旅行記



2018/07 奥穂高岳

奥穂高岳は、長野県/岐阜県にある3,190mの山で、
日本3位の高峰、北アルプス最高峰である。
穂高岳は7回目だ。
(2008-10、2010-10、2011-07、2012-08、2016-08、2017-08)

作戦概要は以下のとおり。
 1日目:上高地→涸沢 (CT6h)
 2日目:枯沢→穂高岳山荘→奥穂高岳→穂高岳山荘 (CT4h)
 3日目:穂高岳山荘→奥穂往復→涸沢→横尾→上高地 (CT8h)

装備は、水4Lも含めて15.5kgまで軽量化した。
食料は2泊3日分で約2kgだが、小屋の食事に頼ればもっと軽量化できそうだ。
小屋が多く、クオリティも高い、北アならではの方法だ。
食料は足りなくなると大変なのでいつも多めに持参してしまうが、
北アならば足りなければ買えばいい。


1日目




高崎から北陸新幹線で長野へ。
長野から上高地直行バスに乗車予定だ。
これが東京から上高地への最速ルートである。
新宿から始発0700「あずさ」で松本経由の場合、上高地到着は12時。
同じく新宿から大宮へ、大宮0642の「かがやき」に乗ると、
長野0815の上高地行きバスに接続して上高地到着は11時だ。
新幹線なので混雑も少なく、速くて快適、正確であるが、
ただし正規料金ベースでも1000円くらい高いのが難点となる。


朝一の「かがやき」が高崎駅を通過していった。
後続の「はくたか」に乗って長野へ。


長野からはバスで上高地へ。
15人くらいしか乗っておらず、2席使用できて非常に快適。


上高地に到着。
バスは渋滞で遅れ、11時35分に到着し、
上高地インフォメーションセンターでシャワーを借りて汗を流す(200円)。
12時に歩き始める。


明神。



徳沢。



横尾。



本谷橋。



涸沢へ。
多くのテントが設営されている。


テントを設営する。
雪渓から吹き下す風が強いのが難点か。


今回搬入食料の一部。
しかし、北アの場合、テント泊でも、飯を小屋で食べることも可能。
その場合かなり軽量化できそうだ。
写真だけで食料は2kg近くあるためだ。
なお、水は歩き始めで4L持参したが、涸沢到着で2L消費し、残り2Lに。


上空をANAのQ400が通過。



涸沢もなかなか眺めがいい。
水をあたためてぬるいお湯にし、頭からかぶり汗を流す。


19時くらいになると小屋は静まり返っている。


2日目

20時就寝、5時起床。

標高2300mでは寝るときには寝袋に入らなくてもいいくらいだ。
ただし朝はモンベル#3(快適+6℃)に入ってやや暑いくらい。


朝陽に輝く奥穂高岳。



涸沢ヒュッテ。



まだ涸沢ヒュッテで飯を食べたことがないので、1500円で朝食を注文。
前日夕方までに申し込みする必要がある。


かっこいい。



かっこいい。



涸沢からは森林限界を超え、歩いていて気分がいい。



ザイテンへの取り付きまでは一部雪渓が残るが、アイゼンは不要。



眺めはいいが落石には注意だな。



ここからザイテングラートに取り付く。
このルートでは、去年だけで3人も死者が出ているので要注意。
ここからはヘルメット着用が無難だ。


穂高岳山頂に到着。



受付はまだ開いていないので、荷物をデポして、奥穂高岳へ。



空身+αで奥穂高岳の山頂を目指す。



山頂。
これで7回目の奥穂高岳だ。


前穂方面。



ジャンダルム方面。
ジャンダルムは穂高岳山荘から往復6時間。
穂高岳山荘に連泊しないとアタックできないだろう。
あんなところで12時以降になって雷雲の中になるのは絶対に勘弁だ。
さらに雨が降ると岩が濡れて下降できなくなる恐れがある。
ちなみに僕は以前、ロバの耳あたりの登りで敗退した。


山頂近くには雷鳥の親子が。
雷鳥のヒナを初めて見た。


直射日光を受けると長袖1枚でも暑い。
しかし、下界は40℃ということを考えればだいぶマシだな。


パノラマ横2700PIX



山荘に戻ってきた。



テントの受付けをし、飯を注文する。200円。
携帯電話の充電も可能。1回200円。
コンセントは50個くらいあるが、休日は携帯でいっぱいになる。


超絶壁のテント場、寝相が悪かったら落っこちそう。
しかし、それよりも落石が心配だ。
テント場がいっぱいになるとテント泊を断れるため、
奥穂山頂等でビバークになってしまったという話も聞く(奥穂山頂は5張程度)。
以前は小屋の前のテラスにも設営させてくれたのだが・・・。


涸沢から前穂(5・6のコル)へのバリエーションルートの登山道が見える。



絶壁のテント場に設営。



日が傾いてきた。



夕日に照らされる奥穂。



影穂高が見える。



まもなく日没。



日が暮れた。
このあとの空の変化が美しい。


すっかり夜になった。
では、準備をして寝よう。


3日目

20時就寝、5時起床。

モンベル#3でちょうどいいくらいであった。
気温は12℃程度か。
せっかく持ってきたダウンジャケット2着は着ずに、たんに枕になっただけだった。


日が昇ってきた。



再び奥穂高岳の頂上へ向かうため準備。
装備をパッキングすると、食料が減ったため、
Z折マットも60Lザック内に収納できた。重量は10.5kgくらいとなかなか軽い。


奥穂山頂。



今日は富士山も見える。



写真の左は八ヶ岳。
その右(写真左端から1/3くらいの位置)には、なんと丹沢(蛭ヶ岳)も見える。
蛭ヶ岳から北アはなかなか見えないだろうが、穂高岳を見た、という報告もある。


浅間連峰の奥には、赤城山も見える(写真ほぼ中央)。



パノラマ横2700PIX



では山荘に戻る。
当然みんなヘルメット着用だ(目算では9割程度)。
ここ数年で一気に着用率が上がった印象。
僕も、涸沢ヒュッテで借りた(1回1000円)。
借りると荷物が少なくて済むが、レンタルヘルメットの顎紐が汗臭いのが難点。
小さいハンカチを巻いて使うとよい。


ザイテングラートを降りる。
ヘルメット装着率は5割ほど。


涸沢小屋まで降りてきた。



うむ。



いい展望だ。



涸沢から見る穂高岳山荘は天界の小屋といった趣。



横尾まで降りてきた。ここまでくればほぼ下界。



上高地まで戻り、食堂で飯にする。
山賊焼の定食を頼んだらボリュームが非常に多く、下山後の山屋に最適な仕様。
穂高岳山荘から上高地まで来るのに水2Lを飲んだ。


帰りも長野行き「せせらぎ号」に乗り長野へ。
10人ほどしか乗っておらず空いていて快適だな。
沢渡や松本行きのバスは当然満員だ。



長野へは、定刻よりも10分早着したため、余裕をもって「はくたか」に乗り継げた。
長野からは新幹線に乗れば一気に高崎だ。
(「かがやき」は高崎通過のため)
新幹線は速くて快適、15時半に上高地を出て、かがやきならば19時半に東京だ。
ただし高いのが難点。


「はくたか」がやってきた。



まもなく高崎。
夕暮れの浅間山などが美しい。

以上、無事に帰還、総費用30k。