旅行記



2016/01 谷川岳

谷川岳は群馬県と新潟県の上越国境にある1977mの山である。
厳冬期は冬型気圧配置の出現率が高く、ほとんど晴れない。

ところがこのところの暖冬で激しい冬型にはならず、
高気圧に覆われる日が頻繁にあるところだ。
今日もそのような予報だったため、早速行ってみたものである。
なお、1月の谷川岳には登ったことがなかったため、
どんなもんかと様子を伺いに完全装備で臨んだ。



高崎から上越線で水上駅を目指す。



上牧駅からは谷川岳が見える。
毎回ここで山の状況を確認しているところだ。


水上駅に到着。
ここからバスに乗り谷川岳ロープウェイ駅へ。


ロープウェイで天神平に上がると完全に雪山だが雪が少ない。



まだギリギリ夏道になっているのでトレースに沿って進む。
一部切れ落ちているところがあり要注意。


かなり雪が深く、ワカンかスノーシューが必要だろう。
途中で西黒尾根から上がった2人が降りてきてラッセルが解消されたようだ。


なかなか沈むためしんどい。



振り返ると上州の山々が。



肩の小屋に到着。
すぐ前をおそらくロープウェイ組みでは先頭であろう、
トレランスタイルの2人組は、軽量装備(ザック7L?)で上級者の予感が。
日本アルプス縦断アタッカークラスのトレランナーでは、
夜通し走り続けて熱を生産するため、防寒着や非常用装備は不要だ。


トマの耳からオキの耳を見る。
西黒尾根から上がってきた者もいて、トップにはなれなかった。


雪庇が出ていて要注意だな。



オキの耳。1月の谷川岳に登ることができた。



もちろんこいつも持参。
ピッケルとセットでかっこよく撮れた。


かっこいい。
まだ超絶壁のマチガ沢にダイブするボーダーはいない。
安全に滑るには冬季オリンピックでメダルが取れる程度の技術が必要だそう。
このため超賑わっている時期には、1〜2人はマチガ沢に行く人がいる。


上州側の絶壁に気がいきがちだが、
越後側もそこそこの斜度になっていて、雪が硬いと危ない。



水上駅前の商店で買った冷凍どらやきを食べる。
今の時期ならほどよく半解凍になっていてうまい。



360度の展望だ。



奥の院に行ってみる。
越後側に落ちないように念のためピッケルが必要だ。


頂上に戻ってきて撮影してもらう。



頂上で2時間以上過ごしたので、
いったん避難小屋で体勢を整えた後に下山にかかる。
赤い誘導旗は沼田山岳会のものだ。
えびの尻尾が出来ていたので、数日前に設置したものだろう。


避難小屋も凄い雪になっているな。
まだ小屋には誰も泊まらないようだ。
明日も天気がよいので、誰か泊まるものかと思ったが、
天気予報が外れて寒波が来れば2週間は下山できなくなる恐れもあり、
なかなかロシアンルーレットな夜を過ごす羽目になる。
このためそんなチャレンジャーな奴はいないだろう。


では下山に掛かる。
下りは6本アイゼンを使用。10本のほうがよかったな。
(チェーンスパイクの人もいたが)


天神平に戻る。



土合駅から電車に乗り、上り方面へ。
3両編成の電車は18きっぱーで乗車率100%以上となっていた。

1月の谷川岳に登れて大満足。
しかし冬季の谷川岳はひとたび天候が荒れれば大変なことになる。
好天を見極め、人が多い休日を選定して、
最短コースの天神尾根から速やかに往復するのが安全確保の基本だ。

登り 0922天神平駅 → 1126オキの耳 所要2:04 CT2:30(83%)
下り 1352肩の小屋 → 1445天神平駅 所要0:53 CT1:30(59%)

以上、無事に帰還。総費用 8k。