダイヤになっているのかは不明。
入港が神津島の東側の港ならば、10時20分発なのでギリギリ間に合いそう。


神津島空港からは新中央航空のDo228-212に乗る。
搭乗30分前までのチェックインなので時間には余裕を持って到着を。


座席はこんな感じ。



搭乗。



機内はこんな感じである。9列ある。
窓側はどの席も窓があり、問題なく眺めがある。


搭乗券はこんな感じ。
このあと、ドア閉鎖から離陸まではデジカメの撮影も禁止である。


離陸。神津島を一望。
結構な高低差があるのがわかる。


式根島、新島が見える。



新島と式根島は同じ村である。



ここで行きに乗ってきた大型客船を追い抜く。
大型客船だと、帰りは東京到着が夜になり、丸1日のクルーズが楽しめる。
特等船室などなら楽しそうだ。


伊豆大島。



三原山よりやや高いくらいの場所を飛んでいる。高度2,300ft、対地速度200ktを維持。
IASでも200ノット弱だろう。
高度は性能的には25,000ftまで、特別なオプション無しでも15,000ftまで上がれるので、
夏は10,000ftくらいを飛べばだいぶ涼しそうだ。しかし高山病になる客が出そう。


ここからは先は洋上飛行になる。



三浦半島。



葉山町のあたり。



横須賀線逗子駅の直上をパスする。



根岸線の港南台駅あたり。
山を削って市街地にしているのがすごい。


東海道線(横須賀線)東戸塚駅の直上をパス。
横浜横須賀道路と並走し、こちらは400km/hなのでどんどん車を追い抜く。


東名高速を横切る。
横浜青葉ICの直上あたりだ。駅は東急線江田駅。
その後は電子機器使用禁止になる。


着陸。
滑走路から離脱すれば再び使えるようになる。


調布飛行場。



調布飛行場からはバスで調布駅へ。
昔と比べ、調布飛行場のターミナルから直接バスに乗れるので便利。
以前は最寄りのバス停から800mほど歩いて行って記憶がある。
調布駅からは新宿駅へ。京王線の連続立体交差事業が進んでいてすごい。
その後SSLで帰る。

以上、無事に帰還、総費用28k。