旅行記
2019/03 谷川岳(肩ノ小屋)
谷川岳は群馬県と新潟県の上越国境にある1,977mの山である。
3月ともなると、積雪期も折り返しで、冬型が長続きしなくなり、
3〜4日を1サイクルとして、高気圧、低気圧、冬型のサイクルが繰り返される。
1日目は高気圧の中心になり良く晴れそう、
2日目は低気圧が接近してくるものの何とか天気は持ちそう、
というわけで、1泊2日で谷川岳に行ってきたものだ。
食料は3日分持参して肩ノ小屋に宿泊だ。
ここに泊まったら暴風雪+豪雪で脱出不能になるリスクもある。危険すぎる。
もし宿泊中に風邪・インフルなどを発症した場合も困るので、
ロキソニン・カロナールなどの解熱鎮痛薬も持参するのが無難だ。
なお、今回で68回目の谷川岳だ。
1日目

朝発で急ぐため、高崎から新幹線で上毛高原駅へ。
今日はよく晴れている。
高崎からは、八ヶ岳〜浅間山などが見える。かっこいい。

上毛高原駅からは始発バスでロープウェイへ。
バスは始発便だけあって大混雑で、
スキー道具を抱えている人など、大荷物の人が多いため、
お客様トラブルが発生して遅延するリスクがあるので要注意。
今回は、ザックで場所取りをしていた人が席を外した隙に、
それをどかして座った人がいたため、お客様トラブルが発生しかけた。
なぜ席を外すかというと、上毛高原駅でバス往復とロープウェイセット券が売っているので、
まず席を取って、そのあと券を買いに行く作戦なのだろう。
なお、このセット券、有効期間1日なので、僕のような泊まりでは使えない。
そのかわり、たくさん来るので、バスカードでいいだろう。

ロープウェイに乗り天神平へ。
大混雑している。チケット購入10分待ち、乗車15分待ちだ。
ではスタート。早速歩き始める。

いったん天神峠に上がる。

山頂が良く見える。

人が多いのでにぎわっている。
熊穴沢避難小屋は埋没している。
入り口は埋まっているが、先週は掘り出されていたので、
雪は柔らかく、簡単に掘り出せそうだ。
実際、帰りは掘り出されてはいれるようになっていた。

昇る。

天狗の留場、1660m付近。

山梨県の防災ヘリが。
群馬県の「はるな」が墜落したので、
近県のヘリはよく見る(特に3機体制の埼玉県のヘリが多い)が、
かなり離れている山梨県のヘリは初見。

肩ノ小屋。

肩ノ小屋がかっこいい。

まずトマの耳まで。
巨大雪庇がすごい。

かっこいい。

で、谷川岳頂上。
傾いているので荷物を越後側に転がり落さないように注意。
バケツを掘ってから置くこと。

東尾根を見下ろすと数人登ってきている。

いい展望だ。傾いているので休憩には適さない。

奥の院。
斜度がきつく、越後側に落っこちそうなので要注意。

かっこいい。

一ノ倉岳の岩壁がヤバイ。

パノラマ2500PIX

写真をとってもらう。

パノラマ3000PIX
トキの耳からマチガ沢本谷に滑走(滑空)した跡が残っている。

さて、小屋に入り、夕食だ。
今回搬入食糧。
手前のラムネがオススメだという話で持ってきたのだが、なかなかいい。
90%ブドウ糖なので、即座に血糖値に変換されるので、
運動中継続的に補給することで、高出力の連続稼働が可能となる。
100円でブドウ糖36g相当になるので、安いのもいい。
白飯もほぼ糖だが、アルファ米を調理するのは手間がかかるので行動中はできない。
「おかず無しで白飯を食うなら砂糖でも食ってろ」というご意見をいただいたことがあるが、
まさに白飯の代替食になりそう。
糖尿病の判断試験で、75gのブドウ糖を摂って血糖値を見るという試験があるので、
まあ75gくらいまでなら食っても大丈夫だろう(健康な人に限る)。

夕食を食べ終わると、日が傾いてきた。
手前にテント泊の4人組が。男性1、女子3のパーティだ。

奥の院へ。
気温が下がってくると雪が硬くなってくるので注意。

パノラマ、夕日VER

山頂から日没を見物。
五竜〜唐松岳の間に日が沈む。
五竜の左は剱岳。
剱岳は、トマからだと平標山に隠されて見えない。

日没になった。
ちなみにここのほか、オジカ沢の頭への稜線上にも1張り、
一ノ倉沢の途中に1張り、熊穴沢避難小屋に4張りあったほか、雪洞も多数。
多くの人が谷川岳で宿泊している。

暗くなってきた。

そして、代わりに市街地の夜景が輝きだす。

夜景がきれいだ。

月が輝く。
右奥の、苗場山中腹の明かりは、かぐらスキー場の整備だ。

今日5人の宿泊だ。
うち2人は、一ノ倉沢を登ってきた、スーパーエキスパートだ。
ツェルトを張ってシュラフカバーのみで今夜を耐えていた。
といっても、室内は2℃くらいあるので、ダウンジャケットを着ていれば何とか。
なお、携帯の電波も入る。
冬山では、モバイルバッテリーを接続し、
充電率は常に80%以上をキープしておきたい。
20時就寝。
2日目
6時起床。10時間睡眠。
モンベル0#(-6℃まで)+ホッカイロ4枚でぬくぬく熟睡。
メスナー寝袋(15℃まで)は暑いので下に敷いた。

最低気温はマイナス6℃だった。

で、朝飯を食べて撤収している間にすっかり日が高くなり普段の様子に。

テント泊の4人が撤収してきた。

早くも東尾根から数パーティがきた。

奥の院。

遠くには、剱岳2,999m(左)と五竜岳2,814(中央)が見える。
五竜岳直下には、五竜菱も見えることがわかる。
剱は距離120kmと結構な距離だ。
剱のほうが遠いので標高は高いのに低く見える。

今日もいい天気。

大展望。
360度パノラマ、横3000PIX。

さて、だいぶ楽しんだので、そろそろ下山しよう。

熊穴沢避難小屋は、入れるようになっている。

天神平に戻ってきた。

今回は天神平のレストランで昼飯(右:カレー)を食べる。
+200円でライスを注文(左)してさらに大盛りにした。

昼食後には、ロープウェイで降りる。
西黒沢はゲレンデかというくらいシュプールがついている。

降雪なし。

バスで土合駅まで、そこからは電車に乗り、高崎へ。
土合駅で20分ほど寝る。さきほどの大盛りごはんで血糖値が上がったか。

上牧駅からは谷川岳が見える。かっこいい。
(参考)高崎へは、以下のような値段になる。
上毛高原経由で新幹線 バス875円(1,250x0.7)+タッチでGO新幹線1,640円=2,515円
バスで水上から上越線 バス525円(750x0.7)+JR972円=1,497円
バスで土合から上越線 バス147円(210x0.7)+JR1,140円=1,287円
+1000円で30分早く帰れるが、土合経由ならΔ1200円となる。
登り:0945→1230(肩の小屋)
下り:(肩の小屋)1010→1100
以上、無事に帰還。総費用 14k。