旅行記



2019/10 木曽駒ケ岳

木曽駒ヶ岳は長野県中央アルプスにある2,956mの山である。
標高2,640m付近までロープウェイが通じているため、
山頂までは往復4時間弱と短い行程で到達することが可能だ。
頂上付近ではテント泊も可能で、ゆるキャンに最適である。

今シーズンからは、ロープウェイのシーズン券を導入している。
ロープウェイと路線バスが乗り放題で12,000円と安く、年3往復使用で元が取れる。
さらに、同行者も割引、レストラン10%割引など、特典が多い。
ロープウェイは駒ヶ根から千畳敷までは4,000円以上するが、
標高差1900m以上を稼げるので、むしろコストパフォーマンスは高いほうだ。

木曽駒はロープウェイの混雑が凄いのだが、
宿泊なら、1日目は遅めに登り、2日目は早めに下山することで、混雑を回避可能だ。
このため山の滞在時間は20時間弱であり、24時間以下のため実質日帰り?だな。
といっても、ロープウェイ待ち1時間以上となるような日は、年間10日くらいしかない。
1年365日のうち3%くらいだが、この3%におそらく多くの人が集中するので凄いことに。
(月日別など詳細な輸送人員は公表されていない)

ザックは電車・バス移動などが多いので、60Lに収まるよう軽量化した。
寝袋はモンベル#2だ。
まだ雪も降っても積もらない(根雪にならない)季節なので、アイゼンは不要だ。
しかし、9月下旬には初雪だったので、いつ積雪するかわからず、油断はできない。

なお、本稿も含め、木曽駒はこれまでに20回行っている。
ホテル千畳敷宿泊も含めれば、計42日だ。


0日目



今回は中央道下りが激しい渋滞が予報されているので、
前日のうちに伊那まで行ってしまい、前泊する作戦だ。
これで混雑を回避できる。
バスタ新宿から高速バスに乗る。
定刻ベースでは、1835新宿→2200伊那バスターミナルだ。
新宿では定刻で出発。


隣の席に客はおらず、2席を使えた。快適。



写真は双葉SA。
ほぼ定刻(5分遅れ)で伊那バスターミナルに到着。
渋滞に巻き込まれることもなかった。


伊那市駅から徒歩3分のところにあるホテルに泊まる。
3,700円と安い。
前回使ったときは3,600円だったが、消費税10%になったのでやむを得ない。
設備も値段相応分はあり、十分。次も使いたい。

では夜遅いので寝る。24時就寝。


1日目

6時半起床。
朝も大浴場に入れるので汗を流してから出発。


伊那市駅から電車に乗り、駒ヶ根へ。
駒ヶ根までは12kmほどだが25分くらいかかる。歴史的経緯もあり、結構遅い。
ちなみにほぼ同じ距離の東海道線横浜〜戸塚間(12.1km)は10分ほど。


駒ヶ根駅からはバスに乗る。
あさイチは臨時バスも出たと言っていた。
駒ヶ根駅では、ロープウェイ客は僕だけだったが、菅の台の駐車場からは大勢乗ってくる。
菅の台のバス乗車待ちは酷いと2時間以上になるそうなので、
車を駒ヶ根駅付近に停め、そこからバスに乗ればバス待ち無しでロープウェイ駅まで行ける。
ただし、駐車料金が高いのと、バス乗車時間が少し長くなる(往復30分程度)のが難点。
なお、バス運賃分の小銭をおつりなしで持っていることが絶対条件。
(僕はシーズン券があるので見せるだけでOK)


バスは駒ヶ根0830→しらび平0920で、ロープウェイは1110発のため、1時間50分待ち。



紅葉なので混雑しているというわけだ。



千畳敷駅では15℃と涼しい。日差しがなければ長袖1枚でOKだ。



レストランで補給していく。シーズン券があるので1割引。
レストランは超混雑しているかと思ったが、11時台だったからなのか空いていた。


で、千畳敷駅(2,640m)から歩き始める。
なお、公式HPでは2,612mと表記があるが、これはロープウェイ建設当時の測量による数字。
現在の地形図では2,640mとなっている。


