旅行記



2016/12 谷川岳

谷川岳は群馬県と新潟県の上越国境にある1977mの山である。

冬季においては、西高東低冬型気圧配置時には全く晴れず、
西から低気圧が接近してくる前に高気圧により、半日〜1日晴れる。
今回も高気圧が通過する予報だが、高気圧の移動が速く、
晴れるのは僅か半日の予報だ。
このため早速行ってみたものである。

この時期の谷川岳は9割が天神尾根からのルートだが、
西黒尾根を通る上級者もいる。
BCでは、天神尾根から登り西黒沢に滑降する人が多いが、
マチガ沢などに突っ込んでいく勇者もいる。
僕はもちろん一番安全で簡便な天神尾根往復だ。

なお、今回で36回目の谷川岳だ。



天神平は今朝の時点で-5℃、積雪90cmとのこと。
積雪は前回(2週間前)より減っているが、
高標高ではむしろ増えているだろう。


ロープウェイに乗り天神平へ。
スキー場は営業しているが、
田尻沢コースはまだ雪が繋がっておらず営業はまだ。


天神平から谷川岳を見る。いい天気だ。
ではスタート。


基本的に冬道に切り替わっている。



トラバースが多く、落ちないように要注意。



避難小屋。
玄関は埋まっているが、帰りは掘り出されていた。
しかし、例年よりやや積雪が少ない印象だ。
ちなみに異常小雪の去年と比べるとさすがに多い。
去年はまだ今の時期では夏道だった。


いい天気だな。
しかし山頂には雲ではなく雪煙が舞っている。


肩の小屋。



内部で飯を食べたり、防寒着を着たりと体勢を整える。



トマの耳。



トマの耳からオキを見る。
雪庇が成長している。
帰りの時点では、マチガ沢3ノ沢にシュプールが2本あった。
こんなように雪はたっぷりだが、下部はまだ沢が埋まってない。
いったいどのように帰ったのかは不明。


オキの耳へ。
標識はだいぶ埋まっている。
気温が低く、風も強い。手先が寒い。


いい展望だ。



横1920PIX



奥の院まで往復してくる。往復10分ほど。
奥の院から先、一ノ倉岳方面はトレースなし。


茂倉岳。
その奥には雲が壁のようになっているが、これは寒冷前線の前線面。
40km/hで接近してきて今は12時だがあと2時間であれに飲み込まれる。
そのため速やかな下山が必要だ。


一ノ倉岳の岩壁は恐ろしいな。



横1920PIX



トマの耳に戻ると誰もいなくなっていた。
最後尾にならないよう下山にかかる。


軍用機の訓練飛行が朝からずっと続いている。
自衛隊のF-15戦闘機、米軍のFA-18戦闘攻撃機がいる。
模擬戦でもしているのか(面白い勝負になってそう)。
で、遠くを見ると高空を戦闘機が通過したあと旋回して、
飛行機雲(スモークではない)が円形になっている。(写真)
旅客機では無理だな。
500ノットTAS・45度バンク・1.4Gなら半径6kmで定常円旋回できるが、
高空では1.4Gの定常円旋回はできなさそう。


では帰りも肩の小屋で体制を整えて下山にかかる。
BCスキーでは、西黒沢が下部まで雪が繋がっていないため滑走不可。
このため、代わりに肩の小屋直下の大斜面には大量のシュプールが。
肩の小屋〜天狗の留まり場くらいまで滑走可能だ。


戦闘機の訓練飛行が多い。



天神平スキー場の直上低空をFA-18がローパスしていった。
サービス精神満点だな。
ちなみに、あまり低空飛行しすぎてロープウェイのケーブルを切断し、
ロープウェイの客車が地面まで落下、
乗客が死亡する事故も海外で実際にあったらしい。
その後、湯檜曽川の深い谷底をさかのぼっていった。


天神平スキー場に戻ってきた。



ロープウェイ駅から土合駅まで歩いて行き、電車に乗り、自宅へ。

12月の谷川岳に登頂できて大満足。
以上、無事に帰還。総費用 8k。