旅行記
2021/09 奥穂高岳
奥穂高岳は、長野県/岐阜県にある3,190mの山で、
日本3位の高峰、北アルプス最高峰である。
穂高岳は12回目、穂高岳山荘は15泊目だ。
(2008/10、2010/10、2011/07、2012/08、2016/08、2017/08、
2018/07、2019/08、2020/08、2020/09、2021/07)
作戦概要は以下のとおり。
1日目:CT6:10 上高地→涸沢
2日目:CT3:50 涸沢→穂高岳山荘→奥穂往復→穂高岳山荘
3日目:CT1:20 奥穂往復
4日目:CT6:40 穂高岳山荘→涸沢→横尾→上高地
安全を重視してザイテンを往復するコースだ。
装備は、一部の食事を小屋に頼ることで火器を省き、軽量化した。
小屋が多く、クオリティも高い、北アならではの方法だ。
食料は足りなくなると大変なのでいつも多めに持参してしまうが、
北アならば足りなければ買えばいい。
ご飯は、徳沢、涸沢、穂高岳山荘で買える。
山中に3連泊するので、マットは2枚持参した。
これで快適に眠れる。
穂高岳山荘のテント場は予約制だが、満室でも入れ替わりが激しく、
なんども予約状況をチェックすれば意外と予約できる。
登山道上にはもう雪はない。
初氷・初霜は9月上旬だったらしいが、まだ雪はない。アイゼン不要だ。
穂高岳山荘は何度来ても最高だ。1年に2回くらいは行きたい。
" ようこそ、信じられない世界へ "
1日目

高崎から北陸新幹線で長野へ。

長野からは上高地直行バスに乗る。
横尾から涸沢方面は、横尾の橋が14時に通行禁止になるので、
14時までに急いで通過しないと涸沢まで行けず、横尾宿泊となってしまう。
横尾宿泊だと前泊感が強いが、涸沢宿泊なら山中泊感がある。
ぜひ涸沢まで入りたい。

上高地に到着。1110。
上高地インフォメーションセンターでシャワーを借りて汗を流そうと思ったが、
コロナ対策でやっていない。
1125に歩き始める。バスの中で準備をすると出発までが早い。
上高地〜横尾間は、頑張れば2時間ジャストで歩ける。

徳沢で卵かけご飯、350円。

横尾からはいよいよ登山道。ここから穂高岳への入り口だ。
門限14時で、警察が2人で門番をしている。
14時以降は通過できないはずだが、明らかに14時以降に通ってきたっぽい人も。

涸沢ヒュッテに到着。標高2,310m。
雨が1mm/hくらい降っていて結構濡れる。

今回搬入食料。
ご飯は山小屋で調達する予定のため、ご飯及び火器はない。
ライザップのチキンバーは塩分0.6gと、他のサラダチキンに比べればマシな塩分だ。
要冷蔵だが、今の時期なら1晩くらいは常温でも大丈夫だろう。

テントを設営。コロナ対策で値段は2,000円にアップ。

暗くなってきたので寝る。
2日目
6時起床。
モンベル#3(6℃まで)+上下ダウン+ほっかいろ1枚+マット2枚でぬくぬく。
気温はスマホ温度で7℃、テント内で6℃、外気温で5℃くらいだろう。

準備して山頂に向かおう。

気温は朝の時点で8.5℃まで上がってきた。

今日はよく晴れている。
ヒュッテでヘルメットをレンタルする。1000円。重量を考えるとレンタルが効率がいい。
心配なら消毒すれば良さそうだ。
では、行こう。

登る。

登る。

登る。
このあたりは落石に注意だな。大規模に崩落があればひとたまりもない。
落石の流れを見極め、左右に回避することができるかもしれないが、
通常なら砂煙が上がるため、これに巻き込まれると視界を失い、回避もできなくなる。

警察ヘリが飛来。昨日、体調不良の人が出たようだが、関連があるかも。

穂高岳山荘。

ご飯300円を2杯食べて補給する。
ご飯は以前は200円だった記憶があるが300円になっていた。
ペットボトルの水(500ml)は以前は300円だった記憶があるが400円になっていた。

奥穂高岳へ。
レインウェアだけ着て空身で向かう。

もうちょっと。

山頂。

前穂方面。

上高地。

ジャンダルム方面。

笠ヶ岳。

槍ヶ岳もばっちり。

涸沢カール方面。

記念撮影だ。

岐阜県警のヘリが飛来。
飛行中の航空機を上から撮影するのは大変かっこよく、絵になる。

戻ろう。

テントを設営。

山荘では、ご飯を注文し、持参の牛肉そぼろをONして食べる。

超絶壁のテント場、寝相が悪かったら落っこちそう。
しかし、それよりも落石が心配だ。
例年だと、テント場がいっぱいになるとテント泊を断れるため、
奥穂山頂等でビバークになってしまったという話も聞く(奥穂山頂は5張程度)。
今年から40張の限定の予約制となり、場所も指定なので、早めに到着する必要がある。
コロナ対策で張数制限+値段も2,000円にアップしている。

