旅行記



2021/01 両神山

両神山は埼玉県にある1,723mの山である。百名山選定。

今回もメインとなる日向大谷(ひなたおおや)ルートだ。
自宅からも近く、お手軽に行ける山である。
今日は1泊2日の行程でテント泊で行くことにしたものだ。
途中には清滝小屋という快適な県営の小屋がある。
営業休止から10年経っているが、小鹿野町が管理をしていて、
小屋やトイレはもちろん、布団もちゃんと綺麗だし、よく管理されている。
広くて明るいテント場もあり、ゆるキャンに最適な立地だ。

誰もいない本当に僕だけのソロキャンプである。
冬の両神山は人も少なく、静かな宿泊が楽しめる。


1日目



急いで準備をして両神山を目指す。
小鹿野町の中心市街地付近からは、よく両神山の特徴ある山容が見えた。
(ドライブレコーダー動画から切り出し)
ドライブレコーダーはHDRモードで撮影しているので動きが速いものは像が2重に見えている。


気温は長瀞付近で-6℃と非常に寒い。
登山口までの途中の道路に凍結・積雪が一部あり、もうノーマルタイヤでは無理。
しかしノーマルタイヤで来ている車も半分程度いた。
(ドライブレコーダー動画から切り出し)


登山口の駐車場は4つあるが、上から2つ目は2019年台風19号の豪雨で大崩落。
このためバスも乗り入れしていない。
これにより駐車場は混んでいて、上から3番目の駐車場に停める。
上の2つは有料(1日500円)。
このため下の2つが人気がある。ただし標高差80mあり、
登り15分、下り10分の計25分が余計に必要になる。


日向大谷からスタート。



いよいよ登山道。



トラバースが多いので要注意。
落ちると大破か死亡するような斜面が多く、気が抜けない。
小屋までには、途中、1か所、ベンチなどがある休憩ポイントがある。
会所から上は、落ちると落ちた先が崖になっているところがあり、
死者が多数出ているポイントがある。要注意。
ヘルメット装着で慎重に。
会所から上は、落ちると落ちた先が崖になっているところがあり、
死者が多数出ているポイントがある。要注意。


沢沿いを登る。
井戸手前の崩落部分は少し歩きやすく改善されていた。上のルートを通るのが安全。


弘法井戸は水が出ている。しかし、小屋の水場のほうがよさそうだ。
ここの上がテント場になっていることもある。


清滝小屋。
小屋に宿泊荷物をデポし、頂上へ向かう。


明瞭な尾根に乗ると頂上が見える。標高1430m。



積雪1cm。アイゼンは使わなかったが必携。



両神神社までくればあとは平坦だ。



頂上まで2分の展望ポイント。東京方面はこちらのほうが眺めがいい。



宝登山が見える。今日は新年なのでめちゃくちゃ混んでそう。



東京スカイツリーも見える。



頂上手前の鬼滅岩を過ぎると頂上は近い。



山頂。
完全装備で寒くない。


三角点。



奥秩父は冬型が強いと晴れる。
極めて強いとにわか雪が舞うことも。
浅間山は冬型が強く、雲に包まれている。


こう見ると両神山の雰囲気は、西上州に近い。



前橋方面は少し雨が降っていそう。



武尊山は雲から出ている。今日、頂上まで到達した記録もある。



かっこいい。



いい感じに晴れているが、冬型が強いとちぎれた雲が流れてきている。



では、山頂で1時間ほど休憩したので下ろう。



清滝小屋に戻ってきた。



小屋の冬用水場は凍結している。
そこで小屋の水源地を探ると、水源地付近では生きていて、水が出ている。
ただし落石に厳重注意で、ヘルメット装備で行く必要がある。


テントを設営する。



今回搬入食糧。
小屋となりの炊事場で飯にしよう。
車の場合、要冷蔵の食品も持ってこれるので便利。電車だと車内が暖かくダメになる。
サラダは大量に持参。約400g。
小屋の中は火気厳禁のため、外の炊事場で調理をする。


暗くなってきた。
飯を食べていると、某議員が一位ガタワ方面に向かっていった。


小屋に荷物をデポしておくと、テント内を広く使える。
昨シーズンは、小屋の中をコウモリが飛び回っていて気味が悪いという報告があったが、
コウモリは見かけなかった。


では、テントに戻り、寝よう。

19時就寝。


2日目

6時起床。



朝6時に元気な若者の声で起きる。
なんと3時から登ってきて頂上で日の出を見る予定だとか。
そこで起きてしまったので小屋内で朝飯を食べる。


片づけをしているとすっかり明るくなった。



では、下ろう。



落ちたら大破〜死亡だ。慎重に下る。



日向大谷に戻ってきた。
帰りも慎重に運転して帰る。

以上、無事に帰還。総費用 10k。