旅行記
2019/11 谷川岳(2泊)
谷川岳は群馬県と新潟県の上越国境にある1,977mの山である。
冬になっていい感じに雪が降るようになってきた。
そこで谷川岳である。
本来は1泊2日程度の予定だったが、
ガスっていたため天候回復を待って2泊3日としたものである。
なお、今回で70回目の谷川岳だ。
1日目
朝発で急ぐため、高崎から新幹線で上毛高原駅へ。
上毛高原駅からはバスでロープウェイへ。
ロープウェイに乗り天神平へ。
荷物は19kgと、積雪期のテント泊装備としては軽い。
厳冬期はこれに、12本アイゼン、ピッケル、ワカン、スノースコップ等が追加され、+3kgだ。
このためロープウェイも手荷物料金が必要になる。往復520円。
天神平から歩き始める。
天神平に雪はない。
木道は雪で凍っていると非常に滑るので要注意。
要注意。
熊穴沢避難小屋は利用可能。
扉は修理された。
山頂を目指す。
登る。
天狗の留場、1660m付近。
そのうちに肩の広場は広大な雪原になる。
天神ザンゲ岩の少し上のあたり。
肩ノ小屋。
気温はマイナス2℃、風も弱いため、暖かい。長袖1枚+レインウェアで登る。
ガスっているが風もないので一応トマの耳まで。
山頂標識が今年から新しくなった。
三角点の残骸タッチ。
今回搬入食糧。
3日分である。もともと2日程度の予定だったので、3日分は予備という扱い。
しかし3日間にしたので、下山までにほとんど食べ切った。
水は雪から水を作っているので飲料水を大量に持ってくる必要は少ない。
ガスは250gを持参し、3日間でほぼ使い切った。
あまり節約せずに使っていたためで、節約すれば半分くらいで済むだろう。
夕食を食べ終わると、日が沈んだ。
やることがない。
今回は僕1人の宿泊だ。谷川岳は吹雪になると下山できない。
小屋に幽閉される恐れもあり、極めて危険だ。
このためこんなところに泊まるやつはいない。久々のソロ小屋泊だ。
と思ったら、茂倉岳避難小屋に宿泊を目指すという若者2人がやってきた。
結局たどり着けず、一ノ倉岳山頂付近でテント泊になったと言っていた。
夜に起きるとマイナス4℃。冷え込んでくるが、小屋の中は+1℃程度と暖かい。
19時就寝。
2日目
7時起床。11時間睡眠。
モンベル0#(-6℃まで)+メスナー寝袋(15℃まで)+ホッカイロ1枚+ダウン上下でぬくぬく熟睡。
むしろ寝るときは暑い(そりゃそうだ)。
スマホ温度が2℃だったので、小屋内は0℃〜1℃だろう。
今日は猛烈に吹雪いていて外に出たくない。
なんとか外に出ると全てが凍り付いている。これでは登るも降りるも大変だ。
こんな天気のなか、合計10人程度は登山者を見た。強引になんとか登れるレベルだ。
天気予報では風速15m/sだ。
夕方になってくるとガスが取れてきたので山頂を目指す。
上は青空が見えている。
山頂標識が新しくなっている。
マチガ沢を見下ろすと吸い込まれそうで困る。
日が沈む。
遠くが見えるようになってきた。
ガスもかっこいい・

パノラマ。
当然だが無人である。
無人の谷川岳。
サンピラーが見える。
見るのは今年2回目だが、山屋や航空オタなどでないとなかなか見れない現象だ。
はるか遠くには富士山が見える。
肩の小屋がかっこいい。
日が沈むと、群馬の夜景が輝きだす。
気温はマイナス6℃と冷え込みが厳しい。
そして今日も僕1人。久々のソロ小屋泊だ。
昨日は谷川岳山頂エリア全体としては3人いたのだが・・・。
今日は半径4kmに人間は自分だけ。
たまに地下深くを新幹線が、上空高くを飛行機が通過しているが。
モバイルバッテリーに3WのLEDライトを接続して明るく、ヘッドランプを室内でつける必要がなく便利。
夜景がきれいだ。
下界は電力を大量消費(国民1人1日あたり換算では約20kWh)。
今回は36Whのモバイルバッテリーを持ってきて、
照明とスマホ用に1日その1/4くらいを消費しているため、1日9Whの消費である。
このため下界と比較して電力消費量は僅か1/2,000の生活である。
20時就寝。
3日目
6時起床。9時間睡眠。
モンベル0#(-6℃まで)+メスナー寝袋(15℃まで)+ホッカイロ1枚+ダウン上下でぬくぬく熟睡。
むしろ寝るときは暑い(そりゃそうだ)。
スマホ温度が2℃だったので、小屋内は0℃〜1℃だろう。
今日も吹雪いている。
このため山頂に行かず、ただちに下山にかかる。
特に昼頃は20m/sの南風の予報なっており、
強風で歩行不能となり下山できなくなる恐れがある。
このため風が強くなる前に下山する。
ガスで視界はないが、120回くらい通っている天神尾根なので問題ない(慢心)。
雪は吹き溜まりで20cm程度。このくらいなら下山するにはひざにやさしい。
下るとガスから飛び出た。
谷川主脈の山々がかっこいい。
降りる。
天神尾根は無人である。これはロープウェイが運休のため。
西黒尾根を降りるのが速いが、雪がついていて難易度が高く、僕には無理。
雪の木道も慎重に。非常に滑る。
天神平に戻ってきた。
天神平に雪はない。作業員でにぎわっている。
ここからは田尻沢コースを降りる。
田尻尾根より距離は長いが、林道なので安全である。
ロープウェイ下をひたすら歩く。
スキーで滑れば15分なのだが。
ロープウェイ山麓駅に戻ってきた。
ロープウェイは運休しているが、施設は開いているため、
トイレ・休憩所・コインロッカーなども利用可能でありがたい。
土日などはバスの乗車券もここで販売してくれるとバス下車時の混雑緩和にもなるのにな。
水上駅から在来線で帰るには接続が悪く、上毛高原まで行き、そこから新幹線で帰る。
+1000円で1時間早く帰れる。
登り:1050→1330(肩の小屋)
下り:(肩の小屋)0750→1005
以上、無事に帰還。総費用 19k。