旅行記
2017/08 奥穂高岳〜北穂高岳縦走 モバイル版
奥穂高岳は、長野県/岐阜県にある3,190mの山で、
日本3位の高峰、北アルプス最高峰である。
穂高岳は6回目だ。
(2008-10、2010-10、2011-07、2012-08、2016-08)
作戦概要は以下のとおり。
1日目:上高地→徳沢 (CT2h)
2日目:徳沢→横尾→涸沢→穂高岳山荘→奥穂往復 (CT7h)
3日目:穂高岳山荘→奥穂往復→北穂高岳→涸沢 (CT6h)
4日目:涸沢→横尾→上高地 (CT5h)
3泊4日の夏の大規模作戦である。
「ホタカヤマノボレ三一九〇」
1日目

沢渡バスターミナルまでは自家用車で行く。
沢渡バスターミナルには1630に到着、
半日ずらしているのでガラガラ。

シャトルバスで上高地に入る。

河童橋から奥穂高岳。
明日はテント泊装備16kgを担ぎ上げてあそこまで行く。
ただし、穂高岳山荘HPにも書いてあるとおり、
「自信がない人は涸沢からザイテン往復が一番安全」
だそうなのでそのルートで行く。

2時間歩き徳沢へ。
そろそろ暗くなってきたので設営する。


今回搬入食料の一部。
左:水2L、ご飯260g×5食、フルグラ600g、他
右:フリーズドライカレー3食、味噌汁1食

設営し、夕食を食べると真っ暗に。
やることもないのでとっとと寝る。
2日目
標高1600mでは寝るときには寝袋に入らなくてもいいくらいだ。
ただし朝はモンベル#3(快適+6℃)に入ってやや暑いくらい。
ズボンを履き替えようとしたらダニがついているので急いで払う。
このほかテント内にザトウムシが入っていた。(怒)
このくらいの標高では虫に要注意だな。

で、5時出発で歩き始め、涸沢に向かう。
写真は横尾。
この吊橋から、穂高への登山道がはじまる。

一気に涸沢へ。
多くのテントが設営されている。

ザイテンへの取り付きまでは一部雪渓が残るが、アイゼンは不要。

涸沢からは森林限界を超え、歩いていて気分がいい。

ここからザイテングラートに取り付く。
このルートでは、去年だけで3人も死者が出ているので要注意。
ここからはヘルメット着用が無難だ。

途中、涸沢岳から滑落した人を探す県警ヘリが。
こちらへ向いていろいろ探しているが、結局発見できず飛び去る。
このような高高度でのホバリング中は、コレクティブピッチがかなり大きく、
このためメインローターで空気を叩くバタバタという音がうるさい。

穂高岳山頂に到着。

早速テントを設営する。
診療所脇の1張り分のベスポジをゲット。
水場・トイレもあり快適。水は雪渓水200円/L、ペットボトル800円/L。
小屋ではご飯のみも注文可能で、200円とα米より安い。

では、テントに荷物をデポし、レインウェアを着て、
空身+αで奥穂高岳の山頂を目指す。

山頂。
これで6回目の奥穂高岳だ。

長袖1枚でも暑いが、日が陰るとウェインウェアでちょうどいいくらいだ。

三角点がないので仕方なく標識板にタッチ。

「ヤマノススメ」でも大キレットが出てきたが、
ファンが聖地巡礼して遭難しないか心配だな。
実際、北岳では、10月にファンが聖地巡礼した際、
暴風雪になり行動不能、ヘリで救助された事案がある。

山荘に戻ってきた。

次は涸沢岳方面へ。
白出乗越をガスが通過して幻想的。

だいぶテントが増えてきた。
超絶壁のテント場、寝相が悪かったら落っこちそう。
しかし、それよりも落石が心配だ。
テント場がいっぱいになるとテント泊を断れるため、
奥穂山頂等でビバークになったという話も聞く(奥穂山頂は5張程度)。
以前は小屋の前のテラスにも設営させてくれたのだが・・・。

暗くなってきた。
山荘は大混雑で予約だけで301人とのこと(定員は200人)。
もちろん、予約なしで来る人も多いので、今日は1枚の布団に2人。
+1000円で1人1枚の布団が確保されるシステムもあるが、
スペースが狭いのは致し方ない。
食事は7回戦まで行われ、最終の食事が終わったのは21時近く。
なお、朝食は朝5時からの先着順で、こちらも凄いことになったそう。

