旅行記



2015/10 両神山(八丁尾根) モバイル版

平日のため近場の山に車で行ってきたものだ。
甲武信ヶ岳などと迷ったが、
まだ両神山の八丁尾根に行ったことがなかったため、
行ってきたものである。

(両神山ルートの概要(人が多い順))
・日向大谷ルート
  バスでアクセスでき、往復6時間のため最も人が多い。
  顕著な危険箇所はないが、トラバースが多く、要注意。
  これまで7回利用。
・八丁尾根ルート
  登山口までは車のみ。往復5時間40分。
  鎖場多く危険。土日は駐車場少なく満車の恐れあり。
  積雪期は超危険+登山口への林道が閉鎖され利用不可。
・白井差ルート
  バスでのアクセスは登山口手前1時間まで。
  往復3時間45分と最短ルートで、危険箇所もない。
  ただし地権者への入山料1000円と事前予約が必要。
  定員制のため土日はキャパオーバーで断わられるかも。
・作業道ルート
  コースタイムで推定往復4時間弱の短いルート。
  ただし山地図には載っていないバリエーションルートで、
  非常に危険なため上級者専用だ。
  積雪期は超危険+登山口への林道が閉鎖され利用不可。
  なお、山岳保険がおりないという噂があるが真偽は不明。


車で国道299号を経由し、八丁隧道登山口を目指す。
途中、双子山が見えてかっこいい。


国道299号と分かれると志賀坂林道。
舗装されているが鋭い石でパンクに注意。



登山口の八丁隧道。
ここまでのバス便はなく、タクシーで1万円以上かかる。
数人乗り合わせなら面白いかもしれないが、現実的ではないな。


では、準備を整えてスタートだ。
八丁隧道から両神山は、鎖場が30箇所(数え方による)あり、
危険ため中級者以上専用コースである。
当然、ヘルメットが必要だ。
0850、8パーティいるようだが最後のスタート。


八丁峠までも意外と落っこちそうで危ない。



八丁峠。



いい感じの紅葉だ。



見晴がよい。



鎖場の先に先行者が見える。
なかなか凄い展望だ。


どんどん進む。



かっこいい。



西岳。
まだ山頂は先だ。


振り返るとさきほど追い抜いた人が見える。
なかなか怖いが、落ちなければどうってことはない(落ちると死ぬ)。


鎖は補助的に設置されたものも多く、多くは鎖無しでも登れる。



こういうナイフリッジの通過もある。甲斐駒の黒戸尾根より怖い。
ネットではここが一番怖いという報告も多かった。


アップダウンの連続で神経を使う。



東岳。
ここまでくれば、山頂までは普通の登山道だ。


山頂に到着。
登山口の1210mからは標高差500m強だがアップダウンがあり実際は不明。


うむ。



うむ。



昼飯にする。
まず、結婚式の引き出物でもらった菓子をいただく。
なお、東京ガスのベストを着た社員が当然ガスで湯を沸かしていた。


晴れの予報だったがガスが多いな。



2等三角点。タッチ。



ガスが取れない。残念。
諦めて1時間半ほど休憩したのちは往路を戻る。
帰りも慎重に。


何とか無事に登山口まで戻ってきた。



帰りも慎重に運転して帰る。

難易度的には、山地図での実線ルートであるので、
表妙義縦走のように超危険というわけではないが、
時間が長いため集中力を切らせて落ちるということがないように注意。
無雪期の実線ルート同士で比較すると、
剣岳別山尾根、穂高岳重太郎新道、などより難しい。
僕のような者が何度も通ると本当に落ちかねない。
危険なため、今後は当ルートは使わず、日向大谷ルートを通ろう。

行き 0850→1105(2:15 CT3:10 71%)
帰り 1235→1430(2:05 CT2:30 83%)


以上、無事に帰還。総費用5k。