旅行記



2016/11 日光白根山

日光白根山は群馬県栃木県境にある2,578mの山で、
関東地方最高峰である。
日光白根山は山塊の総称で、最高峰の奥白根山や、
外輪山となる前白根山、座禅山、五色山、白根隠山を含む。

よく晴れた冬の日には、
ひときわ白く輝く頂上部が東京からも見えることがあるが、
外輪山に阻まれて戦場ヶ原などの山麓からは殆ど見えない。

積雪期は、丸沼高原スキー場のゴンドラ利用で登られているが、
国道120号冬季閉鎖(12月下)までは菅沼コースも使われている。
日光湯元温泉からのルートは長いため、
それらに比べれば登られる数は少ないが、
これまでゴンドラ利用で4回、菅沼コースで1回登ったことがあり、
今回は湯元温泉からのルートで登ってみることにしたものだ。


夕飯後出発で自家用車で日光湯元温泉を目指す。
金精峠経由では、標高1800mまで登り凍結が心配のため、いろは坂経由。
アメダス奥日光では3℃・湿度90%だったため、
雪にはなってないだろうと判断、予想通り雪はない。(雨雪判別には湿度も重要だ)
湯元温泉まで行くと路肩に雪が現れてビビるが、凍結はない。
湯元温泉でも気象データを詳細にホームページに掲載しており、
この時点で2℃だったため行く判断ができた。
しかしノーマルタイヤではもう無理だな。


0630出発で湯元温泉スキー場から登り始める。



リフト2本分、ゲレンデ中腹まで登る。



そこから登山道への入り口だ。



最初はトレースがあったが、4人ほど追い抜くと僕が先頭に。
ラッセルを交代するが、ラッセルしつつも僕のほうが速いため、
ラッセルしつつ後続を引き離して登る。
後続は「(自分は)だめだ修行が足りんな〜」とか言っててわろた。


外山鞍部2,170mまで登ると尾根上に出る。



そして20〜40cmほどのラッセル。
初めてのコースのため、ピンクリボンを視認しつつコースを開拓。
吹き溜まりではかなり深くなっていてつらい。
しかし自分で判断してルートを切るとなかなか経験値が上がるな。


前白根山まで登ってきた。
冬型の雲が掛かっていてガスっているが、
GPV天気予報によるとすぐに晴れる予定だ。


避難小屋方面に下っていく。
下りはラッセルしつつでも楽勝だな。


五色沼が見えてきた。かっこいい。
ガスに包まれる奥白根山。


避難小屋へ。



避難小屋。
内部にはデポされた食料が吊るされていた。


こんな重要情報が。
ホームページにも掲載すべき。というわけで掲載。
基本的には奥白根山の山頂くらいしか携帯は通じないというわけだ。
国道120号を走っていても圏外になるくらいだしな。


トレースがないなかを奥白根山に向かって登る。
岩へのペンキが隠れていて、正規ルートがわかりにくい。


南峰にある祠まで出た。
南峰から南に分岐するロープウェイ方面へはトレース無し。


頂上に到着。
0630出発で1100頂上と、コースタイムより時間を要する。
このうち3時間半は深雪のラッセルで非常に辛かった。
3時間半あればスバルライン5合目から富士山頂まで行ってしまう。


三角点。2577.6m。
山の高さとしては2578mの標高点があり、それが採用されている。


かっこいい。
谷川岳方面は、弱い冬型により雲が掛かっている。


五色沼が見える。
このあたりは火山性の凹地が多く、陥没マニアにはお勧めだな。


若者が古い山頂標識をどこからか持ってきた。



では北側に向かって下る。



ルンゼ内を下るが、上部では傾斜がきつく危険で、
新雪もさもさのためピッケルがあってもあまり効果はなさそう。
当然アイゼンも必要だが、スニーカーで登ってきてる人も。
僕は4本軽アイゼンと10本正規アイゼンを持参、
正規アイゼンは岩に引っ掛けやすくて不便のため、
常時使いには軽アイゼンが便利。


弥陀ヶ池まで降りてきた。



五色沼。
いい場所だ。


奥白根山がかっこいい。



避難小屋から外輪山の稜線まで登り返す。
自分がつけたトレースに沿ってみんな歩いてきててわろた。


かっこいい。



そのあとは前白根山を経由して下る。
スキー場までくれば一安心。
もっと雪が増えれば登山道の途中からゲレンデ上部にショートカットできそう。


1445、湯元温泉に戻ってきた。



温泉は「温泉寺(おんせんじ)」へ。
ここで日帰り入浴ができるのか?とい雰囲気だがちゃんと入れる。
浴槽は2畳分と狭く、内湯のみ、まともな洗い場もない(温泉・水が出るカランは有)が、
湯治湯っぽい雰囲気満点で非常にお勧めだ。
ただし複数人でわいわい行く雰囲気ではないな。
泉質は強烈な硫黄系でまさに温泉という感じだ。pH6程度のため酸性ではない。
70℃の源泉が投入されていて非常に熱く水で薄めないと入れない。
70℃もあるため、12km離れた中善寺温泉まで引湯されている。
12kmも輸送して温度低下は20℃ほど、ちょうど入浴しやすい温度になるのだとか。


こんな日帰り入浴マップが配布されている。
これで、板屋、奥日光高原ホテル、休暇村日光湯元、温泉寺の4箇所に入った。
帰りは、アメダス奥日光で8℃まで気温が上がっており、
それより標高が500m高い金精峠でも凍結はなさそうなため金精峠経由で帰る。

以上、無事に帰還。総費用11k。