旅行記



2019/05 木曽駒ケ岳

木曽駒ヶ岳は長野県中央アルプスにある2,956mの山である。
標高2,612mまでロープウェイが通じているため、
山頂までは往復4時間弱と短い行程で到達することが可能だ。
頂上付近ではテント泊も可能で、ゆるキャンに最適である。

立山とも迷ったが、冬季(11月〜5月)はビーコン必携とのことであきらめる。

アルプスの3,000m級にも遅い春がそろそろ訪れようとしているところで、
木曽駒も新しく積雪になるようなことはほとんどないだろう。
だいぶ暖かくなったので、さっそく行ってみたものだ。
今回からは、ロープウェイのシーズン券を導入している。
ロープウェイと路線バスが乗り放題で12,000円と安く、年3往復使用で元が取れる。
さらに、同行者も割引、レストラン10%割引など、特典が多い。
ロープウェイは駒ヶ根から千畳敷までは4,000円以上するが、
標高差1900m以上を稼げるので、むしろコストパフォーマンスは高いほうだ。

ザックは電車・バス移動などが多いので、60Lに収まるよう軽量化した。
寝袋はモンベル#2だ。

なお、本稿も含め、木曽駒はこれまでに16回行っている。
ホテル千畳敷宿泊も含めれば、計34日だ。


1日目



朝一に新宿駅まで電車で行く。
バスタ新宿から高速バスに乗る。
定刻ベースでは、0655新宿→1018駒ヶ根ICだ。
新宿では定刻で出発、中央道の下りの渋滞に多少参加したが、駒ヶ根は定刻だった。


で、駒ヶ根駅1030発(女体入口1037)のバスに乗り、ロープウェイ駅へ。
朝イチのスーパーあずさ1号に乗って飯田線経由できても駒ヶ根駅1130バスになるので、
鉄道経由より速かった。


バスでロープウェイのしらび平駅へ。
閑散期の30分ヘッドの運転になっている。


標高1800mくらいからは残雪が現れ、標高2500mから上では全面雪になる。



千畳敷駅では9.9℃と涼しい。長袖1枚でOKだ。



ホテルの食堂で補給していく。シーズン券があるので10%割引。



で、千畳敷駅(2,640m)から歩き始める。



雪が腐っていて非常に歩きにくい。



スノーボーダーが雪崩を起こしながら上部から滑走してきたりと、結構危険だな。
雪崩る斜度と、滑って楽しい斜度が同じくらいなので、なかなか悩ましい。


最上部の急勾配区間は、ステップが切ってあり、見た目よりは安全。
しかし、アイゼン+ピッケル+ヘルメット装備が望ましい。
上級者が軽アイゼンとダブルストックで歩いているのを見たが。


上部では夏道が出ている。



稜線まで出た。
左は宝剣山荘(2,860m)。わずか220mの登りでOK。ゆるキャンだな。


宝剣山荘でテント泊の受付をする。(1000円)
水ももらえる。水は命。
食堂も限定的に営業しているのでご飯を頼む。


宝剣岳を目指す。
滑落で死者多数、非常に危険だ。


雪がついていて極めて危険。
今年だけで3名死亡しているのもわかる。


山頂。アイゼンをつけて岩に登るのも非常に危険なのであきらめる。



南方面へのルートはほとんど雪がないようだ。



まずまずの展望だ。
さて、下ろう。


パーティがロープを出しながら登っている。
左のカールとの稜線沿いを岩登りすれば、雪を踏まずに頂上まで行けるが、
ここも結構危ない。


では、次は木曽駒ケ岳の山頂を目指す。
頂上山荘のテント場は全面雪。
頂上山荘から風下になる部分だけは、ご覧のとおり雪がないので、ここに幕営しているパーティもいた。


山頂。



こちらもまずまずの展望だ。



では、宝剣山荘に戻る。
小屋裏の風を避けられて水平な絶好の場所に幕営。


これならばっちりだな。



暗くなってきた。
昼間の1/400程度の明るさだ。
つまり20AU離れた天王星の昼間と同程度の明るさということに。


暗くなってきた。準備をして寝る。


19時半就寝。


2日目


マット、ホッカイロ4枚、ダウンジャケット、ダウンパンツ、モンベル#2(快適2℃まで)で、
やや寒いくらいだったが問題なく寝れた。
これまで足が寒いために1段厚い寝袋を持ってくるというパータンが多かったので、
薄手のダウンパンツを導入。
これで少し寝袋を薄くできる。

結局、朝はスマホ温度が-0.8℃だったので、テント内は-3〜-2℃くらいだろう。
小屋の公式でも-2℃といっていた。
ヤマテン予報では+3℃だったが、雪があるので氷点下になる。
モンベル#2(快適2℃まで)で概ね問題なく寝れた。


4時40分に起きると雲が多くて朝日が拝めない。



西側はよく晴れている。代わりに満月が沈むところ。



朝日が拝めないので二度寝して起きると日がすっかり高くなった。
テント内が暑くなるので自動的に起きる。


テントを撤収して木曽駒へ。



いい天気になっている。
雪が硬く、宝剣岳は非常に危険。


あちこちにシュプールが残る。
スキーヤー・スノーボーダーが滑り納めに木曽駒まで来ているようだ。
たいして登らずに滑れるのでお得だな。


かっこいい。



こちらにもシュプール多数。



山頂。
山頂の三角点は埋もれている。


頂上の神社。



今日は最高の展望だな。



これが一応頂上標識。



誰もいないので自撮りだな。



富士山も見える。
山でテント泊しているというと、
なぜか「富士山を見ながらキャンプしたい」と言われることもあるのだが、
木曽駒はちゃんと富士山も見えるし、ロープウェイから徒歩1時間ちょいなので、
ゆるキャンプに最適だろう。


御嶽山が見える。
今年の規制解除後は大賑わいだろう。


では、山頂から下り、宝剣山荘へ。



ロープウェイの始発が遅い(7時)ため、まだ誰もいない。



下ろう。



下り始めは非常に危険。
とはいえ、落っこちてもぶつかるような場所はないので、大破まではしないだろう。
むしろ勇者がシリセードした跡もある。


ロープウェイの始発がきたので、多くの人が登っている。



ホテル千畳敷まで戻ってきた。
頂上からは65分で戻ってきた、。雪があると速い。


9時ジャストに食堂が営業しはじめるので、また食堂で補給。
そのあと、0930のロープウェイで下る。


ロープウェイで降り、路線バスに乗り、駒ヶ根ICへ。

駒ヶ根ICからは高速バスで新宿へ。
バスはコンセントもあり快適にネットしつつ移動できる。
往復とも、横2席を1人で使えた。

定刻ベースでは、駒ヶ根IC 1050→新宿1415。
高速バスは5分遅れで到着し、双葉SA出発では定刻、新宿着は10分早着。
小仏トンネル等は14時から渋滞の予報になっていたので、渋滞無しで通過できた。
次発の1150発のバスでも新宿着はほぼ定刻だったので、今の時期はこれでもOK。
更に次の1250発のバスは新宿着45分遅れで、このあたりまでが許容範囲か。

以上、無事に帰還、総費用18k。