旅行記
2015/12 谷川岳
谷川岳は群馬県と新潟県の上越国境にある1977mの山である。
12月になり冬型の出現率が高く、谷川岳はほとんど晴れない。
明日は低気圧の影響で関東の太平洋側で雨。
このようなときは、西から接近する低気圧の影響で、
天候が悪化する前に半日〜1日ほど、
西高東低の冬型気圧配置が崩れ、脊梁山脈の天候が回復する。
このため平日であったがチャンスとばかりに谷川岳に向かった。
なお、土樽駅からの茂倉新道も検討したが、
結果的には天神尾根往復で大正解だ。


高崎から水上へ。
水上からはJR新潟支社の車両で土合駅へ。
2両編成で6人しか乗ってない。
上越新幹線が整備新幹線だったら、
新前橋以北は3セク化、水上以北は廃線だったな。


土合駅からは谷川岳ロープウェイ駅まで歩く。
結構頑張って歩いても徒歩25分を要する。
これは、土合駅ホームがはるか地下深くにあるためだ。
水上駅からバスで行く場合に比べて到着は15分遅くなる。

ロープウェイで天神平にあがる。
天神平は曇りになっていて頂上も見えない。
ヤマテンでは晴れと言っていたのだが、とりあえず登ってみる。

新雪5cm程度とたいしたことはない。

熊穴沢避難小屋はまだ建物が出ている。

しばらくすると米軍の戦闘機の爆音が2回轟く。
高度は低い。
訓練空域そのものは航空自衛隊所管で高度23,000ftまであるが、
ガスの中で戦闘機が低空で訓練飛行することはないため、
すぐ上は晴れている予感がしてくる。

しばらく行くとラッセルの先頭に追いつく。
4人ほどで交代でラッセルしているようだったので、
先頭を代わり、後続を徐々に引き離しながら登る。

自分の前に道はない。自分の後ろに道ができる。
冬山の醍醐味だな。

30〜40cmの新雪をラッセルしつつ登ると頂上へ。

後ろは雲海になっている。

トマの耳。
もちろん誰にも踏まれていない。

雲が上州側から越後側に滝のように流れていて幻想的。
谷川岳ではこの現象を3、4回くらい見たことがある。
毎回、上州側から越後側へだ。なぜなんだろう。

トマの耳からオキの耳へは、まだ夏道と同じ。
このため上州側に滑落しないように要注意。
特にトマから下るところは危険だ。

頂上。

こいつも持参。

かっこいい。

360度パノラマ。(横2400PIX)


御歳暮でもらったなどの菓子をいただく。
どら焼きは今日、水上駅前の商店で買ったものだ。

やっと人がきたので記念撮影をお願いする。
もちろん、完全装備だ。

徒歩5分くらいの奥の院に行ってみる。

誰もいない。

1時間半ほど眺めを楽しむなどしたので、
トマの耳に戻る。
単独のため最後尾にならないよう注意が必要だ。

三角点(の残骸)。タッチ。
これは三角点の基部に埋設されているはずの予備標石だ。

肩の小屋が武田城状態になっている。
武田城状態の山小屋はそれほど珍しくはないが、
雲上の宿に泊まってみたいもんだ。
もっとも今の時期にここに泊まると冬型気圧配置が続いて、
2週間くらい幽閉される可能性もあるが・・・。

気温は0℃と暖かい。

肩の小屋で休憩。

最後尾になりそうだったので下山する。
天神平スキー場が見える。あそこまで下るのに1時間強だ。

天神平スキー場まで戻ってきた。
結局アイゼンは持参したものの使わず。ピッケルも使う場所はなかった。
谷川岳が見える。

ロープウェイに乗って下る。
まだ雪不足でゲレンデがオープンしてないのでさびしいな。


土合駅まで歩いていき、電車に乗る。


切符はいつもの群馬ワンデーパス(2100円)だ。
登り 0922天神平駅 → 1113オキの耳 CT2:30(74%)
下り 1335肩の小屋 → 1443天神平駅 CT1:30(76%)
12月の谷川岳に登頂できて大満足。
これで、谷川岳は、2・3・4・5・6・8・9・10・11・12月に登頂した。
冬の谷川岳は、好天時に、天神尾根から往復するのが精一杯。
ラッセルになれば人が多い土日でも頂上には届かない。
今回の登頂は好天に助けられ、かなり運が良かった。
以上、無事に帰還。総費用 6k。