もう午後なので下ってくる人が多い。



宝剣山荘(2,860m)。わずか220mの登りでOK。ゆるキャンだな。



やや風があるが快適。



中岳の巻き道を通る。要注意。



玉の窪山荘が見える。
10月の3連休(の休日のみ)までは営業しているようだ。


テント場は大混雑。



そしてテント場に設営。



山頂。



文字がかすれて読めなくなっていた山頂標識は、文字が塗りなおされていた。



頂上の神社。



寒いので、4枚着ている。



10月なのでハロウィンである。
こいつを見るようになると新雪のシーズンだ。


三角点。



大混雑。



今回搬入食糧。
山では野菜確保に苦労する。
野菜ジュースで代用するが、あくまで野菜汁なので野菜そのものではなく、どうかな。


夕飯はまぜそば(ソースなし)
しかし、500kcalではやや不足した。山の夕食は1,000kcal以上とりたい。


日が傾いてきた。



すっかり暗くなったがまだ活動している人多し。
テントは200張り程度。このほか、西側の登山道に6張り。
小屋には公認されているが、6時までに撤収するよう指示をされる。


水星が見える。画面中央上。
内部太陽系戦士では一番人気(?)
太陽系の一番内側を回っている関係で、太陽から大きく離れず、見るのは難しい。
天文マニア、山屋、航空マニア、海釣り師あたりじゃないと見ることはまずないだろう。


暗くなってきた。



駒ヶ根、伊那の夜景が輝きだす。
山頂に闇テンのパーティもこっそり。


テント場に戻る。
近くのテントの宴会がうるさい。
21時半くらいまで騒いでいた。農取小屋なら超怒られるはず。
登山道への幕営が解禁されたら、登山道上に引っ越ししたほうがいいかもしれない。

21時就寝。


2日目

6時起床。9時間睡眠。

モンベル#2(快適2℃まで)+薄手ダウンジャケット+ホッカイロ4枚で、ぬくぬく熟睡。
スマホ温度は、朝5時に最低の2.5℃を記録した(ログ取りアプリを入れている)ので、
このときにテント内で1℃くらい、外気温で0℃くらいだろう。
このくらいになってくると2℃までのモンベル2番ではきつくなってくる。


朝焼けは一瞬だ。すっかり普通の光線に。



テントを撤収。



再び山頂へ。



大混雑。



撤収して戻ろう。
宝剣山荘へ。


ロープウェイへ下る。



ロープウェイの始発で上がってきた人と、下りの大パーティで大混雑。
交換待ちで時間がかかる。


千畳敷に戻ってきた。



13℃と涼しい。



ロープウェイは乗車に20分待ちと混んでいる。
理由としては、宿泊者が多かったためだろう。
頂上付近の小屋の定員は合計620人。
(宝剣山荘120+天狗荘200+頂上山荘100+頂上木曽小屋100+玉の窪小屋100)
紅葉の連休で定員の1.5倍は泊まっているとすれば1,000人くらい。
テントは200張りなので500人はいるはず。
よって1,500人が山頂付近泊まっていることに。
連泊で下山しない人や、ロープウェイを使わずに下山する人もいるので減るが、
一方では、空木や西駒から縦走してくる人も加算されるわけで、
1,500人をロープウェイで下すには、輸送力(400人/h)では約4時間弱が必要になる。
というわけであさイチからずっと下りロープウェイは満員のわけだ。


駒ヶ根ICからは高速バスで新宿へ。
インターネットで見ると、バスには続行便が出ているのでこちらに予約変更する。
続行便は2日前くらいに急に設定されることがあるので、事前チェックが重要だ。
続行便は空いていたので、横2席を1人で使えた。

定刻ベースでは、駒ヶ根IC 1050→新宿1415。
高速バスは5分遅れで出発し、新宿着は5分早着。
渋滞予報では13時から小仏渋滞となっていたが、そのとおり13時渋滞開始で、
1315頃に通過したが渋滞1km程度で3分ほどのロスで済んだ。


以上、無事に帰還、総費用22k。