旅行記
2016/08 奥穂高岳・槍ヶ岳
モバイル版
奥穂高岳は、長野県/岐阜県にある3,190mの山で、
日本3位の高峰、北アルプス最高峰である。
槍ヶ岳は、長野県/岐阜県にある3,180mの山で、
日本5位の高峰、北アルプス2位の高峰である。
これで穂高岳・槍ヶ岳ともに5回目だ。
穂高:2008-10、2010-10、2011-07、2012-08
槍:2009-05、2011-09、2013-10、2015-07
奥穂高岳〜槍ヶ岳間は、約4km、時間10時間の縦走路で、
非常に高難易度の岩場が連続するが、
今回は時間があるためチャレンジしようとしてみたものだ。
また、自動車により1日日程を短縮することが可能となっている。
計画
1日目:上高地→穂高岳山荘→北穂小屋
2日目:北穂小屋→槍ヶ岳山荘
3日目:槍ヶ岳山荘→上高地
実施
1日目:上高地→穂高岳山荘→横尾
2日目:横尾→槍ヶ岳山荘
3日目:槍ヶ岳山荘→上高地
しかし、岳沢小屋まで登ったところで、
超重要装備のヘルメットを忘れていることに気付く。
ヘルメットなしで穂槍の縦走路に突っ込むのは、
防弾装備なしで戦場に突っ込むようなもの、
あるいはノーヘルでバイクで高速道路を走るようなものだ。
このため、いかんともしがたいが撤退。
とはいえ、穂高と槍の両方には行きたいので、
いったん横尾まで下り、そこから再度登り返すことにした。
1日目

前夜のうちに沢渡の駐車場に入り、車中泊。
寝るにあたっては完全にフラットになるようにしたため非常に快適。
4時に起床し、4時20分にタクシーに乗る。
タクシーは4200円と高いが(バスは1000円ほど)、
適当に山屋を集めて相乗りをする。

上高地からスタート。
5時20分に歩き始められる。(電車利用より6時間早い=実質1日稼げる)

岳沢小屋。
重太郎新道の森林限界以上になるため、
ここでヘルメットを装備しようとするが、忘れていることに気付く。
(折りたたみ式ヘルメットのためスペースを食わないが目立たず、逆に仇になる。)

どんどん登る。
奥穂高岳は写真左上だ。

反対側の涸沢も見える。

岩場では慎重に。

頂上に到着。

かっこいい。

横2400PIX。
ややガスが上がってきた。

頂上の祠の写真撮影渋滞は20分ほど。
まあ待っている間も景色を楽しめるのでそれほど苦にならない。


岐阜県警のヘリ(JA110G)や、東邦航空の荷揚げヘリも頻繁に飛んでいる。
県警ヘリが哨戒飛行しているおかげで山行の安全・安心度がだいぶ違うな。
荷揚げヘリも今日だけで10往復以上していて、さながら蜂輸送といったところだな。
1便まるごと缶ビールという「ビール便」もあったとかなんとか。

長袖1枚でちょうどいいくらいだ。

奥穂高岳頂上からは、穂高岳山荘に下る。
当たり前だが、ヘルメットは基本装備である。

テント場。相変わらず超絶壁である。
14時到着だったのでぎりぎり空いていたが、
昔と違い、テント場がいっぱいになるとそれ以上張らせてくれない。
以前はテラスにも張らせてくれたんだが、
小屋に素泊まりするか、涸沢に下るように指示される。
あんまりテントで来てほしくないのかもしれない。
(このため、奥穂〜ジャンダルム間に設営したという人もいた)

で、穂高岳山荘にテントを張るのがよかったのだが、
そこから明日の横尾ははるか下界の谷底に見え、明日のやる気に影響するので、
今日のうちに横尾まで下ってしまうことにする。

横尾のテント場に設営する。
今日のコースタイムは11時間20分、
2泊3日のテント装備16kgを背負っていたが、
毎週富士山で鍛えたおかげかあまり疲れは感じない。
まあ、陸上自衛隊でも個人用装備30kg背負って12時間行軍とか、
旧陸軍でも35kg背負って昼夜で行軍していたので、16kgくらい屁でもない。
1900就寝、0540起床。
寝るときには寝袋なしでもいいくらいだったが、
朝はモンベル#3でやや暑いくらいだった。
2日目

準備をして横尾からスタート。
今日は槍ヶ岳まで1600m登るだけでいいので楽ちんだな。
その気になれば、槍ヶ岳まで行った後、今日中に上高地まで下山してもいいが、
明日(3日目)の天気もよいようなので、槍ヶ岳山荘に泊まりたい。

どんどん登る。

グリーンバンド。
このあたりも湧き水があり、平坦になっているため、
緊急時の止むえないビバークに良さそうだ。
例年ならこのあたりに多少は雪渓が残っているようだが、今年は全くない。

カールの上部まで来ると景色はかなりいい。

槍ヶ岳山荘に到着。

そこからは槍の穂先に登る。

ガスっているため何も見えない。
とりあえず写真だけ撮って下山する。

テントを設営する。
ここも穂高岳山荘テント場に負けず劣らずの絶壁テントサイトだ。
寝相が悪かったら落っこちそうだが、
地震があれば落石しそうな雰囲気であんまりよろしくない。
ちなみにここが、日本一高いテント場である(標高3060m)。

ちなみに12時にはテント場はいっぱいになってしまった。
いっぱいの場合は、20分下った殺生ヒュッテに張るように指示される。
これだけ風があるテントサイトなのにツェルトが4張りもあるのがすごい。
殺生ヒュッテのほうが風がなくて快適かもわからんね。
1900就寝、0415起床。
さすがに槍ヶ岳山荘のテント場は遅くまで騒ぐやつもおらず、
19時には完全に静かになる。
モンベル#3でちょうどいいくらいの温度であった。
3日目

夜明け前の槍ヶ岳。

暁の地平線。

カールも静まり返っている。
ヘッドランプをつけて登ってくる登山者がいる。

日の出になる。

日の出タイムには多くの人が出てきた。
御嶽・乗鞍の奥には、かなとこ状になっている積乱雲が。
レーダーで確認すると伊勢沖に激しい雨を降らしているもののようだ(距離250km)。

かっこいい。

では再度、槍の穂先に登る。
ちなみに小槍(写真右)に登るガイドクライミングが山荘で受付している。
所要3h、12000円だそうだ。

やっぱり渋滞する。
昨日は所要1時間だったが今日もそのくらいかかりそうだ。

なかなか怖そうだが、子供でも登っているしなんとかなる。

三角点(の残骸)。

かっこいい。

槍の影が見える。

新穂高温泉のあたりは雲の下になっているな。

奥穂高方面を拡大。
激しい岩場ばかりだな。

山頂の祠は写真撮影で行列になっている。

かっこいい。

ほぼ200度パノラマ。
横2400PIX。

常念岳の三角形がわかりやすい。

では、今日は夕方から雷雨だそうなので、とっとと下り始める。

谷底に下るとどんどん暑くなる。
途中で水を補給しつつ下る。

名残惜しい。

上高地まで戻ってきた。
槍ヶ岳山荘からは所要4時間25分。毎回こんなもんで降りてきている。
登りもそうだが、槍ヶ岳はコースタイムがやや緩い感じがするな。
上高地からは、山屋を適当に捕まえてタクシー相乗りで沢渡駐車場へ。
沢渡からは車で帰る。
Uターンラッシュのピークだが、渋滞ポイントよりも手前に我が家があるため、
あまり影響を受けずに帰ることができるが、
上信越道で渋滞につかまり、50分ほどロスをする。
以上、無事に帰還、総費用34k。