旅行記



2018/12 雲取山

雲取山は東京都・埼玉県・山梨県の3県境にある2,017mの山である。

今回は三峰神社→雲取山→鴨沢の縦走ルートだ。
公共交通機関だと縦走ができるのがメリット。
国を越える縦走は楽しい。

距離が長いのでザック重量はこの時期としては軽い13.6kgと軽量化した。
もちろんテント持参である。
が、コースタイムより15分多く時間がかかってしまった。歳には勝てない。

今回は八ヶ岳(黒百合ヒュッテ)と迷ったのだが、
気温がマイナス20度の予報でしかも冬型が強くガスのため、
温暖で人が多い雲取山にしたものだ。
雲取山はマイナス17度の予報なのでまだ家庭用冷凍庫程度でマシだ。

なお、これで雲取山は37回目である。


1日目



秩父鉄道で三峰口。



バスに乗り、三峰神社へ。
この4月から、西武秩父駅8時30分発のバスが土日に通年運行されるようになった。
三峰神社に40分早く到着できるので、余裕をもって歩ける。
混雑も三峰口駅から乗って着席できる程度だったが、
1月の土日は乗り切れない恐れがあるので様子をうかがおう。


では、三峰神社から歩き始める。
雪はない。


霧藻ヶ峰休憩所はやっていない。



白岩小屋は、何者かにより入口の扉が破壊され、小屋内が素通しに。
風雪が入ると内部の劣化も一気に進む。
このあたりから雪が出てきた。


トラバースは凍結していて通行注意。。
しかし、雪がない区間のほうが多く、アイゼンを使うのも区間の精査が必要だ。


雲取山荘。
山荘の前にある水場は凍っている。
雲取山荘にはテントなし。


頂上到着。
結局、アイゼンは持参したものの使わず。
そろそろ夕暮れだ。
この山頂標識、高さが2mあるのだが、
上に子供が立っている写真をヤマレコで見た。すごい。


三角点タッチ。



パノラマ横3500PIX



小屋に入る。
が、そのあと盛大に焼き肉が焼かれだしたので脱出する。
室内で焼き肉をすると油が汚れとともに内装に浸み込んで汚くなる。
焼き肉・炒め物などオイルミストが出る料理は外でが基本だ。
雲取山避難小屋は焼肉に遭遇する可能性が非常に高く不思議な現象だと思っていたが、
「この小屋は水場がないので、
水をふんだんに使ううえに水が無駄になりがちな鍋物や麺類などがやりにくく、
水がなくてもできる炒め物、焼き物になるのでは?」
というご助言があった。なるほど。

写真は今回搬入食糧。
水は飲料水2L+雑用水1.7L。
山頂だと水は限定的なので、節約して使おう。


夕食。
湯を沸かす場合、コッヘルの上に熱湯を入れたアルファ米を置いておくと早く出来上がる。
給湯と加熱を同時に行うので「コージェネレーション調理」と命名。
燃料を節約できる。
ペットボトルも上に置いておき、加熱しておけば、翌朝凍りにくい。

このあと好青年から「食料が足りないので買い取りたい」とか相談され、
300円で板チョコ1枚を売る。
もしベテランの人に話しかけたら、
「食糧計画のできない奴は冬山に来るな」とか厳しくご指導され結局食料も調達できず、
何もメリットがないため、若い人に相談するのが正解だろう。


誰もいないので三角点に置いて自撮りだな。



暗くなってくると市街地の夜景が輝きだした。
オリオン座がばっちり見える。


スカイツリーと東京の摩天楼だ。
羽田空港に着陸する飛行機が見える。


今日は小屋は8人と快適だ。
0.7WのUSBライトで明るい。体力に余裕があれば5WのLED電球を持ってくるのだが。

途中、高尾駅から八ヶ岳まで2泊3日で縦走する人が立ち寄り、
小屋で夕食を食べ、1時間仮眠し、出発していった。
睡眠時間は1日1時間だとか。
人によって必要な睡眠時間は異なるが、1時間はすごい。
さらに23時間も連続稼働できるのもすごい。
総合病院の医師、中央省庁の官僚、長距離トラックドライバーなど、
長時間にわたって高い集中力を求められる仕事に向いてそう。本当にうらやましい。

19時半就寝。


2日目

5時起床。9.5時間睡眠。
(途中、2時に話声でいったん起きるがすぐに寝た)
モンベル0#+ブランケット+ホッカイロ4枚で余裕でぬくぬく熟睡だ。



外はマイナス14.3℃とかなり寒い。
室内はマイナス4.2℃と暖かい。外に比べれば天国だ。
しかし水はことごとく凍ってしまうので取り扱いに注意。


そろそろ日の出。



そろそろ日の出。



まだ東京の夜景はついている。
写真中央の一番明るい光が謎である。いつも明るい。
東村山浄水場のあたりだが、浄水場を照らす理由はないのでなんだろう。
指向性のあるライトがこっちを向いているだけの可能性もある。


日の出。



朝陽でまっかに染まる。



再度頂上へ。



パノラマ横3500PIX



快適な別荘だった。
では、鴨沢ルートへ。


振り返ると山頂がかっこいい。



一気に奥多摩湖まで降りる。
標高差1500mの下り一辺倒だ。


奥多摩小屋は2019年3月末で取り壊され、テント場の営業も終了する。
ビバークはできないわけではないが、実際の運用がどうなるかはわからない。
自然公園法を遵守した運用が必要だ。


テント場はにぎわっている。



小袖登山口まで出た。
巨大なPR看板が。意外とでかい。
黄色いタバスキーの頭が取れていたのだが、修理されている。
「丹」の文字を擬人化?したものだそうだ。


徒歩10分の2つ先のバス停、留浦まで歩くと、バスが多い。
留浦からバスに乗る。
三峰神社はバスが毎時1本あり、しかも毎時30分発なのでわかりやすいが、
こちらはその半分程度(2時間に1本程度)の本数で、時間もランダムなので、
事前の確認が必須だ。
ただ、コースタイムはこちらのほうが30分短いので、電車+バスの時間はかかるものの、
差はそれほど大きくはない。


帰りは、奥多摩→青梅線→八高線と乗り継いで帰る。
前回は30分の乗り継ぎ時間があったので高麗川駅周辺で飯を食べようとしたが、
駅周辺になにもなくあきらめた。
そこで拝島駅で30分を使い、ラチ内の吉野家で牛丼大盛りを食べる。

1日目 0950→1525(所要5:35 CT5:20)
2日目 0825→1120(所要2:55 CT3:50)

以上、無事に帰還。総費用12k。