旅行記
2016/04 那須岳
那須岳は、栃木県/福島県境にある山である。100名山選定。
一般的に那須岳というと、主峰の茶臼岳(1,915m)だが、
最高峰の三本槍岳(1,917m)も那須岳に含まれる。
今回が7回目の那須岳だ。
なお、100名山ハンターの場合、
茶臼岳と三本槍岳のどちらを登って那須岳クリアとするかで議論がある。
12月〜3月はバス便が1日2本、手前の大丸温泉までだが、
4月より那須ロープウェイまで毎時1本運行されるため、
アクセスが便利になったことから早速行ってみたものだ。
また、青春18切符が利用可能なことからかなり安くアクセス可能。
この時期は、まだまだ雪が残っているためアイゼン必携だが、
特に危険なのが剣ヶ峰の東面にある2ヶ所の雪渓の横断で、
滑ったらかなり下まで落っこちそうな雰囲気である。
この区間のためにピッケルを持参するか、
覚悟を決めていくかといったところだろう。
那須岳はお手軽なイメージがあり、
ロープウェイ利用で茶臼岳を往復すると標高差230m、往復1時間強。
しかし、ロープウェイを利用せず、茶臼・朝日・三本槍を周回すると、
累積標高差950m、コースタイム6時間5分と、まあぼちぼちになる。


早朝の大宮駅。
大宮駅では、先般開業した北海道新幹線の新函館北斗の表示があり凄い。
普通列車を乗り継いで黒磯を目指す。


普通電車を乗り継いで黒磯へ。
新幹線を使えばもう少し速いため、
普通列車が遅れた場合には新幹線に乗り換えればリカバーできる。
なお、新幹線を宇都宮那須塩原間だけ使うと30分早いバスに乗れる。
黒磯駅からバスに乗りロープウェイ駅へ。
往復2700円するが、2600円のフリーパスがオトクだ。

ロープウェイ山麓駅。
駅構内には、コインロッカーがあり200円と安い(黒磯駅は400円)。
道中の暇つぶし用のノートPCや時刻表などを放り込む。
ここから歩き始める。9時52分スタート。
ロープウェイは20分ヘッドのため、
タイミングが合わなければ歩いて登っても大して変わらない。
ロープウェイの標高は1390〜1690で300m差のため、歩いても30分だ。

しばらくは車道沿いの登山道を上がる。
コースタイム15分?、標高差80mを歩いて、登山口まで。
意外と雪が多い。

すぐに森林限界を超える。
那須岳は眺めが良いので大変面白い。
那須岳でも雪崩で死者が出ているので要注意だが、
さすがに今の時期は大丈夫だな。
ここは風が強いことで有名で、その例に倣い、やはり風が強かった。

剣ヶ峰東面のトラバースはなかなか怖い。
落っこちるとかなり下まで行きそうだが、
障害物は無いので死ぬことはなさそうだ。

岩場が多く要注意。

朝日岳から先は特に危険箇所はない。

雪もあるが踏み抜くこともない。
潅木が雪で埋まり、むしろ普段よりも歩きやすいくらいだ。

三本槍岳。
広義の那須岳の最高峰だ。

頂上は広くなっているが僕だけだ。
人が少なく不安なため熊鈴をつける。

三角点。

もちろんこいつも持参だ。

では往路を戻る。

朝日岳付近では岩場に注意。

朝日岳。
朝日岳まで戻ると人が多くなる。
みんな、茶臼岳と朝日岳の周回なんだな。

かっこいい。

帰りも雪渓を注意して通過する。

かっこいい。

茶臼岳。
ガスガスのためすぐに下山する。
気温は5℃と暖かい。

避難小屋内はこんな感じになっている。
予定宿泊禁止だが、想定火口域内の小屋に泊まる気にはとてもなれない。
小屋内には、ヘルメットなどが置いてある。
噴火時などの非常時には活用できそうだ。

小屋で休憩。
暖かいためだいぶ薄着でOKになってきた。
しかし、泥沼が多くて足回りが汚いな。

ここはだいぶ斜度が緩くなったが、
茶臼岳の斜面をトラバースする区間で、
斜面上部からサッカーボール大の落石が激しく飛び跳ねながら、
こちらに向かってくる。
落石に正対して動きを見極め、
ぎりぎりまで引き付けたところで大きく回避しようとしたところ、
途中で止まったため一安心。

ロープウェイ駅に戻ってきた。15時15分。
結局アイゼンは持参したものの使わなかった。

帰りは那須湯本温泉を代表する「鹿の湯」へ。
pH2.6と強烈な酸性温泉だ。
バスだと温泉に立ち寄るのが面倒なため行くか迷ったが、
那須まで来て温泉に入らないのももったいない。
鹿の湯は、41・42・43・44・46・48度の浴槽があり、湯治湯っぽい雰囲気。
しかし、一番奥にある46・48度の浴槽は、
那須温泉マニアなのか常連客なのかに陣取られており神妙な雰囲気。
48度のお湯は試してみると5秒くらいが限界だったが、
心臓がエンジンブローしかねないのでほどほどに。
最低温度の41度でもゆっくり入るには熱いから、
浴槽の温度は、37・39・41・43・45・47くらいにすれば初心者にも良さそうだ。
那須温泉では、一番のオススメは、
山屋でないと行けない(徒歩2時間)三斗小屋温泉だ。
次は同じく歩いてしか行けないが徒歩10分の北温泉で、
江戸時代から増築を重ねた建物がレトロな湯治湯の雰囲気で大変良い。
次は定番の「鹿の湯」といったところか。
どれも非常にオススメだが、上記3つは石鹸禁止洗い場もないので注意。

帰りも普通列車を乗り継いで帰る。
以上、無事に帰還。総費用 9k。