旅行記



2019/11 木曽駒ケ岳(2泊)

木曽駒ヶ岳は長野県中央アルプスにある2,956mの山である。
標高2,640m付近までロープウェイが通じているため、
山頂までは往復4時間弱と短い行程で到達することが可能だ。
頂上付近ではテント泊も可能で、ゆるキャンに最適である。

今シーズンからは、ロープウェイのシーズン券を導入している。
ロープウェイと路線バスが乗り放題で12,000円と安く、年3往復使用で元が取れる。
さらに、同行者も割引、レストラン10%割引など、特典が多い。
ロープウェイは駒ヶ根から千畳敷までは4,000円以上するが、
標高差1900m以上を稼げるので、むしろコストパフォーマンスは高いほうだ。
今シーズンは7往復使ったが、もうさすがに今回が最後だろう。

木曽駒はロープウェイの混雑が凄いのだが、
10月下旬にもなってくると紅葉が終わり、混雑は解消してくる。
11月にもなれば完全にオフシーズンだ。
しかし寒いため装備がかさみ90Lザックにもなるうえ、電車・バス移動などが多く気が重い。
寝袋はモンベル#0+メスナーだ。
雪は初冠雪のものが残っていて積雪5cm、軽アイゼン程度が必要だ。

なお、本稿も含め、木曽駒はこれまでに22回行っている。
ホテル千畳敷宿泊も含めれば、計47日だ。

いざ、初冬の木曽駒ケ岳へ。


1日目




高崎駅から長野駅へ。
3連休ということもあり、
中央高速バスは中央道の渋滞40kmに巻き込まれて遅れることが予想されるうえ、
ザックが大きく、東京の電車に乗りたくない。
そこで、高崎から長野まで新幹線で行き、長野から駒ケ根ICまでの高速バスに乗る作戦だ。
高崎長野は4,620円、高速バスは片道あたり2,050円のため、
新宿から高速バスに乗るよりかなりお値段はかかるが、
渋滞を考慮すると2時間程度速くなりそうだし、定刻ベースでも速いのは間違いない。
ただし、新宿からの高速バスで+1,000円のSクラスシートを使い、SSLはG車に乗れば、
大きなザックで東京の電車に乗りたくない問題はある程度解決する。
また、差額で伊那あたりに前泊する作戦なら渋滞は回避できる。
つまり、木曾駒は様々なルートが取れることがわかる。


上田駅付近では上田電鉄の橋梁崩壊現場が見える。



長野駅。



長野駅からは飯田方面の高速バスに乗る。
片道2,250円、往復なら片道あたり2,050円だ。
3連休ということもあり、バスはほぼ満員。普段はもう少しすいているだろう。
上信越道6.0km、長野道75.8km、中央道38.7kmで、計120.5kmの距離だが、
その間で約2時間かかるので、表定速度は60km/hとなる。
自家用車なら1時間ちょいで走ってしまう人もいそうだが、
各駅停車のバスはそれに比較して遅いのはやむを得ない。


バスは定刻(0843)発車で、到着は14分遅れ(1101→1115)。
定刻なら女体入口1107のバスに乗れるところ、残念ながら次の1137に乗る。


ロープウェイで上がる。
ときおり臨時便が出る程度の混雑。


10℃と涼しい。



で、千畳敷駅(2,640m)から歩き始める。
なお、公式HPでは2,612mと表記があるが、これはロープウェイ建設当時の測量による数字。
現在の地形図では2,640mとなっている。


もう午後なので下ってくる人が多い。



人も少なく、交換待ちの時間ロスもない。



順調。しかし荷物が重い。



稜線に出た。
わずか220mの登りでOK。ゆるキャンだな。


伊那前岳もかっこいい。



次は宝剣岳へ。
左下の青年とは、ロープウェイ駅で意気投合し、1日目終了(テント場)まで行動を共にする。
年齢・職業は違えど、山を愛する気持ちは同じ。
というか、こんな時期に木曽駒にテント泊で来ている時点でかなりの山好きなのは間違いなく、
このため山トークで盛り上がる。
頻繁に山に行っていれば、またどこかの山でお会いするだろう。


雪があり危険。要注意。



パノラマ



次はテント場へ。
宝剣山荘で受付する必要があり、また、トイレ・水場はない。
水は宝剣山荘でもらえるので5Lを持っていく。
意外と、調理、洗顔、手洗い、歯磨きなどで水を使う。それでも1晩で5Lあれば余裕だ。
しかし5Lも給水すると、ザックが超絶に重い。18kgだったのが23kgくらいになってそう。
持ち上げる際に腰を痛めないように注意。
早速設営する。


