旅行記



2016/06 苗場山

苗場山は、新潟県・長野県境にある2,145mの山である。
公共交通機関では非常にいきにくいため、
これまで2009年に1回登ったことがあるのみだったが、
久々にマイカーの間合い運用が可能であったため、
早速行ってみたものだ。
前回は長野県の小赤沢から登るルートをとったので、
今回は新潟県の祓川から登るルートで行ってみたい。

この祓川ルートは、かぐらスキー場から登るルートだ。
苗場山といえば苗場スキー場と思うところだが、
苗場スキー場は苗場山から遠く、山名は「筍(たけのこ)山」だ。
しかし、何だかチョコのお菓子みたいな名前だし、
「たけのこスキー場」ではかっこ悪い(個人差はあるが)し、
「たけのこプリンスホテル」では全然締まらないし、
車のステッカーやスノボに「NAEBA」でははく「TAKENOKO」では、
というわけで苗場スキー場という名前になったのだろう(たぶん)。


前夜2045に自宅をスタートして一路、苗場山のかぐらスキー場を目指す。
国道17号をひたすら北上するとかぐらスキー場入り口になる。
夜の国道は慣れない山道で、燃費重視のため法定速度厳守で走行するが、
たまに本則+40のキハ285みたいな奴がいるので速やかに退避が肝心だ。
写真は三国峠。車体に固定したオンボードカメラで徐行しつつ撮影(画質は悪い)。


かぐらスキー場内の町営駐車場には翌0030到着。
国道17号からは林道を10km以上走りなかなか大変だ。
冬季はスキー場内のため、スキーで下ることができるが、
それでも時間が掛かりそうだ。
車中泊をして0500起床。
早速準備をして0525歩きだす。


ゲレンデを登り、徒歩25分で和田小屋。
まだ和田小屋は営業していないため、
ここまで勝手に車で上がってくるやつもいる。
営業していないが自販機は稼動している。


ここからはゲレンデから登山道に入る。
あとで地形図と航空写真を比較してみると、このゲレンデを登り、
ゲレンデの分岐ではひたすら右に行くことで、
登山道をかなりショートカットできそうな感じがする。
とはいえ、ゲレンデは意外と登りにくい(視界が開けているのはメリットだが)。
しかし雪がまったくなく、2週間前までスキー場が営業していたとは思えない。


登山道を進行するが何回かゲレンデと交差する。
通常の規模のスキー場ならばゲレンデを行ってもいいが、
超巨大なかぐらスキー場ではうっかりゲレンデに入ると迷いかねない。


7合目(和田小屋で5合目)になるとだんだん木が低くなってくる。
植生保護のため木道もあり、苗場山っぽい雰囲気だ。


展望がよくなってくる。



眼下には田代湖とスキー場が見える。



どんどん登る。



かっこいい。



神楽ヶ峰。2030m。
地形図では三角点があるはずだが、埋設されている予備標石だけがある。
本体は流出したのだろう。


神楽ヶ峰からは苗場山が見える。
なかなかこのコースは展望がよく、小赤沢から来るよりも良いな。
しかし、厳冬期にBCスキーでここまで来るんだから凄いもんだ。
とはいえ、ゲレンデトップからは登り標高差200m程度なのだが。
いったん降りて、正面に見える雲尾坂を登る。なかなか急勾配だ。
冬季はこれが激しく雪庇になるため苗場山には行けない。


坂を登り切ると頂上台地に入る。
幻想的な光景だ。


木道もあり尾瀬や鬼怒沼っぽい。
標高はそれらより高く、積雪量は多いため、樹木が少ない。


幻想的。



池もあり結構深い。
どうこから水が供給されているのか謎。


山頂だ。



山頂付近はご覧のように展望はない。
山頂に隣接して「遊仙閣」という山小屋があったが廃業して取り壊された。
前回来た時にはあったのだが。
ちなみに「仙遊郭」ではないので注意。


もちろんこいつも持参だ。



1等三角点。
隣の巻機山などと併せて1等三角網を形成。
なお苗場神社の方角はまったく別である。


暑いので長袖1枚でも余裕だな。



山頂ヒュッテは営業している。
100円を払いトイレを借りる。ありがたい。


内部は清潔で快適そうだ。
しかし、大部屋1つなので混雑してるとつらいところだな。


飲み物なども売っておりありがたい。
もっともこれに頼る前提の装備はしないが。


では山頂から往復50分ほどの苗場神社へ。
頂上台地の隅にあり、地形図での2060標高点の近くにあるため、
85mは下る必要があるが、台地上のため緩やかな勾配だ。


苗場神社。
長野県側にある苗場神社の奥の院という扱いである。
神社というより少し大きめの祠という感じだな。
例祭などではここまで宮司が登ってくるようだ。


では頂上で4時間近く満喫したので下る。
気圧の谷の接近に伴い雲が多くなってきた。


標高1840mでかぐらスキー場の第5ロマンスリストがある。
国道17号沿いにあるゲレンデベースは標高600m台のため、
標高差1200mは日本一の標高差になる。
厳冬期にここまで誰も来れるんだから凄いもんだ。
なお、ゲレンデベースからはリフトを5本乗り継ぐとここまで来れる。
所要時間は1時間も掛かるが、スキーでの下りも30分以上。まあ、そうなるな。


もっとも、このような上級者向けの林間コースという扱いだ。



和田小屋に戻ってきた。



そこから20分ほど車道を下り、駐車場へ。



林道を延々と車で下る。
フラットダートを走るのはなかなか大変だ。
途中、このように何回かゲレンデと交差する。


下る途中にはスキー場の施設もある。

帰りも燃費重視のため法定速度厳守で走行し、
往復20km以上の林道や、三国峠の山道などもあったが、
その甲斐あって燃費は22km/Lを記録(カタログ値23km/L)。

以上、無事に帰還、総費用10k。