旅行記



2017/03 名古屋

名古屋に用事があったので名古屋である。

行き:東海道新幹線(N700A)
帰り:中部→羽田JAL200便


1日目



新幹線で名古屋を目指す。
東京駅で列車の編成を確認し、N700Aの「のぞみ」に乗る。
名古屋までであれば、時間があれば色々な選択肢があり、
青春18切符(6時間)、高速バス(5時間半)、
ぷらっとこだま(2時間半〜3時間)など色々あるが、
時間がないが諸般の事情があるので新幹線一択である。


品川駅。



両側の車窓を眺めるためには座ってなどいられない。自由席である。
なお、自由席は編成の博多方にあり、下り列車ではほぼ先頭になる。
高速列車で先頭に乗るのは気分的によろしくない。
まあ、地震で脱線転覆、旅客が死亡するなんてなかなかありえないが。
なお、出張族の場合、もしそれで死亡したら労災になるので安心(?)。


新横浜駅を過ぎるとぐんぐん加速。
圏央道をくぐる。


相模川を渡ると丹沢が見える。
手前の三角形の山は大山だ。


内側にあるレールが脱線対策なのかは不明。



半径がきつい曲線には脱線防止ガードが整備されている。
むしろ全線に整備してほしいところだ。


丹沢がかっこいい。



隣に東海道線が平行してくると小田原駅。



小田原駅。



車内は遊び心の少ない無機質な感じ。
JR九州とは逆パターンだな。
人により好みはあるものの、おおむねビジネスマンに好評、
鉄道マニアにはそれなりのようだ。


熱海付近ではR=1500mがあり、170kmhくらいまで減速する。
写真は三島のあたり。
富士山が見えるが、雲に包まれている。
実際には7合目から上くらいで雲海になっている。


富士山。



東名高速と新東名の高架橋が見える。



新東名の高架橋が遠くに見える。
まさに日本の大動脈。
新東名は最小R=3000m、最急勾配20‰と、
整備新幹線規格最小R=4000m、最急勾配35‰に近い。
というか東海道新幹線よりも規格がよく、
施工基面幅を考えると東海道新幹線を複々線で通せる。


新富士。



富士川を越える。
カーブでは滑らかに緩和曲線とカントがつながり、
カント200mmでは大きく傾き走行するのが爽快である。
官能的なインバータと電動機の音もいい。


静岡。
R=2200mがあり、アナログATC時代はおそらく220kmh制限だが、
いまは240kmhくらいで通過していそう。


掛川。
曲線部にポイントを挿入することを避けたことにより、
待避線が非常に長いのが特徴的。
なお、ポイントは通常の70kmh制限のため、
長い待避線をだらだら走ることになり、こだまの所要時間が長くなる。


なにげにほとんどの写真に脱線防止ガードが写っている。
駅部は脱線して軌道を逸脱すると大惨事になる恐れもあり、
直線部でも設置されているのか。


浜松。
R=2200mがあり、アナログATC時代はおそらく220kmh制限だが、
いまは250kmhくらいで通過していそう。


浜名湖の上で、東海道線の電車を追い抜く。
新横浜〜名古屋82分のスジなので、
巡航速度は250kmh程度とったところだ。
遅延時などでN700Aが本気を出したときには、
新横浜〜名古屋を73分で走ったGPSログを見たことがある。
250kmh、R=2500m、カントCm=200mmの条件で0.05Gくらいになるので、
それなりに快適な乗り心地だ。


豊橋。
フルスピードで通過可能。
このあたりも東海地震の要注意エリアのため、脱線防止ガードがある。


進行方向にセントラルタワーが見えてくるとそろそろ減速しだし、
名古屋市内をゆっくり走って名古屋駅へ。


名古屋。
約10日を要していた東海道を僅か1時間40分。


名古屋からは名鉄線に乗り、
駅には友人宅に迎えにきてもらい、友人宅へ。


上小田井からは地下鉄鶴舞線で鶴舞へ。



JR中央本線で金山へ。



名鉄常滑線に乗り、大野町へ。
あちこちに常滑の表示があり、今の時期、受験生には縁起が悪すぎるな。


宿にINNする。3,700円。
明治の建物を改装・増築などしており、
複雑怪奇な建物の構造は山小屋そっくりである。
歴史あるレトロな雰囲気で大変気に入った。


部屋もトイレ・バス共同、部屋の扉はふすまだったりと山小屋仕様。
でも山とは違ってチェックインが遅かったこともあり寝るのも遅い。
20時半就寝。


2日目

翌朝は5時半起床。


名鉄空港線からは日の出が見える。



中部国際空港駅。
英語記述は写真のとおりだが、
滑走路脇の表記は「CHUBU CENTRAIR」である。


国際線・国内線で1フロアだ。



朝飯(朝から幕の内弁当で重い)を食べ、
チェックインし、搭乗待合室へ。


JALの737-800だ。
羽田〜中部線は、2往復あるが、
うち1往復は国際線の送り込み運用のため、国際線機材だ。
こちらは普通の国内線機材。


JAL機のスタンダードな仕様だ。



新型シートは薄型になりやや広く感じる。



では離陸。
北風のため北向きに離陸だ。
3500mあれば国内線のB738なら余裕過ぎるほどで、
滑走路延長の1/3ほどの滑走で離陸していく。


左旋回して空港島が見える。



270度旋回して東へ。



名古屋の市街地が見える。



名古屋の市街地は東半分が丘陵地帯になっているのが分かる。
まあ東山動物園とか結構な丘(?)だしな。


浜名湖が見えてくる。



浜名湖。
右下は浜松。
東海道新幹線・東海道線は浜名湖の南を通過するが、
東名高速・新東名は浜名湖の北を通過する。
このため津波警報・注意報発令時には、鉄道が運休になることが多い。


やや南へ。



富士山が見える。
上部はまだこれから積雪が増えていく時期だが、
5合目以下の下部は今頃が最大積雪量だろう。


伊豆半島の先端(下田)を掠めて超える。
下田に上陸したペリーは5日くらいかけて江戸まで行っているが、
こちらは羽田まであと19分である。


伊豆大島と富士山が見える。



房総半島の先端をかすめて回り込む。



千葉県最高峰の愛宕山(408m)
ところが頂上部は航空自衛隊峯岡山基地としてレーダーサイトになっていて、
民間人が頂上に行くことはできない。


木更津市上空でA滑走路に正対する。



あとはA滑走路へ。
240km/h、約130ノット。


羽田に戻ってきた。


以上、無事に帰還、総費用11k(うち累積キャンセル料3k)。