旅行記



2020/10 立山

立山は、富山県にある3,015mの山である。
これで立山は9回目だ。

雷鳥荘に前泊・後泊のうえ、立山に日帰りである。
基本的に立山は前泊日帰りで行っているが、
今回は時間があったので前泊・後泊としたものである。

アルペンルートの混雑期は大変だが、今回は平日山行なので混雑とは無縁だった。
木曽駒では、1日目遅めに登り、2日目早めに降りることで、混雑回避が可能だが、
アルペンルートでは、立山上部に泊まれるわけではないのでその作戦も難しい。
そのため最終日の早い時間に往復するのが良さそうだが、
日の出と同時に登り始めるくらいがいい。

雷鳥沢キャンプ場宿泊とも迷ったが、
費用を比較すると下記のとおりとなるため、山小屋宿泊としたものだ。
キャンプ料500円+入浴700円+夕食朝食2000円+減価償却費1000円=4200円
2食付き宿泊6500円−地域共通クーポン券2000円=4500円
キャンプ場が近いため原則としてキャンプがよいが、GOTOがあるので今回は山小屋泊だ。
なお、雷鳥荘は定価10,000円と安いが相部屋になるので、
少し高いが室堂山荘なども面白いかもしれない。
相部屋も2段ベッドで区切られているので自分のスペースは確保される利点が大きいが、
一方で、代わりに充当率が低くてもスペースは変わらなかったり、
いびきがうるさくでも逃げられないという欠点がある。

既に初冠雪しており、立山上部はなかなか危険。アイゼンも必要だ。
いざ、初冬の立山へ。


1日目



高崎駅から新幹線で長野駅へ。



長野駅1030の扇沢行き特急バスに乗る。



扇沢〜室堂間は往復9,210円となかなかのお値段でつらい。
扇沢からはトロリーバスに乗り、黒部ダムへ。
時間が遅いためピークを過ぎていて空いている。


順調にどんどん乗り継ぐ。



室堂ターミナルについた。
室堂ターミナルの情報掲示板。


いよいよ歩き始める。
もう14時のため人も減ってきた。完全に雪景色。


雪景色では寄るところもないので雷鳥荘に向かおう。



雷鳥を発見。半分冬毛になっている。ここまで白いのは初めてみた。
なかなか10月の北アルプスに行かないので見れない。


みくりが池なども吹雪いていてよくわからん。



だんだんガスが取れてきた。



雷鳥荘が見えてきた。



さっそくチェックインする。
8人の相部屋は今年は4人で運用しているようだ。
今日は4人だったが、翌日も4人だった。平日でもあまり変わらないようだ。


風呂もある。大変ありがたい。
ハイシーズンの土曜日は15時までになってしまうようだ。


温泉もある。すばらしい。最高だ。



夕方になるとガスが取れてきた。



夕陽が燃えるように赤い。



日が沈む。



1730または1840から夕食。
1730の回で食べる。

その後はやることもないので寝る。19時就寝。


2日目

朝5時起床。



朝食は6時から。
朝食前には風呂に入る。


では出発。
今日は立山まで往復だ。


日が登るまでにできる限り進みたい。



弥陀ヶ原のホテルがかっこいい。



みくりが池。
室堂ターミナルには寄らずに立山を目指す。


雷鳥も胸ラッセル?で進んでいる。



だいぶ登ってきた。まだ日陰エリアを進む。



一の越山荘。今日までの営業だ。
一の越山荘は1人でも個室対応なのでおススメだ。今後も宿泊したい。


雄山を目指して登る。
雪が凍結しているが、大きな支障はない。


富山湾が遠くに見える。



雄山。



そして立山頂上の三角点へ。2991m。
タッチ。


すごい。



神社はやっていない。



室堂方面も雪景色。



では、最高峰の大汝山方面を目指す。
しかし、トラバース気味に進む斜面に雪がついていて非常に危険。
斜面の下は奈落の底まで続いている。


なんとか通過するが非常に危険。
実際、今の時期は死者も出ている。


立山最高峰の大汝山。3015m。
頂上標識。


雪景色。



室堂方面。



大汝休憩所もやっていない。



唐松・五竜方面。



黒部ダム。



穂高・槍方面。
八ヶ岳も白くなっている。標高2500m以上くらいで雪になったようだ。


南方向。



盛大に雪景色。



雄山の神社がかっこいい。



剱岳も完全に雪山。もう普通の人には登れないだろう。



寒いのでダウンジャケットも着ているが、風がなければ寒さは感じない。



帰りも危険個所を慎重に通過。



雄山に戻ってきた。
頂上の神社施設は、軒先があるので非常ビバークできそう。


大汝山方面は危険。



降りよう。
小屋が見えた。


室堂ターミナルまで下る。



室堂は秋と冬が同居している。



室堂ターミナル。



地域共通クーポン2000円分が今日までなので、ホテル立山のレストランで昼食にする。
1950円(追いご飯が200円で可能)。


では、再び雷鳥荘に行こう。



今日は昨日と打って変わって晴れている。



万里の長城区間も晴れていればなんてことはない。



再び雷鳥荘。



雷鳥荘の前も眺めがいい。



15時過ぎなのにまだ雄山頂上に人がいる。
15時に頂上に居ていいのであれば、
東京から朝イチの新幹線で来ると室堂1155なので、そのまま大汝山まで往復できそう。
ただし、農取岳ならNGだ。
なお、乗り継ぎが良好なら1125に室堂に来れるかもしれないが期待はできない。


だんだん日が傾いてきた。



今日もいい感じに夕日が赤くなる。



夕日が沈んだ。



すっかり暗くなった。(1秒露光しているので暗くは写っていないが)



平日なので人が少なくて快適。
ただし相部屋は相変わらず上限の4人使用。相部屋の快適性はあまり変わらない。


人が少ない。



夕食。



暗くなると星空がきれい。



キャンプ場も10張くらいあり、意外と多い。
では、やることもないので寝る。
19時半就寝。


3日目

5時起床。



朝食。



では、出発。



今日は浄土山に行こう。室堂からは標高差400mほど。



雪が多い。



浄土山。
雄山と違って人が少ない。


浄土山。



頂上には崩壊した木造施設が。なんなのかは不明。



室堂に下ろう。



室堂に戻ってきた。



情報掲示板。



帰りもトロリーバスで戻る。
ロープウェイ、ケーブルカーと乗り継ぎ、関電の電気バスに乗る。


扇沢では70分ほど時間があるので遅い昼食にする。
地域共通クーポンが今日までなので、1000円分使う。
豚丼+カレーで1000円ジャストだ。
なお、黒部ダムレストハウスではご飯(210円)もあるはずだが、未確認。
扇沢でもご飯があったので、こちらのほうが空いているのでこちらのほうが良さそうだ。


長野からは新幹線「はくたか」に乗り、高崎へ。
長野〜高崎間は僅か36分と速い。
室堂〜長野で4時間だが、長野から自宅は1時間半もないので、
新幹線に乗ればもう自宅まで一直線という感じだ。

以上、無事に帰還、総費用41k。