旅行記
2017/02 谷川岳
谷川岳は群馬県と新潟県の上越国境にある1977mの山である。
冬季においては、西高東低冬型気圧配置時には全く晴れず、
西から低気圧が接近してくる前に高気圧により、半日〜1日晴れる。
この時期の谷川岳は9割が天神尾根からのルートだが、
西黒尾根を通る上級者もいる。
BCでは、天神尾根から登り西黒沢に滑降する人が多いが、
マチガ沢などに突っ込んでいく勇者もいる。
僕はもちろん一番安全で簡便な天神尾根往復だ。
今回も高気圧が通過する予報だが、
高気圧の通過タイミングがやや遅く、天候回復は昼過ぎになるとの予報。
前日はロープウェイが1日運休したため激しいラッセルが期待できそう。
そんなわけで谷川岳に向かったものである。
なお、今回で39回目の谷川岳だ。

上牧駅。
まだ冬型が残り、谷川連峰は雪雲に包まれている。

天神平は今朝の時点で−5℃、積雪330cmとのこと。
今日は史上最高の混雑で、ロープウェイのチケットを買うのに30分待ち。
(0849〜0919まで並ぶ)

ロープウェイに乗り天神平へ。
ちなみにモンベルクラブ会員ならロープウェイ往復が100円引き。
モンベルクラブ年会費は1500円なので、
年15回以上の利用すればそれだけで元が取れる。
僕もモンベルクラブ会員である。おすすめ。

天神平。
ゲレンデスキーヤーより、BCや登山者のほうが多いのでは?
数少ない好天の際に集結してくるので、こういったときは人が多いが、
天気が悪いときは無人である。

ではスタート。
最初は天神峠まで登るトレースとなっていた。
風が強い。地吹雪でトレースが瞬く間に消える。

天神峠まで出る。
お菓子のうち、手前の星の装飾のものは、
祝い品で地元の日本酒を贈ったら返礼品で貰ったもの。
(ありがとうございます)

谷川岳は雲の中。

熊穴沢避難小屋。
完全に埋没しているが玄関まで掘り出されていて利用可能。
緊急時には重宝しそうだ。
しかし2トンくらいの雪をかき出す必要があり重労働だな。

真ん中のは千葉(房総)のお土産品。

人が多い。

あれがラッセルの先頭集団だ。

地吹雪に負けずに登り肩の小屋に駆け込む。
内部は既にBCボーダーや登山者が避難中。
写真右奥には、非常用の寝袋とマットが置かれている。
内部で飯を食べたり、防寒着を着たりと体勢を整える。
この小屋がなかったら厳冬期の谷川岳に登れないだろう。

行動食を食べる。

トマの耳、オキの耳へ行き、そこから更に先の「奥の院」へ。
トレースなし。斜度があり要注意。
オキから5分ほどだが、5分でも今の時期は空身で行ってはいけない。
ザックは生命維持装置である。空身では1晩ももたない。

奥の院。

オキ&トマがかっこいい。
ガスが出ていて幻想的。

尾瀬方面には入れないな。早く暖かくならんもんかな。

ではトマの耳まで戻る。
オキを見るがホイップクリーム状に雪がついていて美しい。
マチガ沢本谷にはシュプールなし、3ノ沢には多数のシュプールが。

オキの耳。

苗場山の奥には北アルプスが見える。
苗場山は今の時期は到達不能だ。

再びオキの耳へ。

三角点がないので標識タッチ。

雪庇が成長している。
上州側のマチガ沢に落ちないように注意。
クラストして硬くなっていると越後側へも落っこちそうで不安。

横3600PIX

では帰りも肩の小屋で体勢を整えて下山にかかる。

爽快な下りだ。

行きはラッセルだった区間も踏み固められて高速道路に。

天神峠まで戻ってきた。
谷川岳がかっこいい。

天神平スキー場に戻ってきた。

ロープウェイ駅から水上駅までバス。そこから電車に乗り、自宅へ。
2月の谷川岳に登頂できて大満足。
以上、無事に帰還。総費用 9k。