旅行記



2018/03  武尊山

武尊山は群馬県にある2,158mの山である。100名山選定。
夏はアクセスは不便で、公共交通機関では日帰り不可だが、
川場スキー場が営業中は、
ゲレンデトップからのアクセスが可能で、
夏と比べて大幅に所要時間が短縮される。
加えて、川場スキー場の送迎バスが利用可能なため、
これだけ奥地の冬山にも関わらず、
東京発でも公共交通機関日帰りが可能だ。
このため武尊山は6回目、うち5回が冬季である。

今回は半雪洞泊で武尊山だ。

なお、今回で6回目の武尊山だ。



1日目




関越道を走行して沼田ICを目指す。
助手席の固定式車載カメラから撮影。
正面には武尊山が見えて大変かっこいい。下り119.9kp付近。
川場スキー場までの道路に雪や凍結はない。


インフォメーションによると、ゲレンデトップで朝の時点では、
気温7℃、積雪210cmとのこと。


リフトはBとDの2本が運行され、ちゃんとゲレンデトップまで行ける。
リフト券2,000円を買い、
リフトを2本乗り継ぎゲレンデトップを目指す。
左のリフトに乗り、次も左のリフトに乗ればよい。


剣が峰〜沖武尊〜中ノ岳〜家ノ串山が見える。



車で来ているので、往復2,000円ではなく、
スノボを持ってきてゲレンデトップにデポし、登山後はスノボで下れば、
リフト代は1,000円で済むうえ、片道だけだが滑走を楽しめる。
ゲレンデトップから最下部まで全て初心者コースで滑れる。
右においてあるのは、登山者によりデポされたスノボとブーツ。
ただ、宿泊の荷物でスノボは無理。日帰りの時にしよう。


では、ゲレンデトップから早速歩き始める。
荷物は70L満載+外付けだ。


深いクラックが走っているため要注意。(見えない)



剣ヶ峰へ。



剣ヶ峰。
ナイフリッジになっていてなかなか危険。
正規アイゼン+ヘルメット装備だ。


山頂が正面に見える。



下りがなかなか怖い。
落ちたら命はない、慎重に。


山頂。
相変わらず山頂標識に書いてある
「HOTAKASAN SANTYOU」の意味がよくわからんな。
厳冬期よりもたいぶ雪が少ない。


1等三角点。
三角点は正確に東西南北を示している。
「1等三角点」と書いてある面が南を向いている。
近隣の一等三角点は、巻機山や赤城山地蔵岳なので、
これらと併せて一等三角網を形成している。


360度の大展望だ。
写真に写っている緑のウェアの人は、おぐなほたかスキー場から来たそうだ。
蜂の音がして思わず対空戦闘用意、と思ったらただのドローンだった。


そこから東へCT65分(往復)の中ノ岳。



中ノ岳から振り返ると山頂が見える。



山頂に戻る。
今回搬入食糧。
「新宿中村屋」のパックは、レトルト野菜カレー。


では、山頂から少し下った2140m地点の樹林帯を今日の寝床にする。
今夜は風がかなり強くなるそうなので、垂直式の半雪洞を掘削する。
2m×1.2mの大きなバスタブを掘削するイメージだ。
上からストックやテントポールを渡して「梁」にしたあと、
さらにその上からシートやツェルトをかぶせ、シートの端に重しの雪を乗せる。
これで完全な個室となり、そのまま寝れる。
どうしても心配なら半雪洞にテントを建ててもいいだろう。
これなら明日の18m/sの強風もばっちり耐えられる。
しかしもっと大きく掘ればよかった。
なお写真では浅かったため、もっと深く掘っている。


電波も入り心強い。

では、いろいろぐだぐだして21時就寝。
夜には雪が降ってきた。積雪5cm。
気温はマイナス8℃だったが、
モンベル0#+ホームセンター寝袋+ホッカイロ3枚で快適。
むしろ寝るときには暑くてホームセンター寝袋は使わなかった。
予想以上に暖かかった。雪に囲まれているので暖かいのだろうか。謎である。
マイナス8℃では水は凍りついてしまい、解凍に手間取った。


2日目

6時起床。
外を見ると暴風雪。稜線に出ると前に進むにもつらいくらい。
しかし半雪洞の中では嘘のように静かで快適だった。
7時過ぎまでぐだぐだするが、晴れてきたので急いで撤収をする。


撤収跡地。
半雪洞の掘削は重労働だな。1トン以上の雪を掻きだしている。


山頂に。
まだ誰もいない。


しばらくすると人が上がってきたので写真をとってもらう。



今日も360度の大展望だ。



雪煙が舞っている。



雪煙が。



振り返ると頂上。



では、そのまま家ノ串山へ。誰も歩いていない。



家の串山から頂上を見る(左奥)。
かなり遠くまで来た。ここで足を怪我したら発見されず死ぬな。
頂上からはCT往復2時間くらいだろう。


家の串山には頂上標識は無し。



南側を見ると、川場剣ヶ峰と前武尊が見える。
積雪期は見た目通り、かなり危険なようだ。
では、こんな最果てに長居は無用、山頂に戻る。


で、山頂で少し休憩したので下山する。



帰りもあの剣ヶ峰のナイフフリッジを越えるのが気が重い。
帰りは疲れているうえに風も強く荷物も重く、慎重に。


ゲレンデトップに戻ってきた。
リフトの下りに乗って下山。
相変わらず、すれ違うスキーヤーの視線が痛い。
恥ずかしがり屋の人はサングラスが必要だな。


帰りはインフォメーションに寄り、下山報告をする。
カードを返すとデポジット500円が戻ってくる。
これならば、下山報告せずに帰る人はいないだろう。


今日は昨日より気温が少し低い。
では、帰りも慎重に運転して帰る。
まだ時間が早いので渋滞に巻き込まれることなく帰れた。

登り:1050→1305(山頂)
下り:(山頂)1130→1245

行き:0820→1000
帰り:1330→1510

以上、無事に帰還。総費用 15k。