日が暮れた。
下は涸沢の明かりだ。
3日目

翌朝。
暁の地平線。
モンベル#3でちょうどいいくらいであった。
気温は7℃程度だったが、ダウンジャケットの効果は絶大だな。

再び奥穂高岳の頂上へ。
当然みんなヘルメット着用だ(目算では9割程度)。
ここ数年で一気に着用率が上がった印象。

頂上まで行くと見えなかった上高地側が見える。

パノラマ。

パノラマ。

では山荘に戻る。

次は北穂高岳を目指す。
この区間は信州山のグレーディングで最上級の☆5つのルートだ。
なお、槍の穂先は☆3なので、それよりも難しい岩場が3時間続く。
信州側はまだマシなのに対して、飛騨側は絶壁のため、
飛騨側に落ちるとほぼ死ぬので要注意。
なお、長谷川さんが滑落した場所が「長谷川ピーク」と命名されている。

大変怖い。
写真中央右を登ってく登山道が見える。
なかなかいいライン取りをしている、というかよく整備したな。

ナイフリッジを進む。
写真中央右上に登山者が見える。

涸沢からの登山道との合流点まできた。
ここまでくれば一安心だ。

で、そこからCT20分で北穂高岳の山頂だ。
山頂標識は引っこ抜ける。
これは山頂にヘリを着陸させたりホバリングさせたりするためだ。

小屋の直下10mには小屋がある。
とんでもない場所に建っているな。

山頂にあり360度の展望が得られる小屋であるため、
山岳写真家が長期宿泊する定番の小屋になっている。
ここから先、大キレットを経由して槍ヶ岳までとも思っていたが、
さきほどの穂高岳山荘〜北穂のルートでかなり恐ろしかったため、
さすがに大キレットは諦めて涸沢方面に下ることにする。

山頂から下り15分、登り20分の場所にはテント場が。
テント場にはトイレ・水場がない。
それらの際には、小屋まで往復35分を歩く必要がありしんどそうだ。
このため30張しか張れないが、満杯になることは少ないようだ。

では、涸沢に向かって下る。
かなり急勾配で危ない。ヘルメット推奨。
3点支持が必要なほどの岩場は少ない。

もう少しで涸沢だ。

涸沢に戻ってきた。一安心。

ここでテントを設営する。
雪の上なので寒い。
正面は涸沢大雪渓で、8月でも標高差400mを滑走可能だ。

いい感じに快適なテントサイトだ。
眺めもそれなりにある。
小屋・トイレ・水場なども近く大変便利。
前日は500張りだったそうだ。
雪渓上はガラガラだが、雪がないエリアはテントが密集している。
おっさんが歩いているときに張り綱を引っ掛けたら、
中からヤクザ風大阪人が出てきて絡まれているという場面に遭遇。
専守防衛ではなく積極攻撃というポリシーの人もいるので要注意だな。

山を眺めて午後を過ごす。
やることがないので19時就寝、
雪の上だがモンベル#3でちょうどいいくらいかやや寒い程度。
(ただしレンタルコンパネ+レンタル銀マットを使用)
4日目

テントを叩く雨の音で起きる。朝3時。
気象庁のレーダーナウキャストで確認するとまだ降りそう、
というわけで急いでテントを撤収する。
まだ暗く、昼間は大混雑していたテラスもほぼ無人。

ゆっくり朝食を食べるなどして準備をしていると明るくなってきた。
0450下り始める。

横尾0620。

上高地0820。涸沢から3時間半だ。
まあ槍ヶ岳から4時間なので妥当なところだな。
午後になるとバスは1時間待ち以上になるが、
さすがに0825発のバスはガラガラだった。
午後になると高速道路もUターンラッシュで大渋滞するから、
早めに家まで帰りたい。

途中、道の駅風穴の里でそばを食べる。

途中、酒屋で「真澄」の純米大吟醸を買って帰る。
東方Projectで諏訪出身のキャラの胸についている「真澄の鏡」が有名。
Uターンラッシュのピークだが、渋滞ポイントよりも手前に我が家があるため、
あまり影響を受けずに帰ることができるが、
上信越道等で渋滞につかまり、20分ほどロスをする。
燃費はカタログ値以上の25km/Lを記録した。
以上、無事に帰還、総費用41k。