旅行記



2019/09 尾瀬


秋雨で雨予報だったので、尾瀬である。
雨でも、大雨注意報が出ないレベルなら、十分尾瀬に行ける(実際に人がいる)。
テント泊の場合、休憩所やビジターセンターの軒下が使える(張ることは不可)ので、
テントの設営・撤収時にも雨にぬれずに作業できるし、
滞在中、こういった雨に濡れない場所で過ごせるので、服を乾かせる。
燧ケ岳・至仏山などの山もあるが、尾瀬の湿原歩きだけでなかなか楽しい。
晴れていると登りたくなるので、このくらいがいいかもしれないな。

まだ雪はなく、アイゼン等は不要だ。

尾瀬はこれで29回目(78日目)である。


1日目



沼田駅までJR上越ライン(というと都会っぽい)、
そこから関越交通バスで戸倉。
戸倉からは鳩待峠までシャトルバスに乗る。
沼田⇔鳩待峠は約6000円し、結構高いのが難点。
なお、関越交通の「尾瀬カード」は車内販売をとりやめてしまったという情報も。
そうすると実効運賃は更に高くなるので残念。
写真は鳩待峠。


出発の前に補給する。
おにぎり弁当+味噌汁が、
通常800円のところ賞味期限間近で300円になっていたのでこれにする。
補給後、準備をして出発。


山ノ鼻にはテントが設営されているが、狭いため混雑している。



至仏山荘にはエコキュートが並んでいる。
石油ボイラーを燃やすより、商用電源があるのでエコキュートを作動させたほうが安い。
その左の「OZE Green WiFi」用の衛星アンテナは撤去されている。
電力用に電線に通信線を共架して、有線通信になったとのこと。


湿った南風の影響で、気温は16℃台とぬるい。
最低気温も6.6℃と冷え込むようになってきた。おととい初霜だったらしい。


夕方になると日帰りの人がいなくなるのでガラガラ。



人が少なくなってきた。
工事を終えて帰る工事業者とも複数すれ違う。


秋になってくると木道工事が始まってくる。(秋は登山者数が少ないため)



古い木道は撤去するのでなく、休憩所用の床版などに再利用してくれると便利なんだけどな。



ここを渡ると福島県。



見晴にそろそろ到着。



さっそく設営する。
雨が降る前にテント設営できてよかった。


桧枝岐小屋で飯にする。
焼肉定食のタレ無し。店員に覚えられていたので注文もスムーズ。
19時までと、夕食時間帯にも営業しているのがありがたい。
他の小屋は夕食営業はしていない。
夕食時間帯に営業しているのがうちだけなのでやめるにやめられないとか言っていた。
なお、尾瀬小屋では事前予約で夕飯と朝飯が食べられると聞いている。


今回搬入食糧。小屋で夕食にする前提のため少なめ。
飲料水は2日で2Lでやや余る。今の時期は涼しい。


燧小屋で風呂に入る。1730〜1845の75分。
風呂に入れる時刻は毎回違うので要確認だ。
ごく稀に風呂に入れないこともある。(至仏山荘が貸し切りで入れなかったことがある)
風呂に入れるのは非常にありがたい。
なお、燧小屋は、経済産業省のキャッシュレス・ポイント還元事業の対象店舗のため、
10月以降、キャッシュレス決済で5%還元になる。
恐らく尾瀬内でこのキャッシュレス・ポイント還元事業に対応しているのはここだけと思われる。


19時からはビジターセンター職員のスライドショー。
時期によってはいろいろイベントをやっているようだ。


テントは20張り以上あるが、見晴は広いので余裕だな。
暗くなってきたので寝る。
20時就寝。


2日目

7時起床、約10時間睡眠。
モンベル3#(6℃まで)+毛布2枚でぬくぬく熟睡。
毛布があるので氷点下でもぜんぜんいけるはず。

今朝の最低気温は8.9℃くらいだったようだ(ビジターセンター公式より)。
燧ケ岳頂上ではヤマテン予報で10℃だったが、
盆地の尾瀬ヶ原ではそれよりも下がることも多い。
八ヶ岳の行者小屋などでも同じ現象になることがある。装備の選定に注意。



撤収して出発。
見晴地区の中を小型バックホーが走っていて凄い。(写真中央左)
ひげくまの人が乗っている。


尾瀬沼を目指す。
この不自然に斜めに切断された立木があるところが白砂峠。


峠を越えると湿原に出る。



沼尻の休憩所はリゾート感が凄い。



沼尻休憩所は火災で全焼したが、再建された。
かなり小さくなっているうえ、売店メニューはかなり縮小されているが、
小屋がある安心感は絶大だ。
トイレもある(200円)。
DSS発電所のように毎日電源を落としていた飲料自販機はとうとう壊れてしまったようだ。
修理技術者が来れないのでヘリで下すしかないと言っていた。


今回は山頂まで行かないので山頂記念写真がない。
長袖1枚でちょうどいい。


このあたりの湿原もいい感じ。



燧ケ岳も見える。



大江湿原に出た。



尾瀬沼ビジターセンター(VC)へ。
尾瀬沼VCでは18℃となかなか暑い。


燧ケ岳の山頂を拡大すると結構人が多い。



長蔵小屋の食堂で飯にする。
営業時間は13時頃まで。


大清水に下ろう。
三平峠から尾瀬外に出る。


一ノ瀬からはシャトルバスに乗れる。
3.2kmで700円と結構高いが、かなり便利。さっそく乗る。
このバスがなかったら縦走はあきらめるパターンも考えられるくらい便利。
水芭蕉の時期は運行されていないが、道路整備が間に合わないからとのこと。
そのまま運行するとパンクしまくるらしい。


次は、大清水〜沼田駅までは関越交通バス。
沼田駅からはJR線等を乗り継いで帰宅する。

以上、無事に帰還、総費用15k(うち減価償却費4k)。