旅行記



2016/09 日光白根山

日光白根山は群馬県栃木県境にある2,578mの山で、
関東地方最高峰である。
よく晴れた冬の日には、
ひときわ白く輝く頂上部が東京からも見えることがある。

日光白根山は山塊の総称で、最高峰の奥白根山や、
外輪山となる前白根山、座禅山、五色山、白根隠山を含む。
今回は、それらを一挙に縦走(周回)するコースで行くことにした。
外輪山の中で一番の難関は白根隠山で、
「山と高原地図」「地理院地図」には登山道の記載はない。
しかし、バリエーションルートとして踏み跡があり行くことは可能だ。

「群馬の県境を歩く」(2013,椛澤初男,上毛新聞社)
にも踏破した記録がある。
(というか上記の本は群馬県境を全て踏破している)


朝一のロープウェイに間に合うように自動車利用でいく。
(車載カメラで撮影)


電車利用だとロープウェイ到着が10時過ぎになり所要4時間掛かるが、
車利用だと安全速度厳守でも僅か2時間弱で到着する。
(金はたっぷりかかるが)
なお、菅沼登山口は駐車料金1000円とられるので、
1人ならばロープウェイ2000円(駐車料金は無料)払っても悪くない。


丸沼高原スキー場をロープウェイ(実際はゴンドラ)で登る。



一気に標高1980mに。(公式では2000mということになっている)
奥白根山が見えるが激しく逆光。


では、登山口からスタート。



標高2300m付近からは森林限界だ。



かっこいい。



一気に頂上の祠。



頂上だ。



かっこいい。



山頂付近は地形が複雑なため、積雪期にガスに巻かれると怖そうだ。



360度の展望だ。(横3200PIX)



では、外輪山周回のためあんまりぐだぐだしている時間もない。
このため45分ほどの休憩後、下り始める。


いったん五色沼避難小屋までおりる。
ネズミがいるらしく、デポされた食料が吊ってあった。


避難小屋からは稜線まで80m登り返したあと、
白根隠山へのバリエーションルートへ(往復1時間ほど)。
といっても踏み跡はまあまああり、
なんで山と高原地図に載ってないのか不思議なほど。
一部踏跡が薄いところもあり、進行方向の維持に気を抜かないように。
といっても森林限界以上の稜線であり、ガスってないので問題ない。


さらに先にも縦走できそうな雰囲気だ。
なかなか良い縦走路。


では、バリエーションルートを引き返して今度は前白根山へ。
前白根山もはっきりと森林限界を超えている。
眺めがよく、なかなか良いコースだな。


五色沼がかっこいい。
いい感じに紅葉しているな。


いったん弥陀ヶ池に下る。
このあたりは火山性の凹地が多く、凹地マニアにはオススメだな。
写真にも写ってるがやたらとトレイルランナーが多い。10人以上を見かけた。


アカギヘリコプターのヘリ(Bell204)が荷揚げ中。
メインローターブレードが2枚のため軍用ヘリっぽい独特の音がする。
高度が高いと回転数は変わらないが、
コレクティブを上げて迎え角が大きくなるためか、バタバタバタとうるさい。


ロープウェイ山頂駅に戻ってきた。
ロープウェイで下山し、帰りは2時間20分で自宅へ。燃費は20〜21km/L程度。
コースタイムは7時間30分(推定)と、少し歩き足りないが運動になったな。

以上、無事に帰還、総費用13k。