旅行記
2018/05 木曽駒ケ岳
木曽駒ヶ岳は長野県中央アルプスにある2,956mの山である。
標高2,612mまでロープウェイが通じているため、
山頂までは往復4時間弱と短い行程で到達することが可能だ。
まだ5月でバリバリの雪山だが、
行程が短いため大量の物資(積雪対応装備)を搬入することができる。
このためテント泊で行ってみることにしたものだ。
なお、本稿も含め、木曽駒はこれまでに9回行っている。
ホテル千畳敷宿泊も含めれば、計22日だ。

朝一に新宿駅まで電車で行く。
バスタ新宿から高速バスに乗る。
0655新宿→1015駒ヶ根IC
新宿では改札に手間取ったためか5分遅れで出発。

中央道の渋滞に参加し、25分遅れで駒ヶ根ICに到着。
渋滞無しで定時になるダイヤのため、渋滞するとその分だけ遅れる。
遅れていても制限速度(GPS読み80kmh)を厳守する。
鉄道でいえばATC自動ブレーキがかかる、
ATC指示の速度+5kmhまでなら許容範囲の気もするが、
いまどき法令を守らないなんてありえない。
で、駒ヶ根ICから徒歩3分の「女体入口」バス停でロープウェイ駅行きのバスを待つ。
バスマニアには有名なバス停だ。
記念撮影をしているバスマニアもいるとか。

ロープウェイ駅へ。
この時期なら待ち時間は全くない。
ロープウェイ・路線バスともに30分ヘッドの運転だ。
1662mとあるが、国土地理院の地形図では1690mくらいありそうだ。

ロープウェイに乗る。

ロープウェイで千畳敷駅まで上がると一気に2612m。
気温も12.8℃と涼しい。
もちろんこの標高ではバリバリの雪山である。
下界は夏のような暑さだが、山は季節がかなり異なるため要注意。
なお、あちこちに「2612m」の表示があるが、実は2640m程度ある。
ホテル千畳敷のちょっと下に見える電子基準点が2629.6mなので、
2612mは明らかに間違い。
昔は2612mの標高点がこのあたりにあり、この標高を採用したが、
測量技術の進歩で2640mだというのが後から分かったが、
このまま放置しているとのこと。
なお、鉄道事業法の申請においては、
路線延長は必要だが標高は記載の必要はない。別にどうでもいいといえる。

で、気をつけて進む。
稜線に上がる手前では雪が溶けて夏道になっており、
一番急勾配の部分を夏道が利用可能なため、
雪が緩んでいることもあり滑落して大惨事になる可能性は減った。
ちょうどシリセードにいい感じの勾配だな。
時期によっては遭難対策協議会や警察により装備チェックがある。
今回はもちろんピッケル・アイゼン(10本)を持参。
しかし、ダブルストック・6本でもぎりぎり登れたな。

途中からは夏道へ。

もう少しで稜線だ。

稜線に出た。

宝剣山荘は週末のみ営業しているようだ。
今の時期は、正規のテント場が雪の下になっているため、
宝剣山荘前が暫定テント場になっている。

荷物をデポして、宝剣岳を目指す。
もう雪はほとんどなかったが、
積雪期の宝剣岳は滑落事故が極めて多く、非常に危険だ。
山地図では破線ルートになっているが、雪がないなら、
剱岳別山尾根・両神山八丁尾根・穂高岳吊尾根などのほうが難しいな。

要注意。

頂上からは眺めが良い。
先端の岩は怖いものの登ることができるようだ。

次は中岳を越えて頂上山荘へ。
テントは1張りもない。
みんな宝剣山荘前に幕営しているようだ。

頂上は無人。この時間(16時)だしな。

無人である。

西駒方面へ少し行ってみる。

こんどは逆方面の頂上木曽小屋へ。

頂上木曽小屋には、自炊用のテーブルと椅子があるので、
ここで飯にする。

今回搬入食糧。行程が短い割には、少し多かったか。
なお、左のレトルトカレーは、S&B噂の名店シリーズの湘南ドライカレーだ。

夕日の時間を狙って再び頂上へ。

夕日が暮れてきた。

完全に日没。

テントに戻る。
携帯の電波が通じるのが心強い。
では、寝る。
2日目
20時就寝、5時半起床。
物資搬入量に余裕があるため、モンベル#0(快適-7℃まで)でぬくぬく熟睡。
外気温は2℃くらいだったようだ。

テントを撤収してから頂上へ。
撤収するとすっかり日が高くなった。

まだ朝早いため無人。
ここから千畳敷駅までは急いでも1時間くらいかかる。
余裕をもって1時間半前に下り始める。

いい感じだな。

乗越浄土から千畳敷に降りる。

最初は急傾斜でなかなか怖いが、トレースがバケツ状になっており、
特に問題なく降りることが可能だ。
途中からはアイゼンなし・ピッケル装備でシリセードしても良さそうだ。

ホテル千畳敷に戻ってきた。
神社もなかなか絵になるな。11.9℃と涼しい。
千畳敷の一部はスキー場として区切られているので登山者は通行できない。
日本一標高が高いスキー場だ(ただし今はリフト無し)。

ロープウェイで降り、路線バスに乗り、駒ヶ根ICへ。

駒ヶ根ICからは高速バスで新宿へ。
このバスはコンセントもあり快適にネットしつつ移動できる。
(駒ヶ根IC 1050→新宿1415)
小仏トンネルを1320頃に通過したため渋滞は無し。
高速バスは5分遅れで到着し、新宿着は10分遅れ。
基本的に渋滞無しで定刻になるダイヤになっているようなので、
日曜日の上りは要注意だな。
なお次の1150発のバスでは、新宿駅到着35分遅れ、
1250発のバスでは、新宿駅到着2時間25分遅れ、
1350発のバスでは、新宿駅到着2時間25分遅れ、
1450発のバスでは、新宿駅到着1時間50分遅れ、だった。
やはり1050発くらいが渋滞に巻き込まれないギリギリの便だ。
以上、無事に帰還、総費用17k。