旅行記



2018/02 谷川岳(肩ノ小屋)

谷川岳は群馬県と新潟県の上越国境にある1977mの山である。

厳冬期は冬型の出現率が高く、谷川岳はほとんど晴れない。
西から接近する低気圧の影響で、西高東低の気圧配置が崩れ、
天候が悪化する前に半日〜1日ほど、
西高東低の冬型気圧配置が崩れ、脊梁山脈の天候が回復することがある。

今回は西から来る低気圧が複数あるため、
断続的に2日間ほど天候回復する。
(ただし天候回復の合間には、一時的に気圧の谷が通って吹雪く予報)
そこで、今回も1泊2日で谷川岳に行くことにしたものである。

登山者800人以上がこれまで死んでいる谷川岳、
油断と慢心は厳禁だ。

装備としては、
天神尾根往復オンリーならば、ストック+軽アイゼンでも何とか可能だが、
急傾斜が多く、正規アイゼンが歩きやすいだろう。
実際、9割が正規アイゼンである。

なお、今回で53回目の谷川岳だ。






1日目




高崎駅から上越線電車に乗り、水上駅へ向かう。
上牧駅からは谷川岳が見える。
沼田駅あたりから雪がでてきた。


事前に着雪状況や天候の確認ができて大変便利。
水上駅からはバスでロープウェイへ。


平年並みの積雪だな。
チケット購入に20分ほど。


ロープウェイに乗り天神平へ。
天神平から谷川岳を見る。
ではスタート。早速歩き始める。


天神尾根まで乗ると谷川岳が見える。
人が多い。


熊穴沢避難小屋は完全に埋没。



登る。



いい感じだ。
谷川岳常連の人(写真中央)に会う。
今冬シーズンで会うのは4回目だ。どんだけ登ってるんだ。


肩の小屋。
内部で防寒着を着たり、菓子を食べたりして体勢を整える。


トマ。


パノラマ横2800PIX。



山頂。
写真を撮ってもらう。


ガスってしまいやることがないので小屋に引きこもる。
ちょっとでも外に出ると、飽和水蒸気が氷になり衣服に付着し、
たいへん面倒。
なお、ここは土足厳禁との表示があるが、
スノーボーダーはなぜかみんなブーツのまま上がってくる。
土ではなく雪の上を歩く靴なので「土足」ではないという解釈だろう。


今回搬入食料。
水は2Lを持参して、かつ雪で雑用水を作っているため、
水の量は余裕だな。
ちなみに小屋はわずか2人だ。


肩ノ小屋では携帯電話の電波も入る。
明日の天気予報を確認すると、谷川岳は晴れ・-16℃だそうだ。
風も強く、外は家庭用冷凍庫と同じ状況になる。
小屋の中は暖かく、モンベル#0(マイナス7℃まで)で、
テントを掛け布団にするといい感じに暖かい。
(ただし透湿素材のテントでないと水でぐっしょりになる)
しかし、物資搬入量には余裕があるのでもっと持ってくればよかった。
なお、ワカンを持参している。
天気予報が外れて大雪になった場合、
ワカンがないと肩の小屋から下山できなくなり、1週間は幽閉されるため、
ワカンorスノーシューorスキーは必須である。
GPS端末も同様に必要だ。
同宿者と山話で盛り上がる。
今の時期にこんな場所に泊まるなんてツワモノしかいない。
このため間違いなくハードな山屋なので盛り上がる。


夜中に起きると市街地の夜景が美しい。
ISO800、F3.0、15s


月に照らされてまるで昼間のようだ。
オリオン座などが見える。


2日目

19時就寝、6時起床。約10時間睡眠。


起きたら準備をしてトマの耳を目指す。
快適な別荘だ。


暁の地平線。



パノラマ横2800PIX。暁ver。



山頂。



朝陽に照らされる。
こんな景色を見れるのも頂上宿泊の特権だな。


タッチ。



写真を撮ってもらう。



奥の院へ。
このあとはいったん小屋に戻る。
朝食、準備などをして、再び頂上へ。


そして一ノ倉岳を目指すが、雪が深く、
また誰もいないということもあり、かなり危ない。
ノゾキまでの中間地点付近(写真)で撤退する。


オキの耳まではごらんのように安全で快適なルートだ。



頂上で休憩していると、11時ごろに急激にガスってきて雪が降ってきた。
今日は冬型気圧配置だが里雪型というだけの話なので、
ちょっとバランスが崩れると大荒れになる。
夕方には暴風雪になる予報だ。
そこで急いで下山にかかる。


天神平まで戻ってきた。



ロープウェイ駅の食堂で掻き揚げ山菜そば700円(谷川岳天然水仕様)。
そこからはバスで上毛高原駅へ。


上毛高原駅からは新幹線で一気に高崎へ。
水上駅から在来線よりも、1000円高いが50分早く戻れる。
ちなみに上毛高原駅の食堂は激安(そば400円など)のため、
飯を食べるならそちらのほうがいいか。

登り:0955→1255(肩の小屋)
下り:(トマ)1135→1235

2月の谷川岳に登頂できて大満足。
1泊2日で大満喫できた。

以上、無事に帰還。総費用 13k。