旅行記



2021/07 奥穂高岳

奥穂高岳は、長野県/岐阜県にある3,190mの山で、
日本3位の高峰、北アルプス最高峰である。
穂高岳は11回目、穂高岳山荘は13泊目だ。
(2008/10、2010/10、2011/07、2012/08、2016/08、
 2017/08、2018/07、2019/08、2020/08、2020/09)

作戦概要は以下のとおり。
 1日目:CT6:10 上高地→涸沢
 2日目:CT3:50 涸沢→穂高岳山荘→奥穂往復→穂高岳山荘
 3日目:CT8:00 奥穂往復→穂高岳山荘→涸沢→横尾→上高地
安全を重視してザイテンを往復するコースだ。

装備は、一部の食事を小屋に頼ることで火器を省き、軽量化した。
小屋が多く、クオリティも高い、北アならではの方法だ。
食料は足りなくなると大変なのでいつも多めに持参してしまうが、
北アならば足りなければ買えばいい。

ご飯は、徳沢、涸沢、穂高岳山荘で買える。
山中に2連泊するので、マットは2枚持参した。
これで快適に眠れる。
穂高岳山荘のテント場は予約制だが、満室でも入れ替わりが激しく、
なんども予約状況をチェックすれば意外と予約できる。

登山道上には雪が残っていて、公式には軽アイゼン推奨だ。

「ようこそ、信じられない世界へ」


1日目




高崎から北陸新幹線で長野へ。
と思ったら、北陸新幹線が軽井沢〜長野間で運転見合わせ。
そこで軽井沢までは行けたので、軽井沢からしなの鉄道線で篠ノ井まで行き、
篠ノ井からは松本まで、特急ワイドビューしなのに乗る。
普段は長野駅から上高地への直行高速バスに乗っているが、これには乗れなかった。
このため、上高地到着は、直行高速バスで1110のところ、1155と遅くなる。


松本からは松本電鉄、そこからバスで上高地へ。
横尾から涸沢方面は、横尾の橋が14時に通行禁止になるので、
14時までに急いで通過しないと涸沢まで行けず、横尾宿泊となってしまう。
横尾宿泊だと前泊感が強いが、涸沢宿泊なら山中泊感がある。
ぜひ涸沢まで入りたい。


上高地に到着。1155。
上高地インフォメーションセンターでシャワーを借りて汗を流そうと思ったが、
コロナ対策でやっていない。
1220に歩き始める。


河童橋。奥穂高岳が見える。



横尾からはいよいよ登山道。ここから穂高岳への入り口だ。
門限14時だが、1420に通過させて頂いたが、
天候や装備などの条件により通過させて貰えない可能性があるので、期待はできない。
基本的に門限以降は通過できない。
ただし梓川をこっそりと徒渉してしまう人もいるとかいないとか。


Sガレ(標高2,070m)まで来ると涸沢ヒュッテが見える。
もう少しだ。


涸沢ヒュッテに到着。標高2,310m。
まあ雨が降っていないだけマシだな。


今回搬入食料。



テントを設営。コロナ対策で値段は2,000円にアップ。
ゆっくりしていると震度3の地震が。数秒後にはあちこちで落石の音が。
地震の直後ではないのは、音速の問題だろう。


警察詰め所前では、電波も通じる。



気温は16℃と涼しい。

疲れたのでとっとと寝る。19時就寝。


2日目

6時起床。
モンベル#3(6℃まで)でぬくぬく。
気温はスマホ温度で11℃、テント内で10℃、外気温で9℃くらいだろう。


準備して山頂に向かおう。



今日はよく晴れている。
ヒュッテでヘルメットをレンタルする。1000円。重量を考えるとレンタルが効率がいい。
心配なら消毒すれば良さそうだ。
では、行こう。


雪渓が残るが、(奥穂高岳にテント泊で来るような人なら)アイゼンは使わない程度。



登る。



雪渓がまだ残る。



輸送ヘリが飛来。朝日航洋のAS332っぽい。
実用上昇限度は5,180mと十分。


ザイテンまで来るとだいぶ見晴らしがよくなってくる。



そろそろ穂高岳山荘。



穂高岳山荘。



まだ内部は空いている。



ご飯300円を3杯食べて補給する。
ご飯は以前は200円だった記憶があるが300円になっていた。
ペットボトルの水(500ml)は以前は300円だった記憶があるが400円になっていた。


