旅行記



2018/11 谷川岳(肩ノ小屋)


谷川岳は群馬県と新潟県の上越国境にある1977mの山である。

11月になり冬型の出現率が高くなってきた。
が、全国的に帯状高気圧に覆われてよく晴れる予報。
そこでさっそく1泊2日で谷川岳に行ってきたものだ。

登山者800人以上がこれまで死んでいる谷川岳、
油断と慢心は厳禁だ。

装備としては、
天神尾根往復オンリーならば、ストック+軽アイゼンでも何とか可能だが、
急傾斜が多く、正規アイゼンが歩きやすいだろう。
実際、9割が正規アイゼンである。

今回は黒百合ヒュッテテント場を想定して、
寝袋はモンベル0#+ホームセンター寝袋を持参し、テントも持参したが、
これにより重量は18kg程度になっていて非常に重い。
厳冬期谷川岳の想定だと、これにワカン+スコップが追加されて更に+1.2kg。
まあ、谷川岳なら宿までは標高差600m、黒百合ヒュッテなら560mなので、
20kgくらいでも何とかなるだろう。

なお、今回で60回目の谷川岳だ。


(参考)今回の天気図



1日目






高崎駅から上越線電車に乗り、水上駅へ向かう。
水上駅に雪はない。
上牧駅からは谷川岳が見える。
事前に着雪状況や天候の確認ができて大変便利。


水上駅からはバスでロープウェイへ。



だそうだ。



ロープウェイに乗り天神平へ。
天神平の積雪はまだ20cmほど。
谷川岳山頂は、11月1日に初冠雪したがしばらく降雪がなく、
ようやっと昨日までに50cmほど積もったようだ。
かぐらスキー場も雪不足で営業開始できていなかったが、
今回どっさり積もって今日営業開始できたようだ。


天神平から谷川岳を見る。
ではスタート。早速歩き始める。


すべて夏道だ。
トラバースが多く、落ちないように要注意。
レールのようなトレースが。


熊穴沢避難小屋はまだ建物が出ている。



登る。



登る。



天狗の留まり場付近。



肩の小屋。
多くの人が休憩している。


トマの耳。



富士山が見えるが、かなりかすんでいる。
画像処理によりはっきり見えるように。
どうも雪がかなり積もっていそう。


頂上。
山頂標識には群馬県境トレイルのマークが。


誰もいないので自撮り撮影だな。
上は6枚、ズボンは4枚だ。


奥の院。



一ノ倉岳を目指すが、トレースは1人分のみ。
歩行抵抗が大きく、茂倉岳避難小屋まで行くのはとても無理。
今日は肩ノ小屋にする。


パノラマ2900PIX



東尾根を見下ろすと吸い込まれそうで困る。
実際写真を撮ろうして落ちて死んだ事例が結構多いので要注意。


日が傾いてきた。



無人。



小屋に入ろう。



天空の別荘だ。



日が沈む。



パノラマ2900PIX
夕暮れVER


日が沈んでしまった。急激に気温が下がってくる。



モバイルバッテリーを108Whと、5WのLED電球を持参(天井のフックに吊るしている)。
5Wというと白熱電球40W相当以上で、かなり明るい。
避難小屋全部が十分明るくなり、ヘッドランプ不要で、非常に便利。
ただ、モバイルバッテリーは1/3の36Whくらいで十分だな。
モバイルバッテリーを山に持っていく場合、リチウムポリマーではなく、
通常の18650リチウムイオン電池を使ったものが、強度が高く、安全だ。
リチウムポリマーは、アイゼンで踏んづけると、
鉄の刃が簡単に電池パックを貫通し内部短絡して大電流が流れ爆発的に炎上する。

ちなみに小屋は僕1人だ。
つまり、半径2kmに人間は僕だけ。
まあ、地下深くをたまに新幹線が通過しているが・・・。


今回搬入食糧。
燃料も250gも搬入してふんだんに使える(暖房としてもOK)。


夕飯。



暗くなってくると下界の夜景が輝きだした。
線状に見えているのは関越道。


満月に照らされて昼間のようだ。



夜景を撮影しているとなぜか一ノ倉岳頂上にヘッドランプの光が・・・。
これは、谷川岳を12時に出発してラッセルした人が、
まだ一ノ倉岳でラッセルしているもの。
結局、茂倉岳避難小屋到着は20時だったようだ。


夜景がきれいだ。



肩ノ小屋では携帯電話の電波も入る。
明日の天気予報を確認すると、谷川岳は晴れ・-6℃だそうだ。

19時半就寝。


2日目

7時起床。11時間睡眠。
モンベル0#(-6℃まで)でぬくぬく熟睡。
外気温は-6℃、小屋内は0℃くらいだろう。


外気温は-5℃。しかし、夜23時時点では-6℃だった。天気予報どおり。



暁の地平線。



撤収して再び頂上へ。
朝飯を食べて撤収している間にすっかり日が高くなり普段の様子に。


谷川岳頂上。



パノラマ2900PIX



奥の院。



トレースが茂倉岳まで繋がったが、この様子ではとても茂倉岳避難小屋泊は無理。
冬は肩ノ小屋まで行ければ御の字だ。


蜂の音がして対空戦闘用意、と思ったら、ドローンが離陸していった。
結構風があるので風上側に機体を傾けてホバリングしている。


展望を楽しんだら小屋に戻り荷物を回収、下山に掛かる。



BCスキーの滑走トレースが2本ある。
まだこの時期は雪の下に岩が隠れていたりして、高速走行は危険。


天神平に戻ってきた。
いい天気だったな。


ロープウェイで降りる。



積雪は変わらず。



バスで上毛高原まで移動し、駅そばを食べる。
これに味玉を加えて600円。安い。


新幹線で一気に高崎へ。
この区間なら「タッチでGO新幹線」を利用できるので、
券売機に並ばず、そのままいつものSuicaで改札を通れて便利。
券売機は長蛇の列だったりして焦るパターンが多いので助かる。


途中、榛名山トンネルを出たあたりで赤城山がきれいに見える。
榛名山トンネルも30‰まで勾配を許容すれば、トンネルではなく掘割で通過できそう。


登り:0915→1205(肩の小屋)
下り:(肩の小屋)1230→1335

以上、無事に帰還。総費用 13k。