旅行記



2015/11 八ヶ岳(本沢温泉〜赤岳) モバイル版

八ヶ岳は、長野県/山梨県にある山域である。
最高峰は赤岳2,899mである。

今回は以下のようなスケジュールだ。

計画
1日目:みどり池入口BS→本沢温泉→夏沢峠→硫黄岳→赤岳鉱泉
2日目:赤岳鉱泉→赤岳→硫黄岳→天狗岳→黒百合ヒュッテ
3日目:黒百合ヒュッテ→麦草峠→稲子湯
実施
1日目:みどり池入口BS→本沢温泉→夏沢峠→オーレン小屋
2日目:オーレン小屋→赤岳→硫黄岳→天狗岳→黒百合ヒュッテ
3日目:黒百合ヒュッテ→麦草峠→稲子湯

往復ともアプローチは新幹線佐久平経由で、
登山口・下山口は稲子湯からだ。
八ヶ岳東面からのアクセスは北から順に、
 ・佐久平駅からの蓼科牧場
 ・佐久平駅からの麦草峠(5月〜10月前後)
 ・小海駅からの稲子湯(GW〜11月末)
 ・野辺山駅からの杣添尾根
 ・清里駅からの真教寺尾根(GW〜11月末)
などに限られるが、真教寺尾根は難易度が高く、
時期の問題もあり、往復とも稲子湯からだ。

なお、これまで八ヶ岳では、
美濃戸山荘・行者小屋・赤岳鉱泉・硫黄岳山荘・赤岳天望荘・夏沢鉱泉・
オーレン小屋・本沢温泉・黒百合ヒュッテ・高見石小屋・縞枯山荘
の11小屋に泊まったことがある。


今回搬入食料。
なお、カレーや菓子のパッケージなどは予め剥がして持参している。
3日分で1日あたり3000〜3500kcal、塩分5gだ。
このほか、アタック用25Lザック、6本軽アイゼン、防寒着などを持参し、
重量は久々に重い16.75kg。
体重の1/3以上となりなかなかつらい。


1日目



高崎駅からは新幹線で一気に佐久平駅へ。
E2系はE7系に慣れると少し古い感じもするな。


乗車券類。
小海駅からはバスに乗り、登山口の稲子湯(みどり池入口BS)へ。


歩き始める。



本沢温泉で休憩。



気温は4℃とこの時期にしては異様に暖かい。
このため八ヶ岳にはまったく積雪はない。


夏沢峠まで登ると、硫黄岳は強風&ガス。
平日のため人も少ないし、久々の重いザックで疲労も結構あり、
予定を変更してオーレン小屋に小屋泊まりすることにする。
この程度で折れるのは大変情けない。


オーレン小屋。
内部は非常に快適。
非常用の寝具や非常食もあり、遭難防止の取組みは非常にありがたい。


荷物を展開して昼飯&夕飯にする。



しかし、この小屋に僕1人ということは、
今夜は、僕を含む直径3kmの円内に人間は僕1人ということになる。
なかなかそういう経験をした人は居ないのでは。


水場は生きているのが助かる。水は命だ。



テント場はスノコがあり快適そうだ。
夜飯はいつものカレー。
1人の暗い夜が訪れる。
何回か1人での夜を経験しているが、山の夜はなかなか怖い。


2日目


翌朝。
5時半起床、6時出発。


雲海となっている秩父山塊から日が昇る。



今日は良く晴れている。



朝陽があたる。



硫黄岳へ。



赤岳を目指す。



かっこいい。
八ヶ岳でのハイライトになるルートだ。


硫黄岳〜横岳〜赤岳間は、森林限界以上の縦走が楽しめる。
風もこの時期としては弱く登山日和だな。 
昨日降雨があったはずだがまったく雪はない。
念のため6本アイゼンを持参したが完全にお荷物に。


