旅行記
2017/01 雲取山
雲取山は東京都・埼玉県・山梨県の3県境にある2,017mの山である。
西武秩父→三峰神社へのバスが、4月下旬〜11月の土休日に限り、
40分早い便が設定されていたが、もう終了してしまったため、
奥多摩側の鴨沢から往復したものである。
朝一のホリデー快速に乗れば、鴨沢0909に到着し、
終バス1838まで9時間29分あり、
コースタイムは往復8時間50分だから、日帰りが可能だ。
終バス1つ前は1603のため、時間は6時間54分である。
コースタイムの8割弱くらいで進行すればそれでもOKだ。
(ホリデー快速は2015年3月から、1時間早い下り便が設定され大変便利)
所要時間的には三峰神社を目指せるところだが、
降雪のため三峰神社のバス便が運休になっていたら大変なので、
安全をみて鴨沢往復にしたものである。
自宅を朝出発し、次々と電車を乗り継いでいく。画像は奥多摩駅。
バスに乗り鴨沢へ。
鴨沢では何人かハイカーが降りる。
時間がないため、バス車内で準備を整え、
下車とともにただちに歩き始める。
(なお、暇つぶし用グッツは奥多摩駅のコインロッカーに預けた)
登山口の時点で雪がある。
どんどん登る。
フルパワーでも長袖2枚で、だいぶ寒い。
七ツ石小屋付近は滑落に注意。
小さいが雪崩も起きていた。
といっても数トンくらいのデブリだから、喰らっても死にはしないだろう。
石尾根縦走路に出ると開放的な感じに。
奥にはヤマレコで有名なダンシングツリー(S字松やツイスト松とも)。
冬型気圧配置が最強に近く、冬型の雲が近くまで迫っている。
甲武信ヶ岳は完全に雪雲の中。
雲取山まで雪が舞っている。
なお、前橋は赤城山を越えてきた雪雲により積雪2cmだったとか。
こうなると自宅付近でも雪で白くなる。
ちなみにこれより強いと関東平野の平地でも雪になるため、
このあたりの冬型の強さが山に行けるギリギリくらいだ。
まあ筑波山とかなら大丈夫だろうが・・・。
正面に山頂が見えるようになってきた。
山頂の避難小屋。
山頂からはスカイツリーと東京の摩天楼が見える。
手前は狭山湖や西武ドームである。
ちなみに望遠端では開放F6.9と暗いため、ISO100、1/200sである。
焦点距離を考えると手持ちでギリギリとなるため、晴天の日中専用だ。
小屋内は暖かい。
小屋に入り、防寒着をフル装備して、飯を食べる。
土間で飯を食べていたパーティがいたが、
「土間で飯を食べるとはどんな教育を受けてきたのか!」
と、ヤマ○コで晒される事案が別の山であったそうなので、
人目に注意し速やかに食べるのがよさそうだ。
おみやげのお菓子を食べる。
下の果糖は奄美大島もの。
外気温はマイナス10℃と寒い。
奥にはいつのまにか、「雲取山西暦二千十七年記念」との標柱が。
そして標柱の包装(トタン等)が避難小屋に置きっぱなしに・・・。
真っ白だな。
三角点。
だいぶ雪に埋まってきた。
石尾根縦走路もいい感じだ。
では下山にかかる。
下りはスリップ防止のため、アイゼンをつけて下る。
(チェーンスパイクのほうが便利そうだ)
帰りは七ツ石小屋経由。
小屋の水場は凍っているため近くの沢まで行く必要がある。
鴨沢に下山。
すぐにバスが来る。
奥多摩駅からJR線などを乗り継いで帰る。
ホリデー快速は非常に便利だが、
2020年の中央線グリーン車導入でどうなることやら・・・。
ぜひとも存続してほしいところだ。
登り 0910→1235(所要3:25 CT5:20)
下り 1335→1600(所要2:25 CT3:30)
以上、無事に帰還。総費用6k。