山頂。



パノラマ



三角点。



頂上の神社。



記念写真。



そろそろ日が暮れる。



沈んだ。



すっかり暗くなったがまだ活動している人多し。



今回搬入食糧。


では寝る。19時就寝。


2日目

6時起床。10時間睡眠。

モンベル#0(快適-6℃まで)+メスナー寝袋(15℃まで)+薄手ダウンジャケット+ホッカイロ2枚で、
ぬくぬく熟睡。むしろ寝るときには暑かった。
朝はスマホ温度が-2℃だったため、外気温は-4℃くらいだろう。
テント内でも水が凍りまくっていて大変。もっとも、昼間にテント内に放置しておけば溶ける。
1日目の青年は、UL装備で35Lザックだったが、夏用シュラフ(8℃まで)でかなり寒かったと言っていた。

昨日の夜は、外国人のパーティが深夜24時頃まで宴会で騒いでいて非常にうるさかった。
山行スタイルは多様なので、宴会山行も大いに結構だが、他人に迷惑をかけてはいけない。


日が高くなってきた。
トイレ(大)をしたくなり、急いで宝剣山荘へ。何とか間に合う。
そして戻ってくる。往復30分かかるので大変だ。
宝剣山荘のトイレはぼっとん方式のため、携帯財布は持ち込まないようにしたほうがいい。
落下すると回収できないが、ときおり落下事故があるそうだ。


再び山頂へ行こう。



再び三角点。



タッチ。



御岳山がかっこいい。



パノラマ。



西駒方面。



馬の背方面に回ってテント場に戻る。



すっかりすいたため、雪がなく、防風壁が高い、絶好の場所に引っ越しする。



ふたたび宝剣山荘へ。
この山行でいったい何往復したのか。非常に大変。
幕営料金1,000円にトイレ代は含まれているのでトイレには行き放題。


ごはん200円を2杯食べる。



次は伊那前岳へ。



意外とアップダウンは少ない。



伊那前岳の頂上。



三角点もある。



千畳敷カールが見えるが、角度が違い、こちらもなかなかかっこいい。



パノラマ。



テント場に戻ってきた。



夕飯だ。



3WのLED照明でめちゃくちゃ明るい。ヘッドランプ不要で非常に便利。
僕のテント(写真右端)だけが、他よりも圧倒的に明かるいことがわかる。

では寝る。19時就寝。


3日目

5時起床。9時間睡眠。

モンベル#0(快適-6℃まで)+メスナー寝袋(15℃まで)+薄手ダウンジャケット+ホッカイロ5枚で、
ぬくぬく熟睡。むしろ寝るときには暑かった。
朝はスマホ温度が-4.7℃だったため、外気温は-6〜‐7℃くらいだろう。
一般的なテント泊としてはなかなか寒い。
雪がない場所に設営したこともあり、1日前と体感的にはそれほど変わらず。


暁の地平線。



すっかり日が高くなり普段の様子に、



ここ2日で数時間山頂にいたため、今日は山頂にはいかず、撤収する。



宝剣山荘を経由して千畳敷へ。



ロープウェイ始発前なので人が少ない。



かっこいい。



千畳敷に戻ってきた。



ロープウェイは乗車に待ち時間はない。



朝は寒くても、日が昇ると急激に気温が上がってくる。



しらび平からはバスで駒ヶ根ICへ。
駒ヶ根ICからは高速バスで長野へ。
駒ケ根IC 1025→長野駅 1250 だが、実際には10分遅れくらいだった。
梓川SAでの休憩時間が、ダイヤ上は10分なのに、20分休憩していることも原因か。
バスはすいていて1人で2席使えて快適。
そんなに混まなさそうだ。
駒ケ根IC 1025だが、次は1430となり、4時間も空いてしまう(朝夕は2時間間隔程度)ので、
1230くらいの便があれば帰るのにちょうどいいのにな。
当然ながら中央道の渋滞はすごいことになっているが、このルートならば関係ない。
中央道のバスに乗る場合には、駒ケ根IC 0950の便には最低限乗らないと巻き込まれる。


長野駅からは新幹線で帰る。
「はくたか」に乗ると、高崎駅までノンストップ40分だ。超絶に速い(ただし4,620円するが)。
今は台風19号被災に伴う暫定ダイヤで時刻変更などが生じていて要注意。


以上、無事に帰還、総費用25k。