旅行記
2020/01 白馬スキー
例年実施している白馬スキー合宿である。
2泊3日で白馬のスキー場へ、白馬では別荘に宿泊するプランだ。
作戦の概略
0日目:食料買い出し
1日目:八方尾根スキー場(1,830m)から唐松岳頂上山荘手前(2,640m)まで往復
2日目:栂池高原スキー場(1,650m)から天狗原(2,204m)まで往復
3日目:温泉後、帰還
結果的には、3日間中、2日間は何とか登れる天気だった。
冬型が定期的に緩む日もあるので、3日で行けば登れる日もある。
しかも、連休で人が多く、トレースがばっちりあり、これに助けられた。
しかし、厳冬期の北アルプスは、割と死を覚悟で行く必要がある。
特に怖いのは、雷、雪崩、暴風、道迷いあたりだ。
このため、1晩越せることを目標に、非常用装備をふんだんに持参。
ワカン・スコップ・アイゼン・ピッケル・ツェルト・ガスコンロ・防寒着などなど。
さらにダウンジャケットを圧縮せずに入れるなどして、これらで60Lザックを満タンに。
重量は10kgほどなので、全体としては比重が軽くなる。
雪崩埋没防止にわずかに効果がありそうだ。
エアバッグは容量はさらに大きい100L程度あるが、
こちらは巻き込まれたときに展開に失敗するリスクがある。
最初から軽い大荷物を持っておけば、浮力はやや不安だが、失敗するリスクはない。
これら対策を行ったとしても、厳冬期北アルプスのリスクはかなり高く、
僕のような初心者が単独で突っ込むのはかなり危険と言わざるを得ない。
山岳会等で知識技術経験をつけ、よきリーダーに引率され、登ることが望ましい。
また、別荘での宿泊では、共同生活では自分のみでは不可能な色々なことをもたらしてくれる。
普段は実質的に1人生活なので、
自分でも気付かない些細な不祥事をいろいろやらかしている場合が相当あることから、
こういうときに御助言を受けることは、真摯に行動に反映させていく極めて貴重かつ有用な機会だ。
さらに、こういったときの情報交換で新たなヲタジャンルを開拓することができる。
今回はVtuberと筋肉体操とポプテピあたりだな。
この歳だと1人で新たなジャンル開拓は難しい。
1日目

今回も車利用である。
朝6時出発で高速道路を走る。毎度のことだが運転に感謝。

白馬が近づくと正面には白馬五竜スキー場が見える。
毎回撮影しているポイントだ。

八方尾根スキー場へ。
チケット売り場とゴンドラは大混雑だが、栂池高原スキー場よりはだいぶマシである。

リフト等を3本乗り継ぐ。
リフト乗車中は風があり寒い。スキー中と異なり、運動していないので防寒対策が必要。
しかし冬はこうなっているんだな。景色がだいぶ違い、新鮮だ。

ゲレンデトップの八方池山荘の前で準備をし、歩き始める。
標高1,830mまで来れる。
谷川岳なら天神ザンゲ岩のあたりということになる。すごい。

登る。
あちこちにトレースがあり、踏み固められているので最初からアイゼン装着で歩く。

八方池手前のトイレ。閉鎖中。
標高2000mあたりと思われる。

登る。

人が多い。ここはゲレンデかよというほど。

数日前に降った雨で雪が硬くなっている部分もある。(写真中央手前)
スリップに注意。

八方池。標高2,086m。
ここはゲレンデかよというほど人がいる。

BCの人はここまでの人が多い。

正面が丸山。

途中、白樺の樹林帯を通る。

微妙に斜面をトラバース気味に通るところもあり、雪崩に注意。

丸山に登る。

丸山。

ここまで来れていれば十分と思ったが、まだ晴れているので上を目指す。

ここから先は稜線が左右に切れ落ちているので、雪が硬いときは滑落に要注意。
以前の3月第4週の週末には、滑落事故が立て続けに3件あったことがある。

斜面は雪が硬く、落ちたら死亡だ。絶対に転んではいけない。
当然、アイゼン+ピッケルに換装する。

要注意。
左下に落ちないように。もう丸山から上はすべてが危険個所だ。

斜面の下は奈落の底まで続いている。

突風に煽られて転ばないように注意。

要注意。

唐松岳頂上山頂が近づくと岩場が複数出現する。

厳重注意。

振り返れば絶景だ。

アイゼン・ピッケルで慎重に。

ここが一番怖い。
足元が崩れたら命はない。これは祈るように体重を載せる。

下は奈落の底まで続いている。

慎重に。

ここは危険度が高すぎて通過できない。ここで引き返す。
ここを登れば唐松岳頂上山荘が見えるはず。
標高2,640m。厳冬期の北アルプスでここまでこれれば御の字だろう。

そうとわかれば危険なところに長居は無用。
そろそろ13時ということもあり急いで引き返す。

アイゼン・ピッケル等で完全装備だ。
冬靴はモンベルのアルパインクルーザー2800(¥45k)。
写真の軍手はインナー手袋であり、当然、グローブを持参している。

下る。

下る。

三角点。1,973.9m。

八方池山荘に戻ってきた。一安心。

で、リフト3本乗り継ぎでスキー場のベースに戻る。
ここから、シャトルバスに乗り、八方バスターミナルへ。
ここから、八方シャトルバスか白馬バレーシャトルバスに乗ると、
別荘から3km地点(みそら野別荘地入口のセブンイレブン)まで来ることができる。
そこから徒歩40分で別荘まで行くことが可能だ。
つまり都合6本の乗り継ぎで八方池山荘から別荘まで行くことが可能。
が、友人も47での滑走を終えてタイミングがあったので、八方バスターミナルまで迎えに来てもらう。

