旅行記



2021/08 木曽駒ケ岳

木曽駒ヶ岳は長野県中央アルプスにある2,956mの山である。
標高2,640m付近までロープウェイが通じているため、
山頂までは往復4時間弱と短い行程で到達することが可能だ。
頂上付近ではテント泊も可能で、ゆるキャンに最適である。
ロープウェイとバスは、駒ヶ根から千畳敷までは4,000円以上するが、
標高差1900m以上を稼げるので、むしろコストパフォーマンスは高いほうだ。

今シーズンからは、年間シーズン券が廃止されたことから、
駒ヶ根市のふるさと応援寄付の返礼品を使用している。
1.5万円あたり1枚で、バス+ロープウェイを1往復乗車可能だ。

木曽駒はロープウェイの混雑が凄いのだが、
1日目は昼頃遅めに登り、最終日は朝イチで降りると、混雑を回避できる。
装備がかさみ、電車・バス移動などが多く気が重い。寝袋はモンベル#3だ。
残雪はなく、まだ積雪もなく、アイゼンは不要だ。
バス利用などのため、装備は60Lザックに対し、
行きはマット1枚外付け+1枚ザック内収容、帰りはマット2枚をザック内収容とした。

とはいえ、平日なので渋滞などはなかった。

なお、本稿も含め、木曽駒はこれまでに32回行っている。
ホテル千畳敷宿泊も含めれば、計69日だ。


1日目


バスタ新宿から、飯田方面行きの高速バスに乗る。
新宿では金剛杖を持った富士登山と思われる外国人もいて、季節を感じる。
定刻ちょうどの発車。
乗客は15人ほど。
15人なら運賃合計は6万円くらいだろう。
伊那まで300km、5人乗りタクシーなら10万円くらいかかるので、
40人乗り大型バスの運行経費がいくらかは知らないが、
15人だと赤字のラインだろう。
バスは定刻(0655)発車で、到着は5分遅れ(1020)。
1037のバスに乗る。
2021年8月豪雨の影響で、途中で乗継ぎがある。


で、ロープウェイで上がる。
9分間隔の連続運転にはなっておらず、時折臨時便が出ている程度の混雑。


千畳敷に上がると気温は18.8℃と涼しい。



で、千畳敷駅(2,640m)から歩き始める。
なお、公式HPでは2,612mと表記があるが、これはロープウェイ建設当時の測量による数字。
現在の地形図では2,640mとなっている。


まだ晴れている。



もう12時過ぎなので下ってくる人ばかり。



稜線に出た。
わずか220mの登りでOK。ゆるキャン△だな。


宝剣山荘でご飯を注文する。200円×2杯。
頂上山荘より、宝剣山荘のほうが安定的に食堂が営業しているので、こちらのほうがいい。


次は山頂を目指す。



まさに夏山のような雲。
といってももう季節は秋。


山頂に行く。



山頂。
完全にガスってしまった。


ガス。



三角点。



途中、頂上木曽小屋で休憩していると、オコジョと目が合う。
オコジョを見るのはまだ5回目くらいかも。熊よりも少ない。SSRクラスだ。
ソシャゲーファンなら、LGR(レジェンド・ゴッド・レア)、ニホンオオカミなどと出会ってほしい。


テント場に戻る。



今回搬入食料。



今日のテントは合計100張ほどか?


19時就寝。
しかし近くのテントがうるさくて困る。
と思ったら21時ごろに周囲のテントから怒られて静かになったので、寝る。よかったよかった。


2日目

5時起床。実効8時間睡眠。

夜はスマホ温度で13℃、外気温は12℃程度だろう。小屋の公式では不明。
モンベル#3(快適6℃まで)+インナーシーツ+ホッカイロ2枚でぬくぬく熟睡。


濃密なガスで、若干の霧雨っぽい。
0.1mm/hくらい降っていて風があるとどんどん濡れる。
速やかに撤収。


一応頂上へ。何も見えない。



何も見えない。
ガスっているのでどんどん下ろう。


千畳敷に降りる。



千畳敷に戻ってきた。



気温は15.8℃と涼しい。



ロープウェイは待ち時間はなかった。
しらび平からはバスで駒ヶ根ICへ。


駒ヶ根ICからは高速バスで新宿駅へ。
定刻では、駒ケ根IC 1050→新宿駅 1415 だが、
実際には、駒ケ根IC 1052→新宿駅 1405 。
バスは10人程度の乗車。渋滞はなかった。
新宿からはSSLに乗って自宅方面へ。

以上、無事に帰還、総費用22k。