横岳。



赤岳天望荘。
すでに冬季閉鎖している。
ここにザックをデポして赤岳を往復してくる。


赤岳頂上に到着。



かっこいい。
ちなみに赤岳神社は奥の祠だ。


こいつも持参。



かなり暖かい。
0℃を少し切るくらいの感触だ。


三角点。



霧ヶ峰の奥には、真っ白になった立山・剱岳が見える。



長野県警のヘリが硫黄岳〜赤岳の岩壁を捜索中。
何かあったようだ。


山頂で1時間ほど過ごしたのでいま来た道を戻る。



夏沢峠を越えて根石岳・天狗岳へ。



このあたりは白い砂地の道が多い。



天狗岳。



黒百合ヒュッテに到着後、すぐ夕飯にする。



規模が大きく、なかなか快適そうな小屋だ。
太陽光発電と風力発電により、ディーゼル発電機の音がしないのもいい。
小屋の中は意外と混雑していて、1畳1人程度の入れ込みになっている。


テントを張る。
ここは1人1000円する超高級テント場である。
地面はぬかるんでいるが、スノコを利用可能で快適に幕営できる。
しかし僕が到着したときにはスノコは既に品切れだった。
(1張で4枚使っているパーティ等が原因だ)
トイレも下界の駅のトイレよりも綺麗で、
小屋とテント場共用のためテン泊でも利用できる。
このため初心者にもオススメだな。


意外と幕営者が多い。
その後はやることがないので寝る。19時半就寝。


3日目



翌朝。
6時20分起床。
温度計はマイナス1℃になっているがこれは小屋の玄関の暖気の影響。
実際はマイナス3℃くらいだろう。
モンベル#0(快適-7℃)+ホッカイロ5枚で快適に熟睡。


明るくなってきたので出発。



北方面の麦草峠を目指す。



高見石。
5年ほど前に泊まったことがある。
2人で個室を利用し非常に快適だった。なかなか良い小屋だ。


北に進むとついに麦草峠。



ここが麦草峠だ。



春夏秋は車でも簡単に到達できる国道では日本2番目に高い峠だが、
今の時期は道路が冬季閉鎖されていて静まり返っている。
厳冬期になればこの道路もスキーコースやスノーモービルの街道になるが、
今の時期は通る車はいない。


閉鎖された道路はなかなかよい。
道路マニアにはオススメだな。


麦草峠からは稲子湯に向かって降りる。
途中、苔むした森を通過する。屋久島のようだ。


途中のシャクナゲ尾根は人が少ないが、途中で1人追い抜いて心強い。
シラカバ尾根はまったく無人のようだが、こちらはある程度通行者が居るようだ。
黒百合ヒュッテのオヤジ曰く「あんまり素人にはオススメできない」との事。
シャクナゲ尾根を下りきると、入り口だった稲子湯BSに出る。


少し下ると稲子湯に。
1時間20分ほど時間があるので温泉に入る。


無人だったので湯船を撮影。
8℃冷鉱泉だが、沸かしているためもちろん暖かい。
沸かす過程で遊離二酸化炭素はかなり飛んでいるが、白い濁り湯である。
冷鉱泉の悩みの種は湯を沸かす燃料費であるため、
燃料費を節約するなら循環式にするところだが、
源泉を掛け流していているのに入浴料金600円は良心的。
湯船6000L分を沸かす(Δ40℃)となると、
燃料はボイラーの効率を50%としても50L程度が必要で、
燃料費の負担は相当大きいものと思われる。


温泉では体重を測る。
49.5kgと成人になってからの最軽量を記録し絶句。
だから最近体調が悪いのか。


その後はバスで小海線小海駅まで出る。


佐久平駅からは新幹線に乗る。(HDR±1EV)


上りかがやきが253km/hで通過していき大迫力。


新幹線で一気に高崎へ。

1日目 1015→1415(所要4:00 CT4:35 87%)
2日目 0600→1550(所要9:50 CT9:05 108%)
3日目 0800→1250(所要4:50 CT6:00 81%)

以上、無事に帰還。総費用20k。