別荘に移動。
別荘は快適だな。
今回は定員13人の別荘を大人9人で貸し切りに。
こうすると、各ご家庭ごとに個室を利用することが可能で快適性がアップ。
値段も2泊で20万円とかなり安い。
別荘を所有しての維持管理は大変なので、必要なときに借り上げるのがコスパいい。

別荘地内の見取り図はこのとおり。
では、久々に夜更かしして寝る。24時就寝。
2日目

翌日は栂池高原スキー場へ。

ゴンドラ中間駅で降りて記念撮影。

チケット売り場とゴンドラは大混雑。
ゴンドラで一気に登る。

つが第2リフトを乗り継ぐ。
リフトは現地での現金支払いのみである。255円。おつりがないように準備したい。
写真はゲレンデトップ。標高1,690m。
所要時間は、券購入、乗車待ち、乗継、乗車を含めて1時間程度。

標高1650m地点でゲレンデから林道にとりつく。
最初は林道をひたすら歩いていく。

途中、2個所、ショートカットできる部分がある。
画像は大阪経済大学の白馬ヒュッテだ。
山側からの雪崩に要注意で、谷側を歩くのが正解。
沢沿いは沢が埋まりきっておらず落っこちる恐れがある。
安全重視なら林道に忠実に行くのが良さそうだ。
また、ヒヨドリ峰へのルートと見分けがつきにくい。

成城大学小屋の手前からは緩い尾根筋を登っていく。

天狗原に出るあたりの斜面は斜度がきつく、ここも雪崩がやや不安。
トレースはあり、ワカンでまったく問題ない。アイゼンでは沈む。
雪崩回避のため、樹林をうまくつないで登る必要があるが、それでもリスクが高い。

視界不良なら道迷いに注意。

天狗原。
平坦で現在地がわかりにくい。あらぬ方向に下ると確実に行方不明になる。

天狗原の祠(2,204m)。
春ならヘリコプターでスキー場からここまで来れる(\1万とか)らしい。
少し高くなったところが、2,204mの標高点で、「天狗原の祠」があるところ。

BCスキーヤーが2人居るので写真を撮ってもらう。

なお、ここまで来ているBCの人は2名だけで、
ほとんどの人は手前で滑走開始してしまうようだ。
なお、スキーならここからゲレンデ下まで50分とのこと。
こんな状況の中、白馬乗鞍岳まで行く人はいない。自殺行為だ。
時間も13時30分と遅すぎるので非常に危険。さっさと撤退する。

帰りはルートを確認して慎重に。
シュプールを追いかけるとどこにつながっているかまったくわからない。

こういう広い斜面は雪崩が怖い。
途中、現在地をロストしたので、GPS誘導で復帰する。
登りのトレースを忠実に追いかけて下るのがよさそうだ。
BCのシュプールを追いかけるのは非常に危険。
おそらく99%は林道に向かっているはずだが。

慎重に。

ゲレンデトップに戻ってきた。

ゴンドラで下る。

その後は車に戻り、全員集合して、別荘へ移動。
途中、リフト券のおまけの食事券2,000円が余っているのでデザートにする。

快適な別荘である。
途中、1名は仕事のために離脱。
3日目

今日は天気が悪いので温泉に入って撤収である。

猿倉方面にある「おびなたの湯」に入ろうとするが、冬季休業になっていた。
そこで倉下の湯に入る。

温泉後は「善光寺」に寄って帰る。
(ドラクエWのおみやげを入手するため。)

善光寺で昼食にする。そば1,050円。
帰りは早い時間ということもあり、渋滞に巻き込まれることなく帰還できた。
早め早めの行動が肝心だ。
次回参考のためタイムテーブルを記載
0日目
18:00 食料買い出し
19:30 食料買い出し完了
1日目
03:30 一番早いチームが自宅出発
05:40 車出発
05:50 自宅出発
09:00 八方尾根スキー場に到着
09:55 ゲレンデトップから歩行開始
12:35 撤退
14:05 ゲレンデトップに帰着
14:30 滑走終了
15:10 車に帰着
15:40 別荘へ到着
24:00 就寝
2日目
07:35 起床
08:40 別荘出発
09:00 栂池高原スキー場に到着
11:25 ゲレンデトップより歩行開始
13:20 撤退
14:15 ゴンドラ上駅へ帰着
14:50 車に帰着
15:20 滑走終了
16:10 白馬五竜スキー場出発
16:30 別荘へ到着
24:10 就寝
3日目
07:30 起床
09:40 別荘チェックアウト
10:10 温泉
10:55 白馬出発
16:35 自宅帰着
20:15 一番遅いチームが自宅到着
(1日目・2日目ともにゴンドラ往復券)
費用
・交通費 3k+5k
・宿泊料 23k
・リフト代 5k
・食料費 3k+2k
・外食代 3k
・減価償却費 4k
・その他 2k
計 50k
お疲れ様でした&ありがとうございました。
(写真の一部は友人撮影)
以上、無事に帰還、総費用50k(うち減価償却費4k)。