旅行記
2016/12 日光白根山
日光白根山は群馬県栃木県境にある2,578mの山で、
関東地方最高峰である。
日光白根山は山塊の総称で、最高峰の奥白根山や、
外輪山となる前白根山、座禅山、五色山、白根隠山を含む。
よく晴れた冬の日には、
ひときわ白く輝く奥白根山が東京からも見えることがあるが、
外輪山に阻まれて戦場ヶ原などの山麓からは殆ど見えない。
積雪期は、丸沼高原スキー場のゴンドラ利用で登られているが、
国道120号冬季閉鎖(12月下)までは菅沼コースも使われている。
日光湯元温泉からのルートは長いため、
それらに比べれば登られる数は少ないが、
特段大きな危険箇所もない。
(最短の菅沼コースは、奥白根山頂上直下の狭い谷が危険だ。)
そのため今回も湯元温泉から登ってみたものだ。
なお、日光白根山はこれで7回目だ。


(左)
自宅を車で出発0340、新栃木駅0452到着。新栃木駅の下り始発0513に乗る。
1両で乗客は僕だけ。
まだ真っ暗である。
(右)
東武日光駅に到着。


(左)
東武日光駅0615、湯元温泉行きの始発バスに乗る。
前述の新栃木駅が、この始発バスに間に合う最も東京寄りの駅である。
(右)
湯元温泉0730到着。
公共交通機関利用としてはかなり早く到着できる。
路面は一部凍結があり、もうノーマルタイヤでは無理。
スタッドレスの場合でも、確かな運転技術で慎重に。
で、バスの乗客はなんと僕だけ。
この利用状況では、始発便がなくなりそうで困る。
0730到着だが、所要7時間45分(+ラッセル)のロングコースなので、
バス車内で準備を整え、すぐに歩き始める。

日光湯元スキー場から登り始める。
標高1480m。既に雪がある。

尾根に取り付くとかなり急登だ。
アイゼンをつけるのをめんどくさがって未装着でいたら、
滑ってヒザを強打、アザになる。慢心してはだめだ。
全体的に凍結箇所が多く、正規アイゼンが必要だ。

稜線まで出ると明るくなる。
ここは外山鞍部。2170m。

何人か追い抜くたびにトレースが細くなる。
しかし前回(11月中旬)に来たときよりも雪が少ない。

全ての先行者を追い抜くとしばらくして前白根山。2373m。
吹き溜まりでは40cmほど、
通常でも20cmほどのラッセルになりしんどい。
奥白根山がどどーんと見えて大変かっこいい。
厳冬期ならここまでくれば十分「日光白根山に登った」と言える。

トレースがないが避難小屋方面に下る。
稜線から外れると樹林帯になり深いラッセルになる。

ラッセルがしんどい(軟弱)。
非常用に避難小屋に宿泊できる装備を持っているためザックが重い。
しかしもっとラッセル祭りを期待したのに拍子抜け。

何人か下ってくる人とすれ違うとラッセルから開放される。
勾配が急で、80%ほどある。ピッケルが必要だ。
このくらいの積雪ならまだいいが、雪が多いと雪崩もやや不安。

頂上台地まで出た。
地形が複雑でガスの際には要注意だな。

祠もたっぷりと雪がついている。

頂上は菅沼から登ってきた人で賑わっている。

頂上。2578m。
前回は激ラッセルのためコースタイムより時間を要したが、
今回はラッセルも少なく、コースタイムより短かった。

東京スカイツリーも見える。
何とか肉眼で確認できるレベルだが、Photoshopで加工すると、
スカイツリーのほか、東京〜新宿の摩天楼も右に見える。
はるか遠くの東京からこの日光白根山まで日帰りができるんだから、
鉄道網と道路網に感謝せずにはいられない。

三角点。
もちろん、ピッケルも持参だ。

大パーティが昼飯中。
奥には男体山と中禅寺湖が見えてかっこいい。
今日は風も弱く昼飯には最適だな。予報でも昼間は+1℃と暖かい。
また頂上には尾瀬に住んでいる(?)有名な人が居た。
これまで5回くらい見かけている。
さすがに冬は平野長蔵じゃあるまいし下界に降りてきているが、
暇なのでたいてい山に登っているのだとか。

上信越の山々は真っ白になっているな。
ここ3日間くらいは冬型が強かったからな。
谷川岳も今日は激ラッセル祭りだろう。

四阿山の奥には穂高〜槍も見える。
また、四阿山はまさに東屋的な形なのがわかる。

武尊山の奥には谷川岳、そして更に奥には北アルプスが見える。
乗鞍岳〜白馬岳までほぼ全山見えていた。

横3200PIX


おみやげの菓子が家にたまってきたので、
こういう高価なものは山でいただかないとな。
(注:軍手は作業用で、当然グローブも持っている。)

菅沼などがかっこいい。
北側に下山を考えるが、かなり急勾配で凍結していて怖いとのこと。
まあチェーンスパイクで登ってきてる人もいたが、
ここを下るのを避け、避難小屋方面に降りる人が多いようだ。
今回はヘルメットを忘れているので弱気の進撃である。
で、ここから少し下るが、やはり急勾配でヤバそうなので引き返す。

引き返して避難小屋方面に降りる。
行きはさっぱり無かったトレースが大量に踏み固められていて、
トレースをたどればピッケル無しでも何とか下りられそう。
まあ僕はピッケル使用だ。

下から見ると、急勾配にトレースがばっちり付いているのが分かる。
避難小屋で小休憩後、前白根山を経由し、往路を戻る。

日光湯元スキー場のゲレンデトップまで戻ってきた。

湯元温泉まで戻る。
観光案内所で奥日光小西ホテルの日帰り入浴割引券(\1000→\600)をゲットし、
奥日光小西ホテルへ。


やっぱり湯元温泉は非常にいい湯だ。
にごりの不透明度もいいし、硫黄のにおいもいい。
pH6.6とやや酸性度が弱いのが難点か。
草津温泉みたいにpH2台なら文句なしなのだが。
バスで東武日光駅まで戻り、東武日光駅からは区間快速で新栃木へ。
隣にはスカイツリートレインが停まっている。
東武日光駅で売っていた簡易駅弁を食べる。
新栃木駅からは車で自宅へ(1850→2010)。
登り 出発0730→到着1110(所要3:40、CT4:30)
下り 出発1215→到着1500(所要2:45、CT3:15)
以上、無事に帰還、総費用12k。