山荘はコロナ対策を万全にして営業中だ。

ここで地震が起きる。
震源地から距離がある高山市で震度4とのことなので、ここは震度5弱くらい揺れたのでは。
槍ヶ岳山荘の地震計では震度4.9=5弱だったそうだ。
地震直後には大規模な落石の音がする。
奥穂高岳のダイレクトルンゼ周辺、北穂周辺から砂煙が上がるのが見える。

テント場への落石はなかった。
しかし、落石が直撃すれば命に関わる。山荘に素泊まりに変更した人も多かったようだ。

日が暮れる。

夕陽が沈んだ。代わりに満月が上がってくる。

涸沢のテントも見える。
地震の落石は、涸沢のテント村までは届かなかったようだ。
しかし、標高2500〜2400mくらいまで届いていた可能性がある。
ザイテングラートへの登山道はこれ以上高いことから、落石を受けるかも。

暗くなってきた。
余震が連続し、そのたびに落石の音がするので、あまりよく寝れなかった人が多いようだ。
3日目
4時半起床。
モンベル#3(6℃まで)+薄手ダウン+マット2枚+ホッカイロ2枚でぬくぬく。
気温はスマホ温度で7℃、テント内で6℃、外気温で5℃くらいだろう。
小屋では、朝8時ごろの時点で7.7℃とのことだった。

暁の地平線。
ちなみに奥穂に向かうヘッドランプが見えた。
小屋の関係者(常駐の岐阜県警など)がルート点検のために登っているのかもしれない。
涸沢では警察がルート点検に奔走していたという報告もある。

今日は連泊なのでテントはそのまま張りっぱなしにしておく。

小屋で朝食。ご飯2杯で600円。

ご飯は5時〜19時ごろまで買える。おかずだけあれば何とでもなる。

山荘の宿泊料金はコロナ対策などなどで13,000円にアップしている。
過去20年前と比較すれば2倍近くになっている小屋も多い。
利用者に適正負担を求めるのが、業界存続に必要だ。
外食や居酒屋などでも参考になる取り組みのはず。

では、奥穂まではルートの安全確認が取れたとのことなので、まずは奥穂高岳に往復。

地震があればこのあたりはひとたまりもない。非常に危険。速やかに通過するのがいい。

山頂。

昨日とは光線が異なる。上高地方面。

笠ヶ岳。

槍ヶ岳。

涸沢方面。

NHKの報道取材ヘリコプターが通過。
この日の夜7時のニュースで、槍ヶ岳の遭難をやっていたが、
このヘリで撮影したと思われる映像が使われていた。
東京ヘリポートから槍ヶ岳まで進出するなら、
調布あたりから固定翼機を運用したほうが安くて速いかも。
朝日新聞は固定翼ジェット機をもっていて、東日本大震災のときにも超絶に活躍していた。

雷鳥が6羽現れた。すごい。

記念撮影。

雷鳥を撮っていると目が合った。

山荘に戻ってきた。

山荘では、ご飯を注文し、持参の牛肉をONして食べる。

絶壁のテント場。

山荘はこんな感じ。
平日で宿泊者が少ない場合、全ての部屋を均等利用するのではなく、
特定の部屋に詰め込まれるのは今でも変わらないようだ。
これだけでも改善されれば、山荘に宿泊するのだが。

夜には満点の星空。
あずき沢の落石の音でびっくりして起きる。
4日目
4時起床。
モンベル#3(6℃まで)+薄手ダウン+マット2枚+ホッカイロ2枚でぬくぬく。
気温はスマホ温度で7℃、テント内で6℃、外気温で5℃くらいだろう。
朝8時ごろの時点では9.5℃だったようだ。

朝4時で多くの人が準備中。

空が明るくなってきた。

ヘッドランプ無しで歩けるくらいになったので、下山開始。

降りるとすぐに日の出。
日の出を見物する人多数。

ザイテングラートを降りる。ヘルメット装着率は8割ほど。
ザイテンは滑落に注意。
ハイマツがあり一見大丈夫そうに見えるが、実は崖なので、落ちると死亡。
このため、崖際を歩かないようにする必要がある。厳重に注意。
ザイテン経由のルートは、このザイテンと穂高岳山荘直上だけ気を付ければOKなので、
奥穂高岳に登りたいなら最も安全なルートだ。

すっかり日が昇った。

涸沢ヒュッテまで降りてきた。

昨日の崩落が見える。

涸沢から見る穂高岳山荘は天界の小屋といった趣。

横尾まで降りてきた。ここまでくればほぼ下界。救急車も来れる(2時間以上かかるが)。

徳沢。
ここで卵かけご飯(350円)を食べる。

上高地まで戻ってきた。暑い。

上高地からは奥穂高岳が見える。

上高地から新島々駅へ。

新島々駅からは電車、そのあと代行バス。
松本駅からはWVしなのに乗り、長野駅へ。

長野からは新幹線に乗れば一気に高崎だ。ノンストップの「はくたか」なら僅か40分。
新幹線は速くて快適、ただし高いのが難点。
以上、無事に帰還、総費用44k。