旅行記



2018/07 木曽駒ケ岳

木曽駒ヶ岳は長野県中央アルプスにある2,956mの山である。
標高2,612mまでロープウェイが通じているため、
山頂までは往復4時間弱と短い行程で到達することが可能だ。

行程が短いため大量の物資を搬入することができる。
このためテント泊で行ってみることにしたものだ。

なお、本稿も含め、木曽駒はこれまでに10回行っている。
ホテル千畳敷宿泊も含めれば、計24日だ。



朝一に藤野駅まで電車で行く。
藤野PAで友人の車と合流し、中央道を走って菅の台バスセンターへ。


ロープウェイで一気に千畳敷(2640m)へ。
この時期なら待ち時間は全くない。
ロープウェイ・路線バスともに30分ヘッドの運転だが、臨時便が出ていた。

で、千畳敷から歩き始める。
もう登山道上に雪はほとんどなく、アイゼンは不要だ。
カール内の遊歩道に雪が多少あるが、観光客が歩いているレベルで問題ない。


登山道を登る。
乗越浄土(2850m)までは、ホテル千畳敷からひとのぼりだ。標高差210m。


宝剣山荘でテント泊の受付をする(頂上山荘がまだ営業していないため)。
昼食を食べる。
写真はビーフシチューセット1000円。


中岳をパスして巻き道で山頂へ。



頂上山頂についたので、ひとまずテントを設営する。
2860mのテント場だ。かなり高いほうだろう。
風が強い予報なので、防風壁の高いテントサイトを選ぶ必要がある。
大パーティの風下だと、焼肉の香りなどが飛んでくる。
トイレは手洗いの水が出ない・照明がつかないが、使えることは使える。
トイレットペーパーもある。
大変ありがたい。


頂上がガスりそうだ。
頂上までは標高差90mほど。急げば10分くらいだ。


山頂。



曇ってはいるとがとりあえず証拠写真撮影だな。



テント場が見える。



今回搬入食糧。
少し多かったかもしれないな。


夕方になるとガスが取れたのでふたたび山頂へ。



しかし、眺めはあまりよくない。

テントに戻る。
携帯の電波が通じるのが心強い。

では、寝る。


2日目

20時就寝、4時起床。
物資搬入量に余裕があるため、モンベル#2(快適2℃まで)でぬくぬく熟睡。
外気温は10℃くらいだったようだ。
夏場は日の出が早くて起きるのがつらい。


朝4時くらいまで雨が降っていたが、日の出直前にガスが晴れ、日の出が見えた。
まったく期待できない状況だったためか、まわりからは歓声が。


すっかり晴れた。



標高2860mの別荘だ。



山頂へ。
この山行で3往復目だ。


三角点。



雲海の神社だな。



横2800PIX、360度パノラマ



いい感じだ。
しかし、東京は熱帯夜だったのにこちらはダウンを着るほど。
別世界だな。


涸沢などではテントが多く、こういう目印をつけておかないと、
自宅がどれだかわからなくなる(特に夜間)ので要注意だな。


では、テント場に戻り、テントを撤収し、下山にかかる。



だいぶいい天気になった。



途中、荷物をデポして、宝剣岳を目指す。



山地図では破線ルートになっているが、雪がないなら、
剱岳別山尾根・両神山八丁尾根・穂高岳吊尾根などのほうが難しいな。


頂上からは眺めが良い。
先端の岩は怖いものの登ることができるようだ。


木曽側ははるか谷底まで切れ落ちている。



デポした荷物を回収し、下山にかかる。
ロープウェイが動き始めたためか、人がすごい。
登山道が狭く、交換待ちに時間がかかる。


おりる。



ホテル千畳敷に戻ってきた。
気温は16℃とぼちぼち涼しい。


ロープウェイで降り、路線バスに乗り、菅の台バスセンターの駐車場へ。
ロープウェイは毎時片道400人の輸送力のため、半分が登山者として、
八丁坂では登り200人/h・下り200人/hがすれ違ったりする。
これは富士山の富士宮ルートの2倍くらいの数字だ。そりゃ渋滞するわけだ。


駐車場で車に乗り、「こぶしの湯」へ。
10時開店で10時台だったため、人がすくなくガラガラ。


中央道を快走して東京方面へ。
写真は八ヶ岳。
小仏トンネルを1250頃に通過したため渋滞はほぼ無し。
国立府中ICで降り、付近のファミレスで昼食と精算にして、
国立駅からJR線等を乗り継いで自宅へ帰る。



以上、無事に帰還、総費用22k。

写真の一部は友人撮影。
ありがとうございました&お疲れ様でした。