旅行記



2016/11 谷川岳

谷川岳は群馬県と新潟県の上越国境にある1977mの山である。
11月になり冬型の出現率が高くなってきて、
谷川岳はほとんど晴れない。

明日は低気圧の影響で関東の太平洋側で雨。
このようなときは、西から接近する低気圧の影響で、
天候が悪化する前に半日〜1日ほど、
西高東低の冬型気圧配置が崩れ、脊梁山脈の天候が回復する。
このため平日(代休)であったがチャンスとばかりに谷川岳に向かった。



高崎駅から水上へ。
上牧駅からは谷川岳が見える。
事前に着雪状況や天候の確認ができて大変便利。


水上駅からはバスでロープウェイへ。
ロープウェイ駅では、クリスマスソングが流れていて完全に冬の雰囲気。
そりゃ11月の谷川岳は間違いなく冬である。
ロープウェイに乗る。
ロープウェイ改札では、旅客数、旅客数のうち登山者、
旅客数のうちスキーヤーをカウントしている。
といっても聞き込みをしているわけではないので見た目で判断している。
旅客42人目、登山者17人目だった。
意外と登山者が多い印象。


ロープウェイで天神平にあがる。
積雪は2cmほど。このくらいならすぐに溶けそうだ。


では早速歩き始める。



いい天気。



熊穴沢避難小屋はまだ建物が出ている。



道はまだ100%夏道だ。



航空自衛隊のF-4戦闘機が2機、通過していった。
(写真には写っていない)


肩の小屋へ。



肩の小屋は冬季開放中。



トマの耳。



トマの耳からオキの耳へは、まだ夏道と同じ。
このため上州側に滑落しないように要注意。
特にトマから下るところは危険だ。


頂上。



360度の展望だ。



東尾根を覗くと恐ろしいリッジに雪がついていて超難しそう。



かっこいい。



轟音とともに米軍の戦闘機が登場。
米軍のF/A-18が2機、稜線ギリギリを通過してパスしていった。
遠くから見ると低視認性塗装のせいもありF-16と紛らわしいが、
双発なので明らかにF/A-18だ。
高度も稜線ギリギリ、速度も低く、
肩の小屋にハンドアローが設置されていたら回避できなさそう。
平日はやはり戦闘機の訓練飛行が多い。3回に1回くらいは見ている。


頂上で少し休憩後、一ノ倉岳を目指す。
トレースはない。20cmほどのラッセル。


人間のトレースはないが、登山道を動物が使っているため、
微妙にラッセルが軽減される。
1840mまで降りて、また140mの登り帰しだ。


上州側の絶壁に落ちないように要注意。
特に鎖場2ヶ所と、一ノ倉岳への登りに注意。


一ノ倉岳。
避難小屋のドアが開けっぱなしにされたせいで、
雪が吹き込んで内部が雪で満たされている。
当然、使用不能なので要注意。
この雪はすぐにがちがちの氷になり、小屋は氷の貯蔵庫となり、
来年の春くらいまでは小屋は使えないだろうな。


一ノ倉岳。



一ノ倉岳には一等三角点がある。
登山道から少し外れているが、一発で掘り出すことができた。
1,974.2m。
谷川岳オキノ耳1977mよりやや低い。
トマノ耳にも地形図には三角点マークと1963.2mとあるが、
三角点の標石は亡失し、予備標石のハンペンみたいな石が残っている。


では、谷川岳に戻り、肩の小屋で体勢を整え、下山にかかる。
だいぶ登山道の雪が溶けている。例年より雪が少ない印象だ。


天神平に戻ってきた。
雪はすっかり溶けている。
アイゼンは4本をおおむねずっと装着していたが、
6本くらいならより安全だな。
今回も軽アイゼンと正規アイゼンを持っていっている。


土合駅から電車に乗る。
上牧駅から帰りも谷川岳が見えた。今日はずっといい天気だったな。

11月の谷川岳に登頂できて大満足。
冬の谷川岳は、好天時に、天神尾根から往復するのが精一杯だ。
ラッセルになれば人が多い土日でも頂上には届かない。
今回は好天に助けられ、なかなかいい山行だった。

以上、無事に帰還。総費用 8k。