奥穂高岳へ。
レインウェアだけ着て空身で向かう。


警察ヘリが飛来。北穂高岳山頂でホイストしている。なんだろう。
飛行音がホバリング音に変わるのでわかりやすい。
しかし、高地で目一杯までエンジンを使用しているせいか、限界そうな音がする。


山頂。



ジャンダルム方面。



槍ヶ岳もばっちり。



笠ヶ岳と白山。



だんだん雲が出てきた。



上高地方面。



立山も見える。



常念岳方面は雲が多くなってきた。



立山・剱岳。



山頂標識はこれ。



JA123Jがフライバイ。
実用上昇限度4,400mだが、おそらく高度4,000mくらいを飛んでいる。
地上は40℃でも上空4,000mなら10℃くらいで快適だろう。
酸素は薄いので要注意。


雷鳥の親子がいた。



穂高岳山荘に戻る。



山荘に戻ってきた。
コロナ対策を万全にして営業中だ。
3000mの稜線で様々な対策を行っていて頭が下がる思いだ。
なお、マスクをしていないと山荘に入ることもできない。
ただし、受付付近の食堂スペースでは、マスクをせずに酒盛りしているパーティが多く、非常に危険。


超絶壁のテント場、寝相が悪かったら落っこちそう。
しかし、それよりも落石が心配だ。
例年だと、テント場がいっぱいになるとテント泊を断れるため、
奥穂山頂等でビバークになってしまったという話も聞く(奥穂山頂は5張程度)。
今年から40張の限定となり、場所も指定なので、早めに到着する必要がある。
コロナ対策で張数制限+値段も2,000円にアップしている。

このあと雷雨になる。一時的に小屋に避難。
しかし、テントを飛ばされないように厳重に固定しておくことが重要。
穂高岳山荘では電波もあり、レーダーを確認可能。

では、雷雨も過ぎ去り、暗くなってきたので寝る。
19時半就寝。
その後23時に震度2の地震で起きる。穂高岳山荘のテント場は落石に厳重注意。


3日目

4時半起床。
モンベル#3(6℃まで)+薄手ダウン下+マット2枚+ホッカイロ4枚でぬくぬく。
気温はスマホ温度で8℃、テント内で7℃、外気温で6℃くらいだろう。



暁の地平線。



日の出になった。



日の出を見物する人多数。



まずは奥穂高岳に往復。



山頂。



まだ光線が斜めでかっこいい。



かっこいい。



前穂高方面。



上高地は雲海。



ジャンダルムもかっこいい。



誰もいないので自撮りだな。



穂高岳山荘に戻る。
テントを撤収して、下ろう。


準備完了。下る。



ザイテングラートを降りる。ヘルメット装着率は8割ほど。



ザイテンは滑落に注意。



このようにハイマツがあり一見大丈夫そうに見えるが、実は崖なので、落ちると死亡。
このため、崖際を歩かないようにする必要がある。厳重に注意。
ザイテン経由のルートは、このザイテンと穂高岳山荘直上だけ気を付ければOKなので、
奥穂高岳に登りたいなら最も安全なルートだ。


涸沢ヒュッテまで降りてきた。
売店でごはん(300円)を食べる。6時〜18時まで営業しているのでありがたい。






涸沢から見る穂高岳山荘は天界の小屋といった趣。



だんだん暑くなってくる。



横尾まで降りてきた。ここまでくればほぼ下界。救急車も来れる(2時間以上かかるが)。



徳沢。



ここで卵かけご飯(350円)を食べる。



上高地まで戻ってきた。暑い。
水は穂高岳山荘で500ml400円、涸沢で500ml400円、徳沢で500ml200円、
の計1.5L 1,000円を消費。


上高地からは奥穂高岳が見える。
上高地からは長野直行バスに乗り、長野へ。定刻出発、15分遅延到着。
バスは8人くらいの乗車ですいていて快適。
途中、梓川SAで15分休憩するので、飯やコンビニで食料の調達も可能。


長野からは新幹線に乗れば一気に高崎だ。
新幹線は速くて快適、ただし高いのが難点。
だいぶ時間が遅いが、遅い時間の新幹線は、
車内でマスク無し宴会が開催されていたりと、結構な無法地帯で極めて危険だ。
時間が遅くなるほどマスク無し率が上がるという資料もあり、18時以降の外出は危険。

以上、無事に帰還、総費用33k。