旅行記
2021/04 日光澤温泉
日光澤温泉は、栃木県の鬼怒川源流部にある、奥鬼怒温泉郷の宿である。
奥鬼怒川温泉郷には4軒の宿があり、
その手前の女夫渕温泉まで自動車・バスで行くことが可能だが、
そこから先は歩いていくことになる。
しかし2軒の宿のうち、八丁湯と加仁湯は送迎を行っており、
この2軒に宿泊する場合は徒歩無しで行くことが可能である。
今回宿泊する日光澤温泉は、奥鬼怒温泉の最奥部にある宿で、
基本的には山小屋のため、送迎などはなく、宿泊したい場合、歩いて行くしかない。
山小屋ということになっているが、タクシーが通行可能な車道が通じており、
ピーク期や土日以外はほぼ個室対応が可能など、実質は旅館という感じ。
森林限界以上で水場がないハードな山小屋や、避難小屋に慣れていると、
日光澤温泉のような快適な山小屋は旅館に思えてくるが、
一般客にとっては、歩かなければ行けないこと、
部屋に鍵が掛からないこと、繁忙期は相部屋の可能性があることなど、
山小屋に近い面があるのもたしかである。
冬の場合、通常の強さの冬型気圧配置ならば雪になる。
しかし、尾瀬などと比べてそれほど降雪量は多くない。
天気予報はヤマテンの「尾瀬」が参考になる。
(ここまでテンプレ)
で、今回は、天気が悪かったので前泊で久々に日光澤温泉に行ってきたものだ。
今回で9回目の宿泊だ。
1日目

いつものように東武線で鬼怒川温泉へ。
今回は特急スペーシアだ。

鬼怒川温泉駅に到着。標高380m。
すっかり夜になり静まり返っている。

今日は鬼怒川温泉で宿泊する。
駅から徒歩10分くらいの宿だ。5,650円と安い。しかも朝食付き。
宿は古いがよくメンテナンスされている。

鬼怒川沿いにあり、ホテルから国道121号の橋梁がライトアップされている。
近所のコンビニで夕食を調達する。
駅北側方面はホテルの廃墟が多いという噂だったが、
道路から歩いているだけではよくわからない。
では、寝よう。
21時半就寝。
2日目
7時半起床。
女夫淵までのバスは、7時35分か10時15分であるが、
7時35分のに乗っても、日光澤温泉に12時前に到着してしまうため、
10時15分のバスに乗ることにする。

鬼怒川温泉駅。
ここからは市営バスで女夫渕まで。1570円、1時間40分。
土曜日では満員で乗れない人も出てくるが、今回はバスは10人ほどだったので問題ない。
混雑するのは土曜日だけ?のようだ。
出発間際に「温泉公園まで行きたい」という謎の場所を目指す客が現れ、
バスの運転手も「温泉公園」というのがどこかさっぱり分からず、
出発が少し遅れるが途中の走行中に回復できた。

バスは定刻で到着。
バスで歩き始めの女夫渕へ。標高1120m。
ここからは徒歩だ。

新しい看板が増設されている。
女夫渕〜八丁湯で所要60分というのは、山小屋宿泊装備前提だと少し厳しいだろう。
実際、登りでは80分ほど、下りでは50分ほどだった。
いろいろな看板によってタイムが違うというのは謎。

登山道上に雪はない。
もちろんアイゼンも不要。

八丁湯が見えてきた。標高1304m。
ここまで80分。

落ち着いている。

あとは道路を歩くのみ。

日光澤温泉が見えてきた。
雨予報だが、雨にほとんど降られずにここまで来ることができた。

日光澤温泉に到着。ここまで1時間40分。帰りは1時間30分くらい見ておきたい。
なお、宿泊費はコミコミで10,350円。以前は9,000円くらいだった記憶がある。
スタッフが覚えていたので挨拶される。よく覚えていらっしゃる。さすがだな。

1人で6畳の部屋に割り当てられ非常に快適。
標高1390mあるため、暖房はあるが冷房はない。夏でも快適だろう。避暑にも良さそうだ。

他には4人組と3人組で計8人の宿泊だ。
部屋は他のパーティと間隔を置いて指定されるので静か。

早速、風呂へ。
写真は小屋の風呂(内風呂)
強烈な硫黄の湯船で、45℃くらいでやや熱いが寒い中入るのは快適だ。
脱衣所はお湯を循環して暖房にしている。

なかなかの威厳だな。

外気温は10℃ほど。もう4月ともなれば暖かい。
厳冬期は-10℃以下になるのにな。

小屋の風呂(露天のうち下段)
ややぬるめの硫黄泉で快適。

小屋の風呂(露天のうち上段)
ややぬるめの透明な湯で快適。
高空を通過するジェット機の音を聞きつつまったり。
熱いお湯が大量に沸いていると、その熱でタービンを回したくなる。(僕だけか)

談話室にはストーブが焚かれており暖かい。
食事はそれ用の食事室が別途ある。

夕食。
車両が入れるということもあり物資は充実しているため、
旅館と同じように豪華な食事。
いい歳してご飯を大盛り2杯食べる。食べ過ぎ。

イワナもおいしい。

部屋は快適。コンセントは2つある。電気こたつ、石油ファンヒーターがある。
4Gが圏内のため、インターネットも可能。

小屋はこんな感じで結構でかい。収容人数は70人。
商用電源が来ているので明るい。
なお、コロナ対応で20〜25人を上限に運用していると言っていた。
写真を撮ったあとにデータを確認して気付いたが、右上に写っている感謝状に、
日光澤温泉の館主と思われる個人名が記載されているのでボカシ処理をしている。
感謝状の発行者が「昭和十七年 陸軍大臣
東条英機」と書いてある。
では、寝よう。19時半就寝。
3日目
6時起床。
朝は早速風呂に入る。
帰りは9時50分のバスに乗りたい。

気温は6℃と暖かい。

朝食。7時半から。
いい歳してご飯を大盛り2杯食べる。食べ過ぎ。

チェックアウトが9時半だが、9時50分のバスに乗りたいので、8時頃にチェックアウト。

出発。

遊歩道に入る。

遊歩道を歩く。実質的に登山道だ。落石などに注意。
2019年台風19号の影響で少し荒れている。
冬だと積雪に覆われあまり気にならないが、無雪期だと目立つ。

女夫淵まで戻ってきた。ここからバスに乗る。9時50分発。
バスは定員の1/3程度で快適。バスはほぼ定刻で運行されている。

新藤原駅で降りて、ここからは電車に乗る。
下今市からは区間急行南栗橋行きに乗り、栗橋まで。
栗橋からJR宇都宮線に乗り換える。
以前のダイヤ改正から、急行・区間急行が栗橋に停まるようになり、JR乗り換えが便利になった。
以上、無事に帰還。総費用 26k。