旅行記
2019/02 白馬 + スキー合宿
例年実施しているスキー合宿である。
2泊3日で白馬のスキー場へ、白馬では貸別荘に宿泊するプランだ。
作戦の概略
0日目:食料買い出し
1日目:栂池高原スキー場(1,650m)から天狗原(2,204m)まで往復
2日目:白馬五竜スキー場(1,640m)から中遠見山(2,037m)まで往復
3日目:温泉後、帰還
結果的には、3日間中、2日間は何とか登れる天気だった。
2月ともなれば冬型が定期的に緩むので、3日で行けば登れる日もある。
しかも、連休で人が多く、トレースがばっちりあり、これに助けられた。
しかし、厳冬期の北アルプスは、割と死を覚悟で行く必要がある。
特に怖いのは、雷、雪崩、暴風、道迷いあたりだ。
このため、1晩越せることを目標に、非常用装備をふんだんに持参。
ワカン・スコップ・アイゼン・ピッケル・ツェルト・ガスコンロ・防寒着などなど。
さらにダウンジャケットを圧縮せずに入れるなどして、これらで60Lザックを満タンに。
重量は10kgほどなので、全体としては比重が軽くなる。
雪崩埋没防止にわずかに効果がありそうだ。
エアバッグは容量はさらに大きい75L程度あるが、
こちらは巻き込まれたときに展開に失敗するリスクがある。
最初から軽い大荷物を持っておけば、浮力はやや不安だが、失敗するリスクはない。
https://www.youtube.com/watch?v=ixuj03HWlZE
https://www.nadare.jp/news/190202hakunori-report/
1日目

今回も車利用である。
朝5時半出発で高速道路を走る。
白馬が近づくと正面には白馬五竜スキー場が見える。
毎回撮影しているポイントだ。

栂池高原スキー場へ。
チケット売り場とゴンドラは大混雑。

ゴンドラで一気に登る。

つが第2リフトを乗り継ぐ。
リフトは現金支払いが可能だ。240円。
ゲレンデトップ。標高1700m。
所要時間は、券購入、乗車待ち、乗継、乗車を含めて1時間程度。
ゲレンデトップには多くのBCスキーヤー等が準備していた。

標高1650m地点でゲレンデから林道にとりつく。
最初は林道をひたすら歩いていく。

途中、2個所、ショートカットできる部分がある。
山側からの雪崩に要注意で、谷側を歩くのが正解。
沢沿いは沢が埋まりきっておらず落っこちる恐れがある。
安全重視なら林道に忠実に行くのが良さそうだ。
また、ヒヨドリ峰へのルートと見分けがつきにくい。

成城大学小屋の手前からは緩い尾根筋を登っていく。

天狗原に出るあたりの斜面は斜度がきつく、ここも雪崩がやや不安。
トレースはあり、ワカンでまったく問題ない。アイゼンでは沈む。
雪崩回避のため、樹林をうまくつないで登る必要がある。

視界不良なら道迷いに注意。

快適な登り斜面だ。
雪崩は不安だが。

天狗原。

春ならヘリコプターでスキー場からここまで来れる(\1万とか)らしい。
少し高くなったところが、2,204mの標高点で、「天狗原の祠」があるところ。

誰もいないので自撮りだな。

なお、ここまで来ているBCの人は2名だけで、
ほとんどの人は手前で滑走開始してしまうようだ。
なお、スキーならここからゲレンデ下まで50分とのこと。
こんな状況の中、白馬乗鞍岳まで行く人はいない。自殺行為だ。

帰りはルートを確認して慎重に。
シュプールを追いかけるとどこにつながっているかまったくわからない。
こういう広い斜面は雪崩が怖い。

ゲレンデトップに戻ってきた。
その後は車に戻り、全員集合して、別荘へ移動。

快適な別荘である。
途中、1名は仕事のために離脱。

宴のあとだな。
2日目

翌日。慎重に運転して白馬五竜スキー場に。

出発前に記念撮影だ。

ゲレンデトップではこんな感じ。なかなかハードな環境だ。

ゲレンデトップまでは、ゴンドラとアルプス第1リフトを乗り継ぐ。
ゴンドラとアルプス第1リフトの乗り継ぎに際しては、
乗り場が100mくらい離れていて、滑走者との衝突に要注意。

