旅行記
2017/05 尾瀬(至仏山・燧ケ岳)・日光白根山
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去年のGWは中ノ人が中破したことが原因で尾瀬に行っていない。
このため今年のGWもいつものように尾瀬にしたものだ。
しかし、去年のGWより、いつもベースキャンプとして活用している、
山ノ鼻キャンプ場の面積が大幅に縮小され(1/4以下)、
テントはぎちぎちに張ることになり大変狭くなったらしい。
別に嫌がらせではなく、れっきとした(大人の)事情があるのだが、
これではゆっくり過ごすことはできない。
そこで、マイカーで鳩待峠に入り、
山ノ鼻ではなく、駐車場のある鳩待峠をベースにすることにした。
しかし、鳩待峠にはわずか40台しか停められないが、
停められなければ作戦が破綻してしまうため、前夜のうちに現地に入る。
そこから至仏山・燧ケ岳を往復し、
その後はマイカーの機動力を活かし、
少し離れた日光白根山にいくことにしたものである。
これはこれで快適だったが、
単なる日帰り登山×3のようになってしまうので、
来年以降はテント泊の場所を慎重に選定する必要があるな。
このせいで山ノ鼻付近の闇テントが激増し、
平ヶ岳方面のジャンクションピークには10張りも闇テン村が出現したそうだ。
もっとも、闇テン激増問題は、
消費税アップに伴い500円→1000円に値段が上がった北アルプスでも、
深刻な問題になっているととかいないとか。
尾瀬はこれで21回目(52日目)、
日光白根山はこれで8回目である。
1日目 鳩待峠→至仏山→鳩待峠
2日目 鳩待峠→燧ケ岳→鳩待峠
3日目 丸沼高原ロープウェイ山頂駅→奥白根山→山頂駅
実は2日目は、平ヶ岳と迷ったのである。
鳩待峠から燧ケ岳への往復CT13時間に比べ、
平ヶ岳は15時間くらいありかなり長い。
今回のCT13時間は余裕をもって歩けた(0420→1410)のだが、
さすがにCT15時間くらいになると余裕で歩けるかといわれると自信がない。
一般コースであればまったく問題ないが、
完全にバリエーションルートであるから途中でリタイヤできない。
また、スノーブリッジの通過、正確な読図、熊との遭遇など、
要求されるスキルと存在するリスクが非常に高いことが一番の問題だ。
CTが長いだけならテント泊で行けばいいだけだからだ。
「積雪期には人が多い一般的なルートで山頂を目指す」という矜持に反する。
結果、いろいろ考えた末、上記のようなプランになったものだ。
1日目

鳩待峠の駐車場に確実に入るため、前夜23時にゲート前に到着。
既に何台か並んでいたが、翌朝になると30台くらいに増えている。
駐車場に入りきらない車は、ここの時点で追い返されるから、
追い返されないのであれば問題ないということになる。

鳩待峠の駐車場に入る。わずか40台の狭き門だ。
このため駐車場の値段も大幅アップ、2日間で5,000円になっている。
(去年までは2日ならば3,500円だった)
さらにマイカー規制のバスも930円→980円にアップ。
しかし40台程度なら、鳩待峠駐車場は観光バス専用にして、
マイカーは完全に規制でもいいような気がするな。

では、準備をして出発。
今年から至仏山の入り口は赤ポールで誘導されるようになった。
いままではみんな色々な場所から登っていたからな。

トラバース気味に高度を上げていく。

森林限界を超えるとめちゃくちゃ暑い。

小至仏山のトラバースはまったく問題ない。

登る。

山頂。

暖かいので余裕だな。
むしろ動いているときは半袖1枚でもいいくらいだ。

三角点。
なお、近くの武尊山と巻機山にそれぞれ1等三角点があるため、
こちらは2等三角点となっている。

天気がよいこともあり凄い人出になっている。

一般的なスキーシーズン最後ということですごい人出だ。
100人くらいはいそうな雰囲気。

では往路を戻る。
ガスっているときには誘導ポールに注意して下るが、
晴天かつトレースも十分あり全く問題ない。

山ノ鼻に戻ってきた。

鳩待山荘横の食堂でメシにする。(おでん定食650円)
米だけで見れば、アルファ米よりも安くて早くてうまい。

午後は駐車場で休み、明日に備える。
2日目

朝4時起床で出発準備をする。
4時20分出発。

まだ暗い。
トラバース気味のところは雪が硬く滑落注意。
軽アイゼンがあれば問題ない。

山ノ鼻。
山ノ鼻キャンプ場の面積が大幅に縮小され(1/4以下)、
テントはぎちぎちに張ることになり大変狭くなったらしい。
別に嫌がらせではなく、れっきとした(大人の)事情があるのだが・・・。

燧ケ岳を目指す。
目指すのは正面の山だ。

日が昇る。

見晴に到着。

そこからは樹林帯をゆるやかに登っていく。
途中、燧ケ岳方面への分岐は、
荒廃した東屋から登り1分ほどの場所にあり、
「高山植物」と書かれたA3くらいの鉄看板と、
ヒウチと木の幹にスプレーで書かれているのですぐに分かる。
ただし分岐点に標識はないから、うっかりして直進する人多し。

そこからは見晴新道(新道)を登っていく。
沢沿いの見晴新道(旧道)にもトレースがある。

だんだん勾配がきつくなる。
雪が硬く、アイゼン・ピッケルが必要だ。
見晴新道(新道)の上部が勾配がきついため、
適当なところで見晴新道(旧道)に逃げてしまうのがいいか。

そこで適当なところで見晴新道(旧道)に逃げる。
ここは沢の底を登るため、滑落の心配は少ない。

途中、標高2200m付近では、沢の底から尾根に乗り換える。

しかし、尾根に乗り換える地点は2mくらいの雪壁になっていて難しい。
ここは落ちないように注意し、ハイマツの枝をつかんでよじ登る。
下りはどうしたものか。

山頂。

昨日と同様、暖かい。

尾瀬ヶ原と至仏山がかっこいい。

富士山もかすかに見える。

昨日とはうってかわって人がいない。

で、三角点があるほうのピーク(俎ー)へ。
雪がかなりあり急勾配でなかなか怖い。ここはピッケル必携だ。
しかしある程度進むと下が水平となる区間になる。

無事に通過し、三角点ピークへ。
写真中央右の真っ白なピークが頂上(柴安ー)だ。なかなか急勾配。
こちらは御池から日帰りのスキーヤーが多い。

こちらも至仏山と同様に2等三角点。
奥は会津駒ヶ岳。

燧ケ岳からは、下界がほとんど見えないのがすごい。
実際には桧枝岐村の集落がわずかに見える程度である。

さて、頂上で見ていたところ、雪壁を通過できず、
そのまま沢沿いに登り、御池岳との鞍部(標高2260m)まで行き、
そこから長英新道を登ってきた人がいた。
多少のやぶこぎになるが、問題ないとのことなのでそのルートで下る。

御池岳との鞍部(標高2260m)から沢沿いに降りる。
念のため頂上側からの雪崩や雪庇崩落に注意。
巻き込まれたら命はない。

雪壁を登るパーティが見える。
やぶこぎは何故か踏みあとがあることもあり、たいしたことはなく、
枝を折らないよう細心の注意を払い通過する。

見晴まで戻ってきた。
ここから地獄の尾瀬ヶ原の通過だ。
下り勾配10%でも平坦のように感じるくらい雪が腐っているから、
平坦の尾瀬ヶ原では登り10%勾配相当ということになる。
山ノ鼻までは距離7km、つまり登り700m相当というわけだ。そりゃ大変だ。

気温は10度と暖かい。

至仏山が見える。

この写真のアングルで20倍ズームと4倍トリミング(80倍相当)で撮影すると、
こんな感じに至仏山の頂上に大量のひとだかりが見える。

山ノ鼻。
相変わらずテントがぎちぎちに設営されている。
夜中こっそりと広い場所に張る人もいたとかなんとか。

山小屋でご飯を食べる。アルファ米より早くて安くて便利。

鳩待峠に戻ってきた。

駐車場が高いため脱出し、日光白根山方面を目指す。

途中、鎌田のコンビニで補給し、白根温泉で温泉に入る。

丸沼高原スキー場に到着。
雪はほとんどなく、これでスキー場が営業しているのがすごい。

暗くなってきた。車中泊の準備をして寝る。
3日目
今日は日光白根山である。

奥白根山へはロープウェイを使う。
奥白根山の山頂へは、ロープウェイからの西面のルート、
菅沼登山口からの北面のルート、
日光湯元などからの東面のルートがあるが、
西面ルート以外はヤマレコに記録がアップされておらず、
状況が不明であるため危険度が大きいことから、
今回は往復でロープウェイ利用である。
基本的に雪山ではもっとも人が多いルートを使うのが正解だな。
まあ、結果的には東面ルートもピッケルがあれば十分通過できたようだが。

スキー場も上部だけで細々とやっているようだ。
一応、一番下まで雪がつながっている。
(そうでないとロープウェイに乗れないため)

ロープウェイで上がると雪が多い。
スキーヤー、観光客、登山者が入り乱れて人種の坩堝状態。

では、正面の奥白根山を目指す。

スタート。

最初は樹林帯で雪が多い。

トラバース気味に高度を上げていく。
大きな沢を2回横断するが、沢の横断では斜め上に行くので注意。
渡り口のところにはピンクリボンがあるため、見逃さないように。

森林限界まで上がると雪はない。

頂上直下の神社。

山頂に到着。

三角点。

山頂標識。

今日も暖かい。

かっこいい。
しかし、尾瀬に比べると雪も少ないし、人も少ない。

いい感じだ。

山頂を1周してから下山に掛かる。

山頂には小さな池もありなかなかいい雰囲気。
しかし、地形が複雑でガスっているときには要注意だな。

では往路を戻り、ロープウェイ山頂駅まで戻ってきた。

かっこいい。
帰りはGWで渋滞しているため、最近開通した上武国道を通り帰る。
上武国道では、行きは深夜だったっため表定速度50kmhを記録したが、
帰りは渋滞していたため27kmhまで落ちる。
50kmhならば高速道路経路に比べ+20分、27kmhならば+60分だ。
このため高速道路がそれ以上渋滞しているなら十分に迂回路になる。
1日目:登り0720→0920 下り1300→1405
2日目:登り0420→0845 下り0945→1410
3日目:登り0830→1005 下り1120→1230
以上、無事に帰還。総費用 27k。