旅行記
2019/05 燕岳
燕岳は北アルプスにある2,763mの山である。200名山指定。
頂上付近の2,710mには、600人収容の大きな山小屋「燕山荘」がある。
絶大な人気を誇る山小屋で、燕岳が100名山ではないのにこれだけ大人気なのも、、
この小屋のおかげといってよいほど。
5月、6月あたりは雪があって難しいため、小屋もすいていて、
山小屋でリゾートを満喫するには一番いいシーズンだ。
このため、燕岳はこれで3回目だが、いずれも5月or6月に来ている。
山岳リゾートに滞在するつもりで、燕岳に行くのが、なかなか楽しい。
ただし、アイゼン・ピッケルが必要だ。5月の北アルプスは冬である。
今回は友人の車を使用し、前夜発1泊2日で行くことにした。
公共交通機関利用の場合、穂高駅から朝早い時間にバスもあるので、
穂高駅か松本駅し、そのバスを利用することで、公共交通機関利用でも前夜発1泊2日で可能だ。

金曜日帰宅後、山道具の準備して、準備完了後、夜23時出発、
ほぼ徹夜で車を走らせ、朝2時過ぎに第1駐車場に到着。
その後少し仮眠して、準備し、出発。

駐車場(1390m)から登山口(1450m)までは、徒歩10分ほど。
道路には通行止(車両通行止ではなく、人も含めて通行止)標識のあるバリケードが置いてあるが、
警察or長野県が設置したものではないので、歩いて通っても違法ではなさそうだが、
道路ではなく、脇道を通って登山口までいく。

尾根にとりつくとひたすら急なのぼりが続く。よく整備されていて歩きやすい。
画像は第1ベンチ(地形図読みで標高1670m)

第2ベンチ(地形図読みで標高1840m)
ちょうと物資輸送用ロープウェイと交差するところにある。

第3ベンチは標高1990m、富士見ベンチは標高2200m。(いずれも地形図読み)
富士見ベンチは完全に埋没。
ほぼ等間隔にベンチがあるので休憩のペースを作りやすい。

標高2000mから上はほぼ全面雪。
前回(2014年)に来た時には、同行者が雪で滑り落ちて胸を強打したトラウマもあり、
慎重に登っていく。

合戦小屋(2,380m)
ここまでくると尾根の樹林密度が薄くなって見通しが効く。

小屋では物資も販売していて心強い。

有人はトン汁(600円)を頼んでいた。

合戦小屋から少し上、2,488.2mの三角点のあたりで森林限界になる。

見通しがよい。

ここから上も全面雪だが、左右が切れ落ちているので、雪が硬いときには滑落に要注意。

登りはアイゼン無しでOK。下りは軽アイゼンくらいで行けそうだ。
ピッケル使用は1割くらいで、多くの人はストックで登っている。
が、当然ながら、アイゼン・ピッケルは必ず持参のこと。

小屋が見えてきても遠い、
これは、小屋が巨大なためだ。意外と遠い。

小屋へは、地形図上では東側に登山道がついているが、
廃道になっているうえ、雪があると非常に危険なので、尾根どおしである。

小屋の西側に回り込むと、燕岳が見える。かっこいい。
後ろ向きで撮ると絵になる。

到着。

小屋にログインする。
予約しているので、電話番号を入力して署名するだけでOK。
1人あたり10,300円。
前回は9,500円だった気がするが、物価上昇で値段も上がっている。

11〜14時までは昼食営業もしている。

では、アタックザック(10L)にレインウェアと防寒着を詰めて、燕岳へ。

かっこいい。
標高2700mの稜線なので森林限界上で見晴らしがいい。雪もほとんどない。
たまにど根性ダケカンバなどが生えているが。

山頂。

三角点。2,763.0m。

記念撮影。

巨大な小屋が見える。
「巨大な小屋」というワードは「有人式大型ドローン」のような自己矛盾感がある。

剱岳が見える。
手前は北燕岳。雪壁になっていて登るのは難しい。

パノラマ。

小屋に戻る。
小屋は基本的には4人4畳の区画になっているが、今の時期は1区画3人で通される。
このため、3〜4人パーティで行けば個室状態で使える。
小屋内部は超巨大で、増築を繰り返してきた建物同士が連絡通路で接続されているので、
端から端まで歩くのに200mくらい距離がありそうだ。
ただし、土建屋的には、防火区画に分かれていなさそうなのが若干気になる。
全部木造だと、どこかで火が出ると全館全焼となる恐れもある。
連絡通路を軽量な鉄骨製にし、防火扉(火災報知器の発報で自動閉鎖)を設置するのがよさそう。
山小屋で火災は非常に怖く、実際に火災で全焼した小屋も意外と多い。

夕飯。1730〜。
テント泊でも食べることが可能だが、2800円する。
ワンプレートのほうが洗い物を削減できる(節水)が、味が混ざるので丁寧に食べよう。
生野菜が出るのが凄い。
数日おきに搬入が必要だが、合戦小屋まである物資輸送用ロープウェイの威力が大きい。

夕食が終わると夕日に。
なんだか模型のよう。

日が沈む。

沈んだ。
小屋のすぐ北にある2,704m標高点が眺めがいい。
2日目

早朝の気温は0℃と暖かい。

朝食。0515〜。
テント泊ならば1300円で食べられる。
品数が多いのが高評価。

小屋の前には雷鳥が。

朝食後、準備をして、ふたたび山頂ピストンだ。
なお、友人は小屋で寝ている。
7時くらいまで部屋に居られるようだが、基本は朝食後すぐに出発だ。

山頂。

山頂パノラマ。

小屋に戻り、友人と合流。
7時まで寝ていたらまわりで掃き掃除が始まったのでログアウトしたそうな。
ここも記念写真スポットだな。

では、下っていく。
下りはアイゼンを装着する。第3ベンチまで装着。

下る。

三角点からは少し右に折れて下る。

下ると雪が少なくなってくる。

下山。
ここから10分歩いて駐車場へ。

中房温泉で風呂に入る。
小屋宿泊なら、有明荘の日帰り入浴割引券をくれるのでそちらのほうがいいかも。


帰りの昼飯は安曇野市街で蕎麦を食べる。
天ぷらはそのまま食べれば塩分も少なく、ヘルシーなので、たくさん食ってもOKだな。
その後は、渋滞につかまることなく、17時くらいに帰宅。
以上、無事に帰還、総費用23k。(交通費7k)
お疲れ様でした&ありがとうございました。