旅行記
2017/04 那須岳
那須岳は、栃木県/福島県境にある山である。100名山選定。
一般的に那須岳というと、主峰の茶臼岳(1,915m)だが、
最高峰の三本槍岳(1,917m)も那須岳に含まれる。
Wikipediaでは、那須岳=茶臼岳となっている(リダイレクトされる)。
なお、100名山ハンターの場合、
茶臼岳と三本槍岳のどちらを登って那須岳クリアとするかで議論がある。
12月〜3月はバス便が1日2本、手前の大丸温泉までだが、
4月より那須ロープウェイまで毎時1本運行されるため、
アクセスが便利になったことから早速行ってみたものだ。
夕方に東北線沿いで用事があったことも好都合、
電車で那須岳に行くときは、たいてい東北線沿いで用事があるときだ。
この時期は、まだまだ雪が残っているためアイゼン必携だが、
特に危険なのが剣ヶ峰の東面にある2ヶ所の雪渓の横断で、
滑ったらかなり下まで落っこちそうな雰囲気である。
この区間のためにピッケルを持参するか、
覚悟を決めていくかといったところだろう。
那須岳はロープウェイのせいか、お手軽なイメージがあり、
ロープウェイ利用で茶臼岳を往復すると標高差230m、往復1時間強。
しかし、ロープウェイを利用せず、茶臼・朝日・三本槍を周回すると、
累積標高差950m、コースタイム6時間5分と、まあぼちぼちになる。
今回が8回目の那須岳だ。

朝発で急ぐため新幹線を利用(宇都宮〜那須塩原間)。
+860円で30分早いバスに乗れる。
もしくは+1840円で1時間早いバスに乗れる。
宇都宮の先では日光白根山・男体山〜女峰山が見える。

那須塩原駅が近づいてくると那須岳が見えてくる。
写真は西那須野駅付近を通過中。
E5系新幹線電車の「やまびこ」だが、283kmhくらいまで出した。
おそらくATC信号は300なのだろう。

拡大するとちゃんと茶臼岳とその右に鋭鋒の朝日岳が見える。
10倍双眼鏡で確認するとロープウェイ施設も見える。

いっきに那須塩原駅に到着。やっぱり速いな。

那須塩原駅で新幹線を降り、そこからはバスに乗る。
バスのフリー乗車券が2600円のため、
黒磯駅から乗っても那須塩原駅から乗っても同じだ。
ロープウェイ駅では、コインロッカーに荷物を突っ込む。

では、ロープウェイ駅からスタート。
まずロープウェイに乗りたくなるが、
茶臼岳よりもコースタイムが長い三本槍岳を先に行きたい。
このためロープウェイに乗らず、峰の茶屋避難小屋方面に歩く。

GWということもあり、峠の茶屋駐車場は9割ほど埋まっていた。
しかしGWではバリバリの雪山なのにみんなよく登るな。

森林限界を超えると雪が少なくなる。
写真右に見えている剣ヶ峰トラバース路の雪渓横断が怖い。
那須岳は眺めが良いので大変面白い。
那須岳でも雪崩で死者が出ているので要注意だが、
さすがに今の時期は大丈夫だな。

避難小屋は大盛況。
ここは風が強いことで有名で、その例に倣い、やはり風が強かった。

朝日岳方面を目指す。
2ヶ所の雪渓の横断が怖い。
ここだけのためにアイゼン・ピッケルを持参。
アイゼンは軽アイゼンorチェーンスパイクで十分だ。

雪渓を横断し、その後の岩場をクリアすると朝日岳の肩まで登る。
ここまでくれば大きな危険箇所は少ない。


もらいもののおやつを食べる。

清水平などの湿原が見える。

一部区間は木道になっており快適だが、それ以外は泥ぐちゃだ。
またブッシュが中途半端な高さに出ていて、歩きにくい。

三本槍岳。
1917mと那須連山の中でもっとも高い。

頂上は閑散としている。
これは手前にある剣ヶ峰の雪渓を観光客は通過できないためだ。

1等三角点。

だいぶ暖かい。
行動中は長袖1枚で、休憩中は2枚でOKだな。

パノラマ。
猪苗代湖や磐梯山も見える。

では往路を戻る。

こちらは主脈から5分ほど外れた朝日岳。
朝日岳まで戻ると人が多くなる。
みんな、茶臼岳と朝日岳の周回なんだな。

こちらも抜群の展望だ。

会津側の山々が雪がたっぷりついているが、関東平野側には雪はない。
ここが境界線だ。

帰りも雪渓の横断に注意して避難小屋方面へ。

避難小屋を経由して茶臼岳頂上へ。
頂上の直下1分ほどのところにはわずかに噴気が上がっていた。

頂上には那須岳神社。

頂上から少し離れた位置には4等三角点。

では帰りもロープウェイを使わずに避難小屋を経由して降りる。
ロープウェイは標高差300m、これであれば下りは20分ほどだが、
20分ヘッド・所要5分・改札締切り2分前なので、平均所要時間は17分だ。

ロープウェイ駅バス停まで戻ってきた。
そこからバスに乗るが、さすがにゴールデンウィークだけあって、
県道17号那須街道はかなり渋滞していた。
自家用車ならば那珂川の南側の道路を迂回するなどがよいらしいが、
路線バスであればどうにもならないので渋滞に参加する。
那須街道の渋滞は、那須湯元から徐々に始まり、
那須ICの手前でピークになる。
ICを過ぎてしまえば、東京に高速道路で帰る車が抜けるため渋滞も解消。
黒磯駅には11分遅れで到着し、3分の乗り継ぎで快速電車に間に合った。

帰りは快速電車に乗って帰る。
以上、無事に帰還。総費用 10k。