バックカントリー用の登山口から入る。
雪崩危険度は1〜5の5段階でLv4。

雪が深いが、新雪の下に硬い氷の層がある。
このため、ワカン+アイゼンで進む。冬靴と合わせて、足が非常に重い。

スキーのトレースがきれいに続いている。
途中で滑走するBC屋が多いので、だんだんトレースは細くなるが、
まあ休日ならば、天気が悪くても小遠見山まではトレースがあるだろう。

標高1800mくらいからは雲の上に出て、降雪もなくなる。
南に張り出す雪庇を、崩壊ラインを大きく回避してトレースをつける。
北側に意外と大きく回避しないと危ないが、
あまり北側を歩くと今度は北側に滑り落ちる雪崩と共に落ちる危険。

小遠見山。

中央に見える中遠見山を目指す。

雪が意外と硬く、滑落に注意。

雪庇と滑落に厳重注意。
アイゼンがなければ行けないだろう。
このため、小遠見山から先は、山屋だけ。それでも、山屋は6人いた。

注意。

大遠見山方面には先行する登山者が。
トレースが雪庇の上についていて非常に危険。

中遠見山に到着。
ここで引き返す。

写真中央には、鹿島槍ヶ岳から延びるカクネ里雪渓(カクネ里氷河)が見える。
到達は極めて困難な場所で、遠見尾根から下る以外に方法がなく、片道2日、往復4日かかる。
膨大な積雪量で、長野県唯一の氷河だ。

ゲレンデトップに戻ってきた。
下りはリフト乗車不可なので、ハイカーの場合はゲレンデ脇を歩いて降りる。
雪煙を舞い上げ高速走行する北海道新幹線みたいなボーダーが、
霧の中を現れてギリギリを通過したりしてなかなかスリリングである。
まるで高速道路の路肩を歩いているようなアウェー感と危険を感じるので要注意。

ゴンドラで降りる。

下山後は装備解除をして友人と合流。

スキー場は大混雑。

別荘に移動。
別荘は快適だな。

快適。

寝室は、シングルベッドx3+シングルベッドx3+ダブルベッドの8名定員。
3日目

今日は天気が悪いので温泉に入って撤収である。
猿倉方面にある「おびなたの湯」に入る。
「おびなたの湯」に至る県道では、BCスキーヤーが道路を滑走していて楽しそう。
八方尾根から無名沢やガラガラ沢をBC滑走するルートである。
冬の白馬ならスキーで公道を移動するのができるのがすごい。
交通の頻繁な道路でやると検挙される恐れがあるので素人にはオススメできない。
更に、踏切をスキーで渡ってはいけない。
スキーで2本の線路が短絡されて車両が在線している扱いになり、
信号が赤になるだけでなく、信号システムにエラーが出る。
温泉後は「道の駅白馬」に寄って帰る。
帰りは早い時間ということもあり、渋滞に巻き込まれることなく帰還できた。
早め早めの行動が肝心だ。
次回参考のためタイムテーブルを記載
0日目
18:00 食料買い出し
19:50 食料買い出し完了
1日目
05:20 車出発
05:30 自宅出発
08:50 白馬栂池高原スキー場に到着
10:40 ゲレンデトップから歩行開始
13:50 ゲレンデトップに帰着
14:30 車に帰着
15:30 別荘へ到着
22:30 就寝
2日目
06:00 起床
08:00 別荘チェックアウト
08:20 白馬五竜スキー場に到着
09:20 ゲレンデトップより歩行開始
13:35 ゴンドラ上駅へ帰着
14:00 車に帰着
15:00 白馬五竜スキー場出発
15:50 別荘へ到着
22:30 就寝
3日目
06:00 起床
09:30 別荘チェックアウト
10:05 温泉
11:15 白馬出発
14:25 自宅帰着
(1日目・2日目ともにゴンドラ往復券)
費用
・交通費、宿泊料 26k
・リフト代 5k
・食料費 4k
・減価償却費 4k
お疲れ様でした&ありがとうございました。
(写真の一部は友人撮影)
以上、無事に帰還、総費用39k(うち償却費4k)。