旅行記
2019/06 浅間山
浅間山は長野県/群馬県にある2,568mの山で、
日本でも有数の活火山である。100名山指定。
1973年以降、最高峰の釜山2,568mには登れないことから、
すぐ近くの前掛山2,524mが最高峰扱いになっている。
公共交通機関にて日帰りで行くことは難しく、今回は車での山行だ。
標高差は1100m程度のため日帰りで程よく運動できる。
広義の浅間連峰(小浅間山〜湯ノ丸山まで)としては5回目だが、
火山規制があるなかで一番高くまで行ける前掛山まで行ったのはこれで3回目だ。
噴火となれば、4km離れた場所まで噴石が来る場合もある。
45度で射出されれば、空気がないものとしても初速200m/sなので、
実際には250m/sくらいないとそこまで飛ばないだろう。
浅間山ハザードマップでも250m/sを想定している。
しかし、天明噴火では、15km離れた碓氷峠に48cmのものが着弾した記録もあり、
この場合、500m/s程度となる。
恐ろしすぎる。

高速道路の深夜割引が使える時間で上信越道をとおり浅間山荘へ。
5時に歩き始める。

気温は15℃とそこそこある。

噴火警戒レベル1により500m以内立入禁止のため、
2,568mの浅間山本峰(釜山)は不可能で、手前の前掛山(2,524m)を目指す。

標高1,410mからスタートのため最初は樹林帯だ。

一の鳥居。1,550m。

二の鳥居。倒壊している。1,670m。

1,900mくらいになってくるとだんだん周りが開けてくる。

途中の1,990m地点にある火山館で休憩。

気温は10℃と、運動していると長袖1枚でやや暑い。

火山館は館内で休憩も可能だが、今日は管理人不在で開いてなかった。

水場もある。ありがたい。
タオルを濡らし、ザックの横ポケットに入れておく。1秒程度で取り出し可能。
ヘルメットも装備しておく。
噴火発生から着弾まで1分程度しか余裕がなく、ヘルメットを取り出している時間はない。

草すべりなどを周回するルートも面白そうだ。バスもあるので、車利用で周回可能。

2,100m付近からは森林限界へ飛び出す。

荒涼とした光景だ。

2,430m。
このあたりが火口に最も近づく場所だ。

こちらは避難用シェルター。
このシェルターに1泊したなどという山行記録もあるがすごいな。

前掛山へ。
雪が北側斜面に残っているが、登山道にはまったくなく、アイゼンなどは不要だ。

頂上標識。

噴煙が出ておりすごい。写真ではわかりいくい。
ドローンを飛ばして火口内を撮影するのが流行っているが、失敗して墜落する事例も多く、
半径500m以内の立入禁止区域には多数のドローンが眠っているとかなんとか。

火口には謎の道と、謎の観測装置が。

最高峰が見える。
なお、歩けるような登山道があるとのことだ。
そこから火口を半周した真の頂上は、
僅か距離500mとはいえ超危険なところで、
一般人が行くことは不可能、日本でも有数の秘境(?)だな。

牙山、剣ヶ峰などが眼下に見える。
あくまで立ち入りは「半径4km以内は、登山道に限って可能」とされているので、
登山道がないこれらの山に行ってしまうと、災害対策基本法違反になるはず。

パノラマ横3700PIX

記念撮影。
頂上で2時間ほどぐだぐだする。
防災用ヘルメット装備+作業ズボンだったのも原因か、その間、
「あそこに見える山は何山か?」
「本当の頂上に行く道はあるのか?」
「火口に見える施設は何?」
「火口まで道のようなものがあるがあれは何?」
「冬はここはどうなっているのか?」
などとやたらと聞かれる(そしてすべてに回答した)。
特に1回聞かれて回答すると、別の人から次々に聞かれるというパターンが多い。
で、「てっきり気象庁の職員で、火口を監視しているのかと思った」とか言われた。

では、雲が増えてきたので下山にかかる。

四阿山方面が見える。

荒涼とした光景だ。

火山館に下る。
なお、前掛山にいるときに噴火した場合、この登山道をたどろうとすると、
火口に近づく方向になるので、前掛山から火山館に向かって直接下るのが良さそう。
急勾配だが、ダブルストック装備で行けば、富士山の砂走的に下れるはず(高い技術が必要)。

かっこいい。

戻ってきた。

浅間山荘天狗温泉で温泉に入る。

特濃の鉄温泉だ。
その後はまた高速道路で帰還する。
登り 0500→0847
下り 1045→1255
以上、無事に帰